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緒戦の大きな勝利!
ライフサイクル強行弾劾!何年かかろうと粉砕するまで闘う

●配転強行を弾劾する!

 昨日、千葉支社は、ライフサイクル制度に基づいて、駅への運転士の不当配転の事前通知を強行した。対象となる首都圏7支社でも一斉に配転の通知が行われている。われわれは、満腔の怒りを込めて配転強行を弾劾するとともに、例え何年かかろうとも、ライフサイクル制度そのものを粉砕するまで闘い続けることを宣言する。

●緒戦の大きな勝利

 われわれは、今春闘以降、これはJRに働く全ての労働者の問題であるという立場にたって、いついかなるときでもストライキに突入することのできる闘争体制を確立し、ライフサイクル攻撃粉砕に向け、全力をあげて闘いぬいてきた。とくに4・14支部代表者会議以降、万全のスト準備体制の確立を背景に、「説明会」での抗議追及、5・8総決起集会の開催、団体交渉の強化、弁護団との法的検討、そして何よりも職場における怒りの声の組織化等、当面の獲得課題である滝君の不当配転を阻止するために組織の総力をあげた臨戦体制をとって闘いを展開してきた。
 そして、滝君の駅への不当配転を阻止するという緒戦における大きな勝利をかちとった。

●勝利の展望をつかんだ!

 何よりも大きな成果は、数ヵ月間に及ぶ闘いによって、この攻撃が、無理を押し通すがゆえに矛盾に満ちたものであり、職場から絶対反対の怒りの声を組織して立ち上がれば必ず粉砕できるという展望をつかみとったことである。
 何よりも「労資合意」のみならず、当該運転士に「配転承諾書」(面談調書)まで書かせるというやり方は、ライフサイクル攻撃の理不尽さを会社が自認したに等しいものだ。無理を通し不利益を強制しようとしているからこそこんなことまでやらざるを得ない。
 だから、JR東日本本社は、5月16日の団交では「労働協約を締結していない労働組合には協約(覚書)の効力は及ばない」と言わざるを得なかったし、「自分は絶対行きたくないから面談調書は書けない」と言った東労組の組合員には、「あなたの組合は覚書を結んでいるのだからそれは通用しない」と恫喝して無理遣り書かせるということまでやったのである。当局は「協約の効力は及ばないが通常の異動としてやる」などと言うが、こんな矛盾は絶対通用するものではない。
 さらに言えば、会社は、駅輸送職は10年後にはほとんど全て運転士で充当するというシュミレーションを行っており、一方駅営業職は、全面的な契約社員化が進められているが、そうしたときたときに、ライフサイクルどころか、車掌や運転士になっていく母体はどうなるのか等、将来の展望について、会社は何ひとつ答えることもできなかった。まさに矛盾だらけなのである。

●東労組の裏切り弾劾!

 改めて東労組等の裏切り妥結に怒りの声をあげなければならない。これほど矛盾に満ちた攻撃をなぜ裏切り妥結し、組合員を会社に売り渡したのか!。本質的な問題は何ひとつ追及せず、会社と一体となって隠したのだ。それを「成果」と称したのだ。それで組合員が苦しんでいるのだ。こんなもの呑まなければならない理由は何ひとつない。あるとすれば、組合幹部が会社とうまくやりたいという腐った根性だけである。鉄産労も国労もJR労組も同罪だ。
 われわれはこんな現実を現場から覆し、団結を回復するために、さらに闘いを強化しなければならない。

●勝利の核心は何か

 滝君の配転を阻止するという緒戦の大きな勝利は、何よりも第一に、攻撃の矛盾を徹底的に突いた絶対反対の全組合員をあげた闘いによってかちとられたものだ。
 第二に、シニア制度以来7年間にわたる「第二の分割・民営化攻撃」との闘いの成果でもある。当時当局は「少数組合の団体交渉権を尊重しなければならないから」などと称して、動労千葉組合員の再雇用を拒否して首を切ったのである。こんなデタラメを重ねてきたことが、ライフサイクル協定では自らにはね返ってきている。展望は非妥協の闘いの中でこそ切り開かれるのだ。
 第三に、平成採の仲間をはじめ、職場の怒りの声を全力で組織したことによってかちとられた。労働者の力は職場の団結にこそある。職場が怒りの声で燃え上がったとき、御用組合がどんな裏切りをしようと、当局の理不尽な攻撃は必ずはね返すことができるのだ。

●何年かかろうが闘いぬく

 われわれは緒戦の勝利をかちとった。しかし闘いは第一ラウンドの鐘が鳴ったばかりである。われわれは闘いを継続する。何年かかろうがライフサイクル制度そのものを粉砕するまで、全力を尽くして闘いぬく決意である。
 次の配転は2月とも3月とも言われている。改めて平成採の仲間たちに訴える。絶対あきらめるな!動労千葉に結集しともに闘おう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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