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労農連帯かけて10・10三里塚へ!
9・20千葉県三里塚集会開かれる

参加者全員が労農連帯の絆をあらためて固めた
反対同盟3氏がそれぞれ思いのこもったアピール

 9月20日DC会館において、「市東さんの農地強奪を許すな!千葉県三里塚集会」が開催され120名が参加した。同実行委員会による千葉県集会は今年で3回目を迎え、職場・地域で闘い、この力を三里塚に結集しようと奮闘している発言が相次ぎ、労農同盟の固い絆をあらためてうち固めるものとなった。
 冒頭に三里塚の闘いのビデオが上映され、当時を知らない若い世代から感嘆の声が上がった。連帯のあいさつに立った三里塚と闘う農民は「三里塚44年の闘いの勝利をかちとるのか否かの正念場に入った。国鉄1047名闘争はある意味、三里塚闘争と似ている。究極的には社会を変革するところまで行き着く闘いだ」と述べた。
 三里塚反対同盟から北原鉱治事務局長、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが登壇。

千葉から未来をつくり出す闘いを

 北原事務局長は、闘いの歴史を振り返り、地下壕戦では若い青年・学生と「今の政治を変えなければ」と命をかけて闘った思いを語り、「今は敵の側にボロが出てきた。千葉には動労千葉、三里塚の闘いがある。千葉から若い人が中心となって自分の未来をつくり出そう」と、千葉県実行委の闘いに大いに期待を寄せ、檄を飛ばした。伊藤さんは、「この大恐慌情勢に青年労働者、学生が職場・街頭で闘い情勢を切り開きつつある。この運動の積み上げの中に闘いの勝利がある」と訴えた。

「正しいことは正しい」と声をあげよう

 宮本さんは、農家出身で周りは「長いものにはまかれろ」という考え方が多いなかで、戦争反対と思っていても黙っていたら加担することになると悩んでいたとき、三里塚の闘いに触れ、正しいことは正しいといっていいんだと勇気を得た経験などを語り、「人生の中でいろんな決断を迫られるとき、自分がどう生きたいのか考えて切り開いていってほしい。生きたいように生きよう。」と訴え、会場全体がこの思いに共感、あらためて10・10全国集会への大結集を誓った。

今こそ三里塚・国鉄の闘いが生きる時

 動労千葉から田中委員長が発言にたち、団結街道の閉鎖、市東さんの逮捕等、なりふり構わない攻撃に出ざるをえないほど追い詰められた敵の姿と1047名闘争の無様な政治和解という事態に、三里塚と国鉄はこれからが勝負だと訴えた。「三里塚の闘いの持つ位置―44年間、数千名の逮捕者を出しながら共に闘う何千人という仲間を生み出し、国家権力に屈しなかった闘いは他にはない。すべての人たちを守り抜き展望を与えている。菅政権が新自由主義政策をさらに推し進め、社会が全面的に崩壊しようとしている今、三里塚・国鉄の闘いが生きてくる。10・10集会を新しい三里塚闘争の出発点としよう」と訴えた。
 決意表明では、動労千葉争議団から中村仁君、幕張支部・関執行委員が立ち、「いま一番苦労している三里塚農民と労働者、学生が闘いを共にし、共鳴させる闘いを」「外注化阻止、組織拡大で闘う」決意を訴えた。
 合理化攻撃と闘っている医療労働者は、労組・当局が一体となって労基法違反を強要している病院での合理化の実態を暴き、あらゆる攻撃に屈せず闘い続けている三里塚の闘いは職場闘争に大きな希望を与えていると結んだ。10・10三里塚へ大結集を!

第3誘導路粉砕! 団結街道廃止許すな! 現闘本部の破壊を阻止し、市東さんの農地を守ろう! 軍事空港粉砕・改憲阻止!
10・10三里塚全国総決起集会

 ■10月10日(日)正午
 ■成田市天神峰 反対同盟所有地
   主催 三里塚芝山連合空港反対同盟

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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