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最賃が28円上がるのにゼロ回答! CTSは時給の引き上げをおこなえ!

動労千葉は9月27日、最低賃金が引き上げられる(千葉では+28円)ことから、時給の大幅な引き上げを求めてCTSと団体交渉を行った。

しかしCTS本社は、許しがたいことに「10月1日での時給引き上げは考えていない」とゼロ回答を行った。

この1年半、仕事は次々増えているのに要員は補充されず、満足に年休も入れられない事業所も出てきている。コロナ禍のすべての矛盾を現場を支える労働者、グループ会社に押し付けるJRーCTSの姿勢は断じて許しがたい。契約・パート社員への賃金抑制は、正社員の賃金にも大きく影響するものだ(社員も2年連続でベアゼロ!)。

会社は「10月(車両清掃)、11月(駅舎清掃)の契約更改の結果を見て判断する」としており、現場から「時給上げろ!」「生活できるだけの賃金をよこせ!」の怒りの声をあげ、時給の引き上げさせよう。

団交でのやりとりは以下のとおり。

「2年近く、1円も上がってない!」

組合: 2000年1月の改定から2年近く、契約・パート社員の時給は1円たりともあがっていない。大幅な引き上げが必要だ。

会社: 10月1日での引き上げは考えていない。車両清掃の契約更改(10月)、駅舎清掃の更改(11月)の結果次第で判断、と考えている。

組合: 10月から千葉では28円上がって953円になるが各事業所の時給で下回る事業所は?

会社: 今のところはない。

組合:最賃に抵触してなくても、社会の動きに対応して上げなければCTSの賃金は社会的に陥没していく。政府ですら「早期に全国平均1000円」と言ってるのに。都内での時給(10月から1041円)との格差も広がるく一方だ。千葉以西(1030円)ですら下回っている。

会社: 繰り返しになるが契約の状況を見てからでないと決められない。

組合:CTSは、支出の8割が人件費の会社だ。契約額から時給を決めるんじゃなく、「人を雇用するには、これだけの賃金が必要だ」と積み上げてJRと交渉していかなければ、いつまでたっても賃金は上がらない。

半年で採用は数名。「仕事は増え、人は減る一方だ!」

組合: この間、コストカット(3年で10%)で様々な仕事、要員が減らされている。採用は今も止めているのか。

会社: 基本的に新規採用は止めている。千葉以東で、どうしても穴が空いた事業所だけ。

組合: この半年で何人採用したのか。

会社: CTS全体で3?4名程度。

組合:コロナが収束したら労働力確保が大変になるのは目に見えている。仕事ばかり増えて、人は減る一方。辞める人が出ても補充しない。キチンと安定して働いていけるだけの賃金水準まで上げるべきだ。

組合:木更津で、自分はダブルワークで、やっと生活できているのが現実だ。社員は副業は禁止だが、月々の手取りは、契約社員とたいして違わないから余計に大変だ。ダブルワークなしで、CTS一本で食べていけるようにしてほしい。

組合員の就労希望を無視しての新規要員補充は許されない!

さらに組合から、木更津事業所における要員補充の問題について会社を追及した。

JRとCTSは木更津支部の花崎前支部長のエルダー雇用に際して、本人の希望(=木更津一本)を無視して強制出向先であったCTS千葉事業所でそのまま就労させてきた。組合からは、1年以上にわたって「花崎君を木更津で就労させろ」と要求し、くり返し、くり返し、相当な話し合いを続けてきた。

にも関わらずCTSは、木更津の清掃部門で欠員が出たのに、花崎君の要求を無視し、新規の人で要員補充を強行した。

かたくなに花崎君の木更津就労を拒否するCTSの姿勢は、動労千葉に対する忌避、不当な意思のあらわれであり絶対に許されない。この問題については引き続き、とことん追求していく。

【団交でのやり取り】

組合: 木更津の清掃に8月から新規の人が入ったが。

会社: 就労支援センターで職場体験に来られた方。木更津で1人欠員が出たので声をかけた。

組合: 以前から花崎君が木更津清掃での就労を希望しており、さんざん会社とも議論してきた。あまりにも不誠実ではないか

会社: ・・・。

組合: 今日は別のテーマなのでこれ以上言わないが、本人の希望に沿うように取り扱うべきだ。

 

組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

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