home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

尼崎事故3カ年弾劾!新自由主義による民営化と戦争攻撃を打ち破ろう
4・26尼崎労働者集会

後ろに見えるマンションが事故現場だ

 尼崎事故から3年、二度と尼崎事故をくり返すなと尼崎駅前・北口広場にに全国から560名の闘う仲間が結集した。 集会は、尼崎事故による107名の犠牲者に対する黙とうで始まった。開会あいさつを動労千葉の田中委員長がおこなった。全日建運輸連帯労組の武谷執行委員が「今年の春闘では9年ぶりの統一ストを闘った。国鉄闘争の全面勝利へ闘う」との特別アピールをおこない、米・運輸労働者連帯委員会のスティーブ・ゼルツァーさんからのメッセージが紹介された。特別報告が八尾北医療センター労働組合、部落解放同盟全国連・西郡支部からおこなわれた。

基調報告を冨田益行さん(5・27臨大闘争弾圧被告団長)が提起
 国労の現場組合員と動労千葉は、「事故の責任は分割・民営化にあり、運転士一人に責任を転嫁するな」と闘ってきた。国労西日本の組合員は、毎年ここで集会をおこない、事故現場の「魔のカーブ」を作り直せと国労機関としてJRに要求するまで闘いを押し上げてきた。
 事故から3年、尼崎事故を許さないためにも第二次国鉄決戦の爆発を闘いとろう。第二次国鉄決戦の課題は、@民営化攻撃を職場闘争で打ち返すこと。A労働組合の路線の問題であること。「闘いによってしか安全を強制できない」「闘いなくして安全なし」という路線だ。B職場闘争の力で1047名の解雇撤回をかちとろう。C青年労働者は団結して闘おう。とまとめ、最後に国境を越えた団結の拡大で民営化、新自由主義を打ち砕こう。と訴えた。

動労千葉争議団から高石さんが決意表明

動労千葉争議団を代表して高石さんが決意表明
 国鉄労働運動からの訴えでは動労千葉争議団を代表して高石さんが「1047名闘争の危機が迫っている。3・13判決はひどい判決だ。自分も船橋事故の当該だったが、5年かけて職場復帰をかちとった。この闘いで今の動労千葉がつくられた。全国の仲間と闘っていきたい」と決意を表明した。この他に国労闘争団、5・27臨大弾圧被告、葉山岳夫臨大闘争弾圧裁判弁護団長、国労バッジ闘争を闘う組合員が訴えをおこなった。
 その後、関西の教育、自治体、全逓、医療、民間の労働者、学生からの闘争報告・訴えがおこなわれた。
 まとめと行動提起を5・27臨大弾圧被告の橘さんがおこない、団結ガンバロー、インターナショナルを合唱して集会を終了した。
 デモは、尼崎駅から塚口駅へ向かい、事故現場のすぐ脇を通るコースを行進した。事故現場のマンションにはシートが張られ、その向こうには献花台が置かれていた。現場では代表が献花をするとともに改めて怒りのシュプレヒコールを叩きつけた。
「闘いなくして安全なし」、反合運転保安確立へさらに闘いを強化しよう。

田中委員長の開会あいさつ

尼崎事故から3年、現地の闘いの蓄積の上に今日の全国集会を開催することが出来た。事故から3年が経つが何一つ解決していない。安全の崩壊は深刻であり、尼崎事故を二度と繰り返してはいけない。また、今日の集会を呼びかけた意味は1047名闘争の問題がある。1047名闘争はJR資本と真っ向から闘うものでなくてはならない。3月13日に反動判決が出たが、主体の側の危機が内部から起こっている。
 今日の集会は追悼の集会ではない。補償交渉は対立したままであり、JR資本は一切の責任を運転士にかぶせている。JR西日本では4割の労働者が削減され、事故を起こした幹部は天下りして社長をしている。問題は労働組合が何をやっていたのかだ。
 動労千葉は安全の危機に対してスピードダウンで闘った。会社はこの運転保安闘争に処分を加えてきた。安全を守ることが犯罪だと言っている。
 民営化・規制緩和攻撃に世の中を変える闘いをやろう。これが107名の犠牲者に応える道だ

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る