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No.

ライフサイクル強行を弾劾する
あきらめずに闘い続けよう!
動労千葉とともに闘おう

 千葉支社はライフサイクル制度によって、6名の仲間の駅への不当配転を強行した。許せない! 配転された仲間たちを絶対に取り戻そう。例え何年かかろうとも、ライフサイクル制度を粉砕するまで、絶対あきらめずにに闘い続けよう。
 われわれは、滝君の不当配転を阻止するという大きな勝利をかちとった。だが、問題はライフサイクル制度そのものだ。闘いはまだ第一ラウンドが始まったばかりだ。来年2月とも3月とも言われている第二次配転攻撃粉砕に向けて、われわれは直ちに新たな闘いを開始する。
 平成採の仲間たちに訴える。動労千葉に結集し、ともに闘おう。

何のための労働組合か!

 ライフサイクル問題をつきつめていけば、結局、労働組合と何なのかという問題に突き当たる。こんなものを容認して現場に強制する労働組合とは一体何なのか? なぜこんなことで現場が苦しまなければならないのか。始めから誰もがデタラメだと分かっている理由で駅に配転されなければならないのか。「こんなものは絶対認められない」と言えばそれで済んでいたはずのことだ。現場は100%全員が反対しているのに、なぜそれが言えないのか。
 会社は、労働者をいかにこき使って人件費を減らし「儲け」を最大限化するのかを考えているのだから、こういう攻撃をかけてくるのはある意味で当たり前かも知れない。だが、なぜ組合がそのお先棒をかついでこんなものを呑まなければならないのか。

会社に買収された組合幹部

 結局、会社は、ずっと組合の幹部たちをアメとムチで取り込んできたという
ことだ。東労組を見ればはっきりしている。東労組という組織がなりたっているのは会社がバックについているからだ。会社から突き放されれば東労組は一日にして崩壊する。だから会社には絶対に逆らえない。
 しかも東労組の幹部たちは、ばく大組合費を湯水のように私利私欲で使い、会社からはチヤホヤされて腐りきっている。しかも「革マル切り捨て」に怯えて、会社の言うことは何でも受け入れるしか選択肢がない。すべての判断の基準は自己保身だけだ。犠牲にされるのは現場の労働者だ。

このままじゃ絶対だめだ!

 ライフサイクル反対闘争で、ひとつだけはっきりしたことがある。今の組合の現実を放置していては絶対にだめだということだ。
 乗務員勤務制度の改悪、業務の全面的な外注化の受け入れ、祝日勤務手当の廃止などを次々に受け入れてきた結果、ついにライフサイクル提案にまで行き着いてしまったのだ。そして会社は毎年毎年「空前の最高益」を更新し続けた。犠牲にされたのは労働者の権利と安全だ。
 しかもこれで終わりではない。乗務務手当のはく脱やより一層全面的な業務外注化やNTTのような別会社化などの攻撃が間違いなく続くことになる。

肝心なことが置き去りに!

 ライフサイクルでも最も肝心なことが忘れ去られている。ライフサイクルでは、40歳以下の最も中堅となる運転士を将棋の駒のように駅に配転するとしているが、今何わりも重要なことは、運転士の高齢者対策をどうするのかということだ。60歳では年金が全く出なくなくという現実を目前にして、定年延長が待ったなしの課題となっているが、今の乗務の現実からすれば、60歳を過ぎて運転士を続けることなど不可能だ。今でも定年近い運転士は体力的にギリギリの状態でハンドルを握っているのが現実だ。一体これをどうするのか。今、本当に手を打たなければならないのは業務外注化でもライフサイクルでもない。高齢者対策をどうするのかということだ。

一人ひとりが決定的な存在

 今こそ労働組合がその本当の役割を果たさなければいけないときだ。「仕方ない」「自分一人が頑張ったところで何も変わらない」というあきらめをのりこえて団結しよう。一人では何もできないが、一人が居ないとできない。一人ひとりの労働者が決定的な存在なのだ。原則をまげない一人の決起、小さな闘いは必ず大きな波紋を広げる。だからこそわれわれは団結して資本と闘う。団結さえ崩さなければ必ず展望は開けるものだ。
 われわれは、何年かかろうがライフサイクル制度そのものを粉砕するまで、全力を尽くして闘いぬく決意だ。ともに闘おう!

6・8三里塚緊急現地集会へ
▼6月8日13時半/東峰現地

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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