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解雇撤回・外注化阻止・組織拡大!
第39回定期大会に結集を

4.1外注化阻止へストに立った幕張支部

第39回定期大会の課題

 資本主義体制は後のない危機にあえぎ、日本の労働運動は歴史的な岐路に立っている。JRでは「国鉄改革25年問題」と称して民営化体制の破産をぬり隠す大再編攻撃が始まろうとしている。われわれは、1047名闘争に終止符をうつことを通して労働運動の息の根を止めようとする重大な攻撃に対し、6・13大集会をもって新たな挑戦を開始した。
 第39回大会の第1の課題は、国鉄闘争の火が消されようとしている重大情勢に立ち向かい、解雇撤回闘争の勝利と労働運動の再生をかけて「国鉄闘争全国運動」の発展をかちとることだ。
 第2の課題は、「25年問題」を焦点に再び大激動の渦中に入ったJRをめぐる情勢と対決し、外注化阻止闘争への全組合員の総決起をかちとることだ。
 第3の課題は、公務員制度大改悪、改憲・安保強化を焦点とした「内への階級戦争、外への侵略戦争」政策と対決し、全世界の労働者と連帯して11月労働者集会1万人結集を実現することだ。
 第4の、そして何よりも最大の課題は、動労千葉の命運をかけて、組織拡大闘争への全組合員の総決起を実現することだ。

国鉄全国運動の発展を

 「4・9政治解決」とは何だったのか。第1に、4者4団体に国鉄分割・民営化の「正当性」を認めさせることによって、労働運動の決定的な変質を狙う攻撃であった。闘争団を切り捨て、全国単一労組解散への布石をうち、連合派への一線を踏み越えた国労大会や、「賃金シェア」と称して賃下げを打ち出した自治労大会がそれを象徴的に示している。
 第2に、より大規模な民営化攻撃に突き進むために、国鉄分割・民営化問題に終止符をうつことであった。菅政権は「公務員制度改革」と称して、究極の民営化・労組破壊攻撃に突き進んでいる。この1月には社会保険庁が解体され、2012年には労働基本権の「回復」と引き替えに、公務員労働者の「雇用保障」が解体されようとしているのだ。「JR25年問題」を含め、政府が国鉄闘争を始末する決断した背景にあるのはこうした現実だ。
 国鉄闘争の火が消されようという情勢は、動労千葉に重大な決断を迫るものであった。またそれは、闘えば必ず分裂し、決定的な局面でつねに屈服を繰り返してきた戦後日本労働運動の限界をのりこえることができるか否か、労働組合の存在価値が問われる問題でもあった。しかも、職場は外注化決戦との組織の存亡をかけた攻防の渦中にあり、このときに国鉄分割・民営化を正当化させることなど絶対にできないことであった。
 「国鉄闘争全国運動」は、新自由主義攻撃−大恐慌情勢に立ち向かう労働運動を一から再組織化していく闘いだ。4団体の呼びかけに発展した11月労働者集会への1万人結集実現しよう。

外注化阻止に総決起を

 検修・構内外注化攻撃が再び全面的に動き出そうとしている。大会をもって、組織の総力をあげた闘争体制を確立しなければならない。
▼提案されている攻撃は、構内業務の全て、検修業務の大半を労働者ごと車両整備会社に丸投げ外注化する攻撃だ。鉄道業務が、数百の下請け、孫請け会社にバラバラにされようとしている。雇用と安全が根本から解体されようとしている。検修・構内全面外注化攻撃は、検修職場だけの問題ではない。JRに働く全労働者の権利と労働条件に対する攻撃だ。
▼「外注革命」と呼ばれ、全社会的に推し進められた「外注化」「アウトソーシング」は、新自由主義政策の核心的攻撃だ。この攻撃によって膨大な労働者が非正規職に突き落とされ、労働組合が破壊され、貧困が蔓延する現実が生み出されたのだ。しかも、それに労働組合が屈服し続けてきたのが現実だ。外注化との闘いはJRのみならず、労働運動全体の未来を左右する課題である。
 職場からの徹底抗戦の闘いを強化しよう。何よりもその闘いの渦中で本格的な組織拡大を実現することが外注化を止める力だ。いついかなるときでもストライキに立ち上がることのできる闘争体制を確立しよう。

12月ダイ改闘争へ!

 当面の焦点は、12月ダイ改をめぐる闘いだ。ダイ改では、千葉始発のローカル列車を全廃するという考え方に基づく大きな列車運行体制の変更が盛り込まれている。それは、地方ローカル線切り捨てと一体のものだ。また、千葉駅周辺の現業庁舎等の大規模工事の過程で、運転基地の再編が行なわれようとしている。外注化阻止・運転保安確立に向け、12月ダイ改合理化阻止に向けた闘争体制を確立しよう。第39回定期大会に結集し、新たな闘いの方針を確立しよう。

動労千葉第39回定期大会
▼9月26日13時〜27日12時
▼DC会館・大ホール
11・7労働者総決起集会に全力で結集しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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