home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No .

CTS−計画業務受託する技術・経験、ノウハウなどないことを自認 !

構内計画業務の受託に関する申入(申58号)及び
プロパー社員の技術教育に関する申入(申60号)で、
CTSを徹底的に追及!

 9月6日、千葉鉄道サービスにおいて、動労千葉申第58号(構内計画業務に関する申し入れ)と60号(プロパー社員の教育・要請に関する申し入れ)に基づく団体交渉が行われた。団交の概要は以下のとおり。

CTSー計画業務の技術・経験、ノウハウは全くなし!
【第58号に関する団体交渉について】
 まず、CTSとして、計画業務の技術・経験、技術者がいるのかどうかを質した。
組合 CTSとして計画業務の技術・経験、ノウハウはあるのか。
CTS これまで計画業務を行ったことはなく、技術・経験、ノウハウは今はない。
組合 計画業務を受託できる根拠な何か。
CTS JRで計画業務を行っている人が出向で来ることが前提である。
 このように、本来、計画業務を受託できる条件が全くないことをCTS自身が認める回答を行ってきた。
 計画業務受託に向けた当面する予定について追及した。
組合 計画業務受託に向けた教育・訓練等についてはどのように考えているのか。
CTS JRで出向者に対する事前通知が行われた後、担当者に対する教育等を行う。
組合 具体的な時期はどう考えているのか。
CTS JRと調整中だが、9月下旬で考えおり、20日以降で、連休明け(24日頃から)を考えている。期間は、3日〜4日で考えている。
組合 内容はどのようにするのか。
CTS 計画には情報が集中するので、受託後は、JR監督員→CTS作業責任者→計画担当者と情報が流れることを周知する。

CTSでも管理者が増えるという異様な体制強化!
 さらに、計画業務受託後のCTSの要員体制及び業務体制について質した。
組合 計画業務受託後の管理者等の要員体制はどうなるのか。
CTS 現在行っている作業責任者の体制で変更はない。
組合 佐倉運輸区から幕張に1名が出向になっているはずだ。管理者が増えるということではないか。
CTS 現在、幕張事業所は7人で木更津派出も含めて2徹1日勤を回しているため、足りないことから1名を当直体制に入れるために受け入れた。
組合 休日が5日少なくなることから日記が増えるが、日勤の時には、清掃等との込み運用は行わないこと。
CTS 清掃業務を行わせることはない。

プロパー社員19名の内、千葉での教育は6名、13名は他支社で教育ーJR東日本本社が絡んでいたことが明らかに!
【第60号に関する団体交渉について】
組合 現在、プロパー社員をJRの大井工場で教育しているが、目的は何か。
CTS 来年度にはCTSで仕業を行ってもらうため、車両に関する技術教育を9月まで行い、10月から機能保全に入る計画になっている。
組合 機能保全に配置するというが、具体的にどうするのか。
CTS 19名が配置になるが、千葉支社では人数が多すぎるとのことで、千葉支社及び東京4支社(東京、八王子、横浜、大宮)で受け入れてもらうことになった。
組合 配置する人数はどうなるのか。
CTS 千葉では幕張と京葉に3名ずつ程度配置し、13名は4支社に配置する。
 JRからの指示を受けることになるので、出向として受け入れることになる。
組合 技術教育を行うというが、千葉支社の業務を受託し、その業務を行うのに、なぜ他支社での教育を行う必要があるのか。
CTS 千葉支社のグループ会社であり、本来は千葉で行うのが普通だと思う。しかし、千葉で人数を受け入れられないということで、JR東日本本社にも調整をお願いして13名の受け入れをお願いしてきた。
組合 機能保全は半年行うというが、半年程度で一人前になると考えているのか。JRでも2年、3年は機能保全を行っている。
CTS 半年で必要な経験をしてもらうように考えている。
組合 経験とはなんだ。技術を身につけることは単なる経験ではできない。数年をかけて体で覚えなければ仕業検査などできない。
CTS ・・・教育を行うことになる。
組合 4月からはCTSで訓練するというがどうするのか。
CTS CTSで仕業の見習等を行い、夏頃から本番で使いたいと考えている。
組合 19名は、ハンドル担当にすることが前提だとしているが、いつ頃をメドに試験を受けさせるのか。
CTS 限定免許は、年2回あるが、来年秋頃には試験を受けることを考えている。また、仮に受からない者が出た場合には、険修職を行ったもらうことを考えている。
組合 プロパー社員ができあがった場合、出向者を清掃等に配置換えすることがあり得るのか。
CTS CTSとしてはそうしたことを行うことは考えていない。仮に行う場合は、JRで出向の手続き変更を行うことになる。

 以上のように、プロパーの教育には、JR本社も絡んでいることが明らかになったが、これは、動労千葉対策であることは間違いない。
 また、機能保全を半年程度行っただけで仕業を行わせること自体、険修技術の崩壊を招くものであり、外注化による運転保安の崩壊を物語るものだ。外注化阻止へ闘いぬこう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 
ページの先頭に
前のページに戻る