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なんで今、仕業検査・西船橋
派出の訓練を強行するのか?

 本日(8月9日)、京葉車両センターの繁沢副委員長は7日に続いて指名ストライキに入った。
 JR千葉支社と京葉車両センターは仕業検査と西船橋派出の見習い訓練を強行している。千葉支社は、動労千葉の緊急申し入れに対する交渉においても全く誠意ある対応をおこなわず、今回の教育を中止する考えはないと回答した。
 そのため動労千葉は、7日より繁沢君、小林君2名の指名ストライキに突入した。

なぜ、今この時に派出・仕業の訓練をやるのか?
 今回、構内業務が外注化され、強制出向に駆り立てられようとしているが、計画業務は1年後に外注化が予定されており、数年先には機能保全や機動班が外注化される事も考えられる。
 今回、外注化にならずに強制出向に行かなくても外注化が進めば検修職場で働く全員が出向の対象になるのだ。
 われわれのストライキは、外注化そのものに反対しておこなっている。東労組は、修正提案を受け入れ妥結したときに、機動班業務を本体に残した。休日増を勝ち取った。等々成果を勝ち取ったと報告している。
 東労組は、分割・民営化の時に会社に協力し、国鉄改革を会社と一体となって成功させたと言っている。しかし、その実態はJR発足にあたっては50歳以上の労働者は退職に追い込まれ、若年出向という形で青年労働者がJRを去っていった。これと同じ事が今回進められている。東労組が勝ち取った成果の陰で外注化と強制出向はどんどん進められる。その犠牲は全て東労組組合員にかかることになる。
 今この時期に仕業検査業務の見習いをやることは全員が出向対象という事ではないのか。

派出の見習いは配転のため、仕業検査は出向のため
 派出検査の訓練も全く理解できない。繁沢君と小林君を西船橋派出に強制配転する事としか思えない。
 今回の訓練では全体で7名の訓練が予定されている。そして、仕業検査業務と西船橋派出が出来る社員は機動班においては全員が対象となる。
つまり当局が意図的に出向要員を選ぼうとすればその対象は構内の社員だけに限らず、機動班の人間まで対象になると言うことだ。機動班を残したと言ってもこれでは全員が出向対象になるということであり、選別の対象になるということではないのか。
 派出に行ったからといってこの先も出向に行かなくていいとは限らない。
 千葉支社では西船橋と千葉の派出が残る。それ以外の鴨川、一宮、銚子、木更津全てが外注化される。西船橋と千葉派出がこれ以降外注化されないという保障はないのだ。
 今回の訓練は、西船橋派出に配転することで車両センター本区からの動労千葉の排除を狙っている事は明らかだ。
 幕張支部では、09年の全面外注化の提案を前後して、交番検査からの動労千葉の組合員の排除がおこなわれ、支部三役をはじめとして支部の役員のほとんどが派出等へ強制配転された。もちろん外注化をやりやすくするために、労働組合の中心を担う役員を狙い撃ちで配転したのだ。
 どこの組合でも同じだ。東労組でも外注化に反対したら分会長を始め、役員を配転することも考えられる。動労千葉の組合員が出向に出された後、それから出向に出されるのは東労組の平成採しかいないではないか。

闘って10月1日実施を止めよう!
 一旦始まったら待ったなしに外注化は進む。絶対反対の立場でひとつひとつ反撃し、10月1日実施を止めよう。
 今、反対の声を上げれば10月1日実施は止められる。
 千葉支社は、外注化の準備もしなければならず、ストライキの対策もしなければならない。われわれが拒否した訓練をいつやるのか。10月1日まで、追いつめられているのはJR千葉支社のほうだ。
 検修職場全体で反対の声を上げ、10月1日実施を阻止しよう。  

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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