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業務外注化差し止めの仮処分を一旦取り下げ
京葉車両C構内外注化を阻止している勝利の地平に踏まえ

構内入換業務の外注化攻撃の動向が明らかになった場合には、改めて仮処分の申し立てを行うことを確認!

 京葉車両センターの構内業務外注化攻撃に対しては、現職とエルダー組合員のが一体となって行った他労組のエルダー労働者に対するオルグにより、構内入換業務を担当する労働者が集まらないという状況を作り出してきた。
 しかも、動労千葉が職場において会社側と徹底的に闘い、ストライキをはじめとした徹底抗戦を闘いぬくことで、東労組をはじめとした他労組の組合員、とりわけ平成採の中に、労働組合がまともに闘えば外注化を阻止することができるという状況をつくりだすという、大きな成果をかちとってきた。
 実際に東労組千葉地本の中では、平成採を中心にして外注化反対の声が上がりはじめ、千葉支社との団体交渉も対立のまま決裂している状況だ。

10月、11月に続き、12月1日の実施もできない状況!

 動労千葉が、外注化絶対反対を掲げ、職場を守り、労働者の権利と生活を守るために闘ってきたその成果が、「10月1日実施」を阻止し、続く11月の実施も阻止してきた。そして、12月1日の実施も現在の状況では無理なところまでJR千葉支社を追い込んでいる。
 これまで、JRが提案してきた合理化施策の中で、実施日を2ヶ月以上も実施できなかったという例はいまだにないことだ。これは、職場での徹底的抗戦、JR千葉支社と千葉鉄道サービスとの団交における偽装請負の徹底的な追及、労働局への申告や情報提供等々、あらゆる手段を尽くして闘いぬいてきた大きな成果だ。
 こうした中で、重要な闘いとして京葉車両センターの組合員を申立人にして、9月14日に提訴した「京葉車両センター構内業務外注化差し止め仮処分」の闘いがある。
 これまで2回の審尋(非公開)が行われ、この中で動労千葉は、偽装請負に実態を明らかにするとともに、構内業務の外注化が行われた場合、構内業務に従事する組合員に配転等の不利益が行われる可能性が極めて多きことを訴えてきた。
 これに対してJR東日本側は、「未だに業務の外注化は実施していない」旨の主張を行わざるを得ない状況だ。

弁護団、申立人とも協議し、勝利の大きさを確認!

 仮処分とは、労働者に対して、解雇や異動等の不利益が差し迫った状況の中で、仮に不利益になる事態を避けるための裁判上の手続きで、おおむね2〜3ヶ月程度の間で行われる。
 動労千葉が今回提訴した京葉車両センター構内業務に関する仮処分は、「10月1日実施」という状況の中で提訴したもので、その後、11月実施もできない状況に追い込み、そして12月もできる状況にないところまで追い込んでいる。
 こうした状況から動労千葉は、担当弁護団、申立人組合員とも協議した結果、
@ 京葉車両センター構内業務外注化については、10月、11月を阻止し、12月も実施できない状況に追い込んでいる、
A京葉車両センター構内に従事する組合員に対する異動等の差し迫った不利益については、当面、回避することができた、
B職場の中で、他労組ー平成採も含めて業務外注化反対の声を作り出すことができたこと等、大きな成果をかちとっていることを確認した。

JR東日本最大の弱点=偽装請負を徹底的に追及しよう!

 そして、この大きな成果=勝利を踏まえて、現在、東京地裁に申し立てている仮処分については、11月14日付で、一旦取り下げることとした。
 その上で、京葉車両センター構内業務外注化の動向が明らかになった場合には、改めて「業務外注化差し止めの仮処分」をはじめとした法的手段に訴えることを確認した。
 すでに、日刊7229号でも報告したとおり、労働局もJRへの調査に入っている。JRの業務を委託すること自体、偽装請負を伴うことは明らかであり、JRの最大の弱点であることは間違いない。徹底的に偽装請負を追及しよう。
 そして、業務外注化を絶対に阻止しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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