CTS夏期手当 社員2.45月  
  物価高騰に逆行する低額回答だ!
  
  CTS2025年度 夏期手当回答(6/16)
    ■社員 
       基本給の2・45カ月 
        ■契約社員 
      ・6カ月未満 無し 
      ・6カ月-1年未満 4万円+一時金7万円 
      ・1年以上-3年未満 5万円+一時金7万円 
      ・3年以上-5年未満 7万円+一時金7万円 
      ・5年以上 12万円+一時金7万円 
        ■パート社員(月100時間以上) 
      ・6カ月未満 無し 
      ・6カ月〜 1年未満 4万円+一時金6万5000円 
      ・1年以上〜3年未満 5万円+一時金6万5000円 
      ・3年以上〜5年未満 7万円+一時金6万5000円 
      ・5年以上〜 12万円+一時金6万5000円 
    <支払日> 6月27日以降、準備でき次第 
     
   
  赤字決算の矛盾を社員にしわ寄せ
  6月16日、CTSは2025年度の夏季手当について別表の通り回答した。 
    社員については「基本給の2・45カ月」(昨年と同額)。契約・パート社員についても昨年と同額だ。 
    昨年4月のコインロッカー事業の移管(約一億円の減収)により、CTSは2024年度、▲5600万円という初の赤字決算を計上した。動労千葉は団体交渉で「会社再編を理由とする赤字決算の矛盾を、社員に押し付けることは絶対に許されない」とくり返し要求してきた。 
    しかしCTSは、現場にコスト削減、要員削減、労働強化を押し付けるばかりか、昨年来、期末手当や一時金を削り取り、賃金面でも社員にそのしわ寄せを押し付けてきている。 
    23年度には年間5カ月出していた社員の期末手当は昨年からマイナス0・1カ月(約2万円前後)減、プラスアルファの一時金についても、コロナ禍以前の2019年には夏4万円、年末3万円を出していたのに去年も今年もゼロだ! 
    ここ何年も続く異常な物価高騰との関係でも、現場の切実な要求に逆行するとんでもない低額回答と言わざるをえない。コロナ禍でJRの業績がダウンしたら減額。JRの業績が回復しても「今後の見通しは厳しい・・」と減額、会社再編でドル箱のコインロッカーを取られ赤字だからと減額! 
    ふざけるのもいい加減にしろ、という話だ。 
    物価高騰が続く中、現場から悲鳴にも近い切実な要求が上がっていることはCTS本社も分かっているはずだ。絶対に許せない。 
  赤字決算でもいいから賃金あげろ!
  これに先立つ6月9日、動労千葉は申し入れにもとづく団体交渉を行った。①夏期手当については社員3・8カ月分、②契約・パート社員でも同じ基準で支給すること、③物価高騰への緊急対策として一律10万円を支払うことを求めた。 
    そして、「内部留保はあるはずだ。たとえCTSが赤字決算になろうが、現場社員が生活していけるだけの賃金を出すべきだ」と厳しく突きつけた。 
    また、正規・非正規の支払い格差の是正、現場から強い要求が出ている住宅手当の改善、ガソリン代(通勤手当)の支給基準の見直し、嘔吐物処理手当などの支給を求めたが会社は全くのゼロ回答を強行した。 
    ひたすら金もうけに走り、グループ会社に矛盾を押し付け、現場に飢餓賃金を強制してでも黒字を稼ごうというJR東日本ーCTSを絶対に許すな! 
    動労千葉に加入し、ともに闘おう!  |