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ふざけるな!貨物会社
「定昇なし・期末手当年間3・0」で事業計画

「定昇なし打破! 大幅賃上げ獲得へ10春闘へ起ちあがろう!

 JR貨物は、3月8日2010年度事業計画について説明をしたが、このなかで人件費について「定期昇給(通常4号俸)なし、年間臨給(期末手当)3・0箇月」で組んでいることを明らかにした。
 JR貨物始まって以来初めて「定昇なし」を公然と打ち出したことに怒りをもって弾劾する。JR貨物は、これまで10年連続でベアゼロを強行し、期末手当でも超定額回答を連続して強行してきた。こうした賃金抑制を10年以上にわたって強行してきたJR貨物が、今回「支出は聖域なき削減を行う」として「定昇なし」を出したことは重大だ。「3年連続して赤字にはできない」と称して、これまで以上に労働者に犠牲を添加することなど許されるものではない。すでに今春闘で日本経団連が、今春闘で経営側の方針として「定昇なし」を打ち出したが、JR貨物は自身の危機打開と合わせて、これを率先しようとしている。職場の怒りでこの「定昇なし」攻撃を打ち破ろう。

 事業計画では、収入である営業収益が対前年比7億円減に対して、支出である営業費が対前年比81億円減とするなど、支出を無理やりかつ大幅に削減した内容になっている。そして営業費のうち人件費は約半分の40億円減を計画している。その内訳は、期末手当削減(年間3・5から3・0)で15億円減、要員減による基準内賃金の減で10億円、同社保事業主負担等が6億円減、定昇なしで6億円減などとなっている。
 定昇にかかる原資は6億円だ。昨年廃止を強行したJRカードの年間所要額とほぼ同額だ。この事業計画では、経常利益で15億円の黒字(09年度は50億円の赤字)計画になっている。定昇を完全実施しても9億円の黒字になる。「3年連続して赤字にできない」として「定昇なし」を強行する理由などはじめから成り立たないのだ。

 会社は、「国内総物流量が40年前の水準まで落ち込むことが想定される」「経営の現状は、会社発足以来の最大の危機」などと最大限に危機感をあおり、労働者を萎縮させて、より一層の賃金削減攻撃をつよめ、これを機会に「定期昇給制度」そのものを貨物会社から葬り去ろうとしている。これはまさに年功序列の賃金制度をなし崩しに解体しようとするものだ。かつて期末手当の大幅削減が貨物の赤字脱却の柱となり、今日まで続いているように、理由なき「定昇なし」攻撃は、より一層の賃金削減への第一歩となる。絶対に許してはならない。

 問題は、いま黙っていたら、いま立ち上がらなければ、会社の言うがままになってしまうということだ。いま職場から「定昇なし」などふざけるなという怒りの声を巻き起こそう。日貨労の制動をはねのけて職場からたちあがろう。
 「定昇なし」絶対反対、大幅賃上げ獲得、10春闘勝利へストライキで立ち上がろう。

2・25三里塚現闘本部裁判 反動判決弾劾!
「仮執行宣言」を粉砕

 2月25日、三里塚現闘本部裁判において、千葉地裁・仲戸川裁判長は、「地上権が成立した事実は認められない」として三里塚反対同盟所有の天神峯現闘本部を撤去し、土地をNAA(成田空港会社)に明け渡せとする不当な反動判決を下した。しかし、強制的に建物を破壊する「仮執行宣言」をつけることができなかった。労働者人民の怒りが燃え上がることに震え上がったのである。
 当日、早朝から千葉市の中央公園に多くの支援が結集し、反対同盟の総決起集会と裁判所をとりまくデモを行った。
 集会では、田中委員長が「三里塚と国鉄に敵のあせりにみちた攻撃がかけられ、両者が再び決戦を迎えている。」とストにたつ決意を表明。
 44年間の不屈の闘いが敵を追いつめているのだ。労農連帯の絆をさらに強め、3・28三里塚に総決起しよう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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