home page日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

11月集会報告 A 呼びかけ団体の発言(要旨)

 ◇開会あいさつ 港合同・木下執行委員

この全国労働者総決起集会は今年で24回目を数える。国鉄闘争と関西生コン弾圧を二つの柱にしながら、全国の労働組合を甦らせ、階級的団結を取り戻していく、そうした闘いの出発点だ。
動労千葉と関西生コン支部はそれぞれ新体制が確立し、組織拡大を実現しながらこの集会へと結集してくれている。激しい組織破壊を乗り越えて、この中に展望がある。全世界の仲間に届くようなこの熱気と運動を発信していきましょう。

◇基調報告 動労千葉・関委員長

ウソと欺瞞に満ちた総選挙が終わった。30年あまりにわたって吹き荒れた新自由主義攻撃が崩壊しようとしている。岸田までが「新自由主義からの脱却」を口にせざるを得ない状態だ。野党も与党も分配が大事だと言いうが、それはペテンだ。
2千百万人の非正規も、格差・貧困や労働法制解体によって生み出された。数十億の人々を飢餓に突き落とし、民主主義的なものを破壊し、中東では20年に及ぶ侵略戦争を生み出した。そして今、東アジア・中国を焦点に大軍拡、侵略戦争の危機を過熱させている。「資本主義の終わり」が始まろうとしている。歴史はいよいよ動こうとしている。
呼びかけ3労組は、新自由主義攻撃の渦中で強力な団結をつくりあげた共通点をもっている。そのもとに集まった皆さんは、この困難な時代に決して負けず、展望を見失うことがなかった存在だ。その必死の努力が時代と結びつき、力を帯びるときが来ようとしている。
新自由主義を終わらせる鍵を、労働組合が握っている。その闘いは、否応なく社会の根本的な変革を求めるものにならざるを得ない。日本の労働組合は新自由主義攻撃に立ち向かえず崩れてきた。労働組合のあり方を刷新しなければならない。
第一に、労働組合を資本と闘うための武器として位置づけること。
第二に、一番大事な課題として「どんな時代に生きているのか」という時代認識を明確にすること。
第三に、労働者が社会の主人公であることへの誇りを、団結と闘いの土台に置くこと。
第四に、労働者に国境はないこと。
第五に、反戦闘争を労働組合の本質的課題として位置づけること。
世界中で労働者民衆は燎原を焼き尽くす炎のように立ち上っている。アメリカではストライキが全米を席巻し、民主労総は委員長を逮捕、集会の禁止の大弾圧を打ち破って、10月20日26万人がゼネストに突入した。ミャンマーでは、国軍クーデターとその後の大虐殺に対し、民主派が戦闘開始を宣言し、命がけの闘いが開始されている。私たちも同じ時代を生きている。必ず時代は動き出す。これまでなら不可能だと思われたことも可能性をもつ時代だ。労働運動の再生は、時代の最先端の変革だ。大胆に踏み出そう。知恵と力、職場からの実践をもって、時代に踊り出る飛躍を実現しましょう。

◇特別報告 関生支部・武谷書記次長

関生支部は10月10日の定期大会で新体制を確立した。湯川新委員長のもと全組合員が団結し、権力弾圧粉砕・大阪広域協の組合つぶし粉砕・関生型産別労働運動復権に全力を尽くすことを確認した。
大会の2日後、大阪広域協に加盟している生コン関連企業の労働者2人が関生支部に加盟し、組合結成通知を行った。いま関生に入ったら仕事が干され解雇され逮捕・勾留されるかもしれないというのが一般的な見方だ。だが関西の仲間との共同行動を見て加盟を決意してくれた。
労働者らは闘う労働組合を求めている。階級的労働運動の復権と闘う労働組合の全国ネットワークを実現し、私たちが暮らしやすい社会づくりを目指して共に闘おう。

◇改憲阻止の訴え 高山俊吉さん
(改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人)

今回の衆院選、「自民党が単独過半数をとった」「改憲の発議に必要な3分の2を超えた」と報道がなされているが、実体は自民党に投票した人は1900万人台、有権者2割を割っている。野党共闘は自民党と対決するものなんかではない。枝野と岸田が言ってることはどこが違うのか。その枝野を共産党は支え

ると言っている。全体が翼賛国会だ。
改憲と戦争阻止の闘いの決定的な好機が到来している。しかし闘う運動や組織が事実上ないに等しい特異な状況だ。言い換えれば、本当に闘おうと考える人たちの周りに多くの人たちが集まる、その可能性がここに存在する。怒りの結集をもって岸田政権を打倒しよう。

◇閉会あいさつ 金元重さん (国鉄運動呼びかけ人)

本日の集会は、労働運動の再生の決意を一層固め、労働者国際連帯の強化としても大きな成果を勝ち取ることができた。
現下の私たちの闘いの焦点は、関生弾圧を粉砕することにかかっている。どうかこの闘いに皆さんの力を結集していただきたい。
関生支援の全国反弾圧全国同時アクションが提起されている。結集を訴える。

組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

  >ページの先頭に
前のページに戻る