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出向命令無効確認請求訴訟第3回弁論行われる(7/3)
業務外注化の契約書開示を求めて文書提出命令を申し立て

業務外注化が、動労千葉・動労総連合に対する組織破壊であり、ストライキ権威対する支配介入であること、そして偽装請負であること等を全面的に主張


出向命令無効確認訴訟の前段、地裁正門前で、「外注化粉砕」「出向止めろ」「JRに戻せ」「1047名解雇撤回」のシュプレヒコールをあげる動労総連合の組合員と動労千葉を支援する会の仲間たち。(7月3日、東京地裁前)

 7月3日、14時から、東京地裁527号法廷において、動労総連合の「出向命令無効確認請求訴訟」の第3回口頭弁論が、外注化により出向させられた動労千葉、動労水戸、動労連帯高崎の組合員や職場から駆けつけた組合員、動労千葉を支援する会の仲間たちが傍聴する中で行われた。
 弁論において組合側からは、業務外注化に伴う出向について、幕張車両センターで行われてきた動労千葉に対する交番からの排除や支部役員の派出への相次ぐ配転、そして強制出向で半数以上が動労千葉の組合員であることを見れば、動労千葉ー動労総連合破壊であることが明白であることを明らかにした。さらに、偽装請負の事態を明らかにするともに、千葉では、CTSのストライキに対してJRがスト破り要員を送り込む等の不当労働行為が行われている実態があり、これ自体、労働者の団結権、争議権を否定する極めて重大な不利益であることを訴えた。

契約書ー管理者も「見たことがない」と言ってる状況

 そして弁護団からは、違法な業務委託を目的とした出向は「権利濫用」であり無効であることを訴えた。とくに、今回の業務委託では、JRからの要員手配なしにCTSではストライキの対策=要員確保もできないこと、仕業・構内業務のいわゆる「日報」でも明らかなとおり、JRが仕業検査や交番検査、列車の転線の順序、時間、収容先等々全ての段取りを決め、それをCTSに「発注」し、CTSは単に担当者を貼り付けるだけという実態は、全ての面においてJRが業務を指示していると言うことであることを具体的に明らかにした。
 そして、こうした実態を裏付けるものとして契約書の提出が絶対に必要であることを裁判長に制待った。
 これに対してJR側は、「必要ない」と開き直りの回答に終始したが、傍聴席からは「契約書を出せ」「誰も見たことがないぞ」との抗議の声が次々に上がり、JRを追い詰めた。
 こうしたことから弁護団は、「文書亭主命令を申し立てる」と宣言し、書面を裁判長とJR側に叩きつけた。
 出向命令無効確認請求訴訟は序盤の山場を迎えている。職場闘争を闘いぬき、JRと鉄道サービス会社の違法・不当性を徹底的に追及し、勝利しよう!
 次回は、9月20日(金)13時30分から
 全力で結集しよう!

1047名解雇撤回!10万筆署名運動
第2次の署名提出行動を行う!

 7月3日、出向命令無効確認請求訴訟に先立ち、1047名解雇撤回ーJR復帰を求める10万筆署名の第2次署名提出行動が行われ、東京高裁民事12部に対して、名簿不記載を不当労働行為と認定し、JR復帰の判決をもとめる要望書とともに提出した。
 今回提出した署名数
  合 計  10236筆
  内、個人 10224筆
    団体    12筆
 これまでの総計
  総 計  27194筆
  内、個人 26851筆
   団体   343筆

 

田中委員長と動労千葉争議団・中村君を先頭にして、段ボールに詰まった1万筆を超える署名を東京高裁に提出。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう

 
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