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 新版『甦る労働組合』中野洋著
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| 家族会の佐藤会長、山田事務長から花束・記念品贈呈 | 
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| 三里塚反対同盟の北原事務局長が乾杯の音頭 | 
| 三里塚反対同盟の萩原さん市東さんがあいさつ | 
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| 関西地区生コン支部執行委員の武谷さん | 
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動労千葉が決意表明  | 
        
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全国に闘う労働組合を甦らせよう  | 
        
 12月23日、DC会館において新版「甦る労働組合」の出版記念会が150名を結集して盛大に開催された。
         冒頭、田中委員長は、
        「動労千葉は、ひとつ一つの闘いの総括にこだわってきた。路線的に総括し、情勢との関係で総括してきた。それがこの本の中に示されている
         95年に旧版が出たが、その年に日経連の『新時代の日本的経営』がでた。その後に派遣法がつくられていく。この時代にこの本が出たことは画期的な意味がある。労働組合はダメなものではない。これから、この時代に回答を与えるのは労働者の力だけだ」と
        開会あいさつをおこなった。
         続いて呼びかけ人あいさつとして伊藤晃千葉工大教授が「労働組合を普通にやっているとどうなるのかと言うことです。動労千葉は、普通の労働組合。今の状況は危機であり、チャンスである。日本の資本は危機をチャンスとして進出する資本主義。世界の危機を民族の危機として29年恐慌時にはアジアに進出した。反撃の闘いが紡績の女性労働者から始まった。この女性労働者の闘いは、インターナショナリズムの最先端だ。どこに最前線があるのか。非正規から運動の波が生まれている。この社会を基礎から覆す要素がある。労働運動として対抗する場合、大きな示唆をもっている。一冊一冊広げていきましょう」とあいさつ。
         葉山弁護士は、
        「新自由主義に真っ向から対決したたたかいが85年の11月と86年2月のストであった。動労千葉は断固として闘い、全世界に認知された。
         分割・民営化に対して勝利宣言をおこない、90年の闘いで1047名闘争が出現した。そして労働運動の中心に1047名闘争が座っている。5・27臨大裁判闘争が国鉄闘争に道筋をつけてきた。この恐慌の時、「万国の労働者団結せよ」のたたかいは、資本主義を死滅に至らしめる。これからも元気で発言してもらいたい」とあいさつされた。
北原事務局長が乾杯の音頭
 乾杯の音頭を三里塚反対同盟の北原事務局長の音頭でおこない、懇談にはいった。
        記念会で発言をいただいた方々の名前を紹介します。
        三角忠 編集工房「朔」主宰
        金元重 千葉商科大学教授 
        武谷新吾 関西地区生コン支部執行委員
        入江史郎 ス労自主委員長・全国労組交流センター代表 
        鈴木達夫 弁護士
        萩原進 三里塚反対同盟事務局次長 
        市東孝雄 三里塚反対同盟員
        山下俊幸 国鉄闘争に連帯する会事務局長
        石井真一 動労水戸委員長
        ちば合同労組
        法大弾圧と闘う学生
         動労千葉からは水野正美勝浦市議、布施宇一前副委員長と組合員からは繁沢副委員長、佐藤新小岩支部長、渡辺君、滝君が登壇し決意表明をおこなった。
         花束・記念品贈呈が家族会の佐藤会長、山田事務長から手渡された。
中野顧問の御礼の言葉
 「非常にうれしい。ひとつ一つの出来事は、つながっていると感じている。萩原さんの本の出版と重なったことも良かった。動労千葉にも平成採の若い労働者が入ってくる。闘った組合に若い労働者が入ってくるなんて今までない。労働組合は闘えば分裂すると言われてきたが俺は違うと思ってきた。何もない時には労働組合は必要ない。解雇や賃下げの時に必要なんだ。攻撃が激しい時には指導党派、グループだけが生き残ろうとする。闘った時に分裂しないで強くなるのが労働組合。分割・民営化から20年頑張ってきた。出版はこういう情勢で意味があった。この本は、組合員がつくり出したものだ。総評解散から20年、潮目は変わりはじめている。あり得ないことが起こる。ビッグ3がつぶれる。銀行がなくなる。トヨタが赤字になった。労働者の怒りの声を大規模にすることに役立つものにしてもらいたい。1047名闘争は、20年間闘ってきていい時に止めようとしている。動労千葉排除が起こった。1047名闘争が前進しなくて闘いは前進しない。」と御礼の言葉を述べた。
         最後に君塚副委員長の団結ガンバローで記念会を終了した。
         全国に闘う労働組合を甦らせよう。09年のたたかいに総決起しよう。