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「ライフサイクル」 深度化提案を直ちに撤廃しろ!

 この間動労総連合は、「 ライフサイクル」 提案撤廃に向けてJR東日本との団体交渉を行ってきたが、会社は、あくまでも4月1日実施を主張し、しかも、乗務員手当の見直しを行うことを前提にした検討をすで行っていることを公言している。08春闘方針に基づき、「ライフサイクル」提案白紙撤回に向けていつでもストに立ち上がれるスト体制を堅持して、闘いぬこう!(団交の要旨は下記のとおり ※□は文書回答、◎は口頭回答)

組合申し入れ
会社回答
■1.営業職場の要員需給が逼迫している現状に踏まえ、営業の専門職を養成する体制を確立するとともに、「『ライフサイクル』の深度化」提案は撤廃されたい。 □本施策の趣旨は、駅輸送業務等に関する要員事情の改善を図ることではなく、「 お客様視点に立脚したサービス・業務遂行の必要性」 「 運輸業務全般に習熟した人材を育成していく必要性」 「 鉄道運行部門全体の安全レベルの向上を図る必要性」 を満たすことであり、提案を撤回する考えはない。
●駅で運転取扱ができる者がいなくなっている現状の中、安易に運転士を駅に異動するような施策は絶対に反対だ。 ◎回答のとおり、要員補充などではない
●三つの必要性を上げているが、運転士から駅に異動した場合の利点はどう考えているのか。 ◎具体的には、運転士で経験したことを営業職場で水平展開できると考えている。チームワークを組むことで運転士が駅のことを理解できる。また、ホームで接客の感性を磨くことで、運転士としての感性のアップにつながると考えている。
●「 ライフサイクル」 提案により当該の労働者は生活設計を含めて大混乱している。 ◎91年以降、駅〜車掌〜運転士への運用を行ない、一定の成果があった。今回の提案は、その先のステップとして考えたものである。社員の働きがいを考えて提案したものであり、振り回すようなことは考えていない。
 不安ということについては現場からの声も含めてあると考えている。会社としては丁寧に説明し、不安を取り除きたい。
●特に乗務員は精神的な負担を受けながら乗務しており、パニックになっている者もいる。 ◎乗務に影響を与えるような由々しき事態があれば解消していきたい。
■2.この間会社は、特殊勤務手当の廃止を立て続けに行ってきたが、今後の乗務員手当について会社の考え方を明らかにされたい。 □乗務員手当等については、「 勤務の特殊性に見合った評価」 や「 分かりやすい手当体系の構築」 等の観点から、引き続き検討は行う。
●現在の乗務員の賃金体系についてどのように考えているのか。 ◎現状では乗務員の賃金は高いと考えている。
●乗務員勤務の特殊性についてはどのように考えているのか。 ◎乗務労働の特殊性については、組合側が指摘する中身を否定する考えはない。
●「 検討する」 としているが、具体的にはどうするのか。 ◎分かりやすく、より良いものにする必要から、引き続き検討していきたい。
■3.1月10日に提案のあった「『ライフサイクル』の深度化に伴う賃金の取扱いについて」に関して、下記の点について明らかにされたい。 □基本給の加算号俸の取り扱いについては、従来からの「 ライフサイクル」 により運転士職に就いた者が、駅で5年間勤務し、「 運輸のプロ」 として再度運転士職に就く場合を想定したものである。
 なお、営業指導係、営業主任、輸送指導係、輸送主任、課員又は主席(以下「 営業指導係等」 という)の職名の経過年数については、異動時期等を考慮し、継続4年以上ある場合に限ることとしたものである。
(1)「基本給」について。 ◎運転士・営業も含めて水平展開できると考えて提案した。
@ 対象者を、「賃金規定第 30条7項の規定の適用を 受けている運転士又は主任 運転士」とした理由。 @については、現行の「 ライフサイクル」 で三職を経験した者はすでに2号俸加算されており、さらに深度化により1号俸加算とした。
A 異動先の職名を「営業指 導係、営業主任、輸送指導 係、輸送主任、課員又は主 席」に限定した理由。 Aについては、深度化そのものである。
B 運転士復帰時に、「1号 俸を加える」とした理由。
また、「1号俸を加える」 条件として、「営業指導等 の職名の経過年数が継続し て4年以上ある場合に限る」 とした理由。
Bについては、5年が基本であるが、受け入れ先の問題もあり、5年未満から5年以上という幅が考えられるため、4年以上とした。
C 「すでに適用を受けている場合」の具体例。 □「 既に適用を受けている者」 とは、「 ライフサイクル」 の深度化に伴い、運転士又は主任運転士(以下「 運転士等」 という)の職名にある社員が、営業指導係等に異動し、再度運転士等の職名に異動して基本給の加算号俸を適用され、再度同様の異動をした場合が該当する。
●「 ライフサイクル」 終了後に改め駅に異動し、運転士に戻った場合はどうなるのか。 ◎「 ライフサイクル」 の深度化に関する制度上の1回だけで、それ以降行ったとしても加算はしない。
■(2) 「 職務手当」 について
@ 「 職務手当」 の内、 「 輸送指令の業務を行う主席、 課員」 「 駅等に勤務する者」 についてのみ改訂を行う理由。
□職務手当については、「 ライフサイクル」 の深度化にあわせて、鉄道運行に直接携わる駅輸送業務等に従事する者の職務手当の支給額の増減等を行うこととしたものである。
A 「 駅等に勤務する者」 の内、「 イ」 の項目に「 操車業務、 誘導業務、踏切業務、 信号業務及びホーム業務等」 を新たに加える理由。
また、 「 ホーム業務等」 の「 等」 とは何か。
□「 駅等に勤務する者の内、ァ以外の者で、特に指定された者」 の職務手当については、 「 ライフサイクル」 の深度化に合わせて、 鉄道運行に直接携わる駅輸送業務等である操車業務、 誘導業務、 踏切業務、 信号業務及びホーム業務等に従事する者を、 新たに支給対象とすることとしたものである。
 なお、 「 ホーム業務等」 の「 等」 とは、ホー業務以外の駅輸送業務のことをさす。
B 前記「 イ」 に加えられた「 信号業務」 に関して、 運輸関係における信号業務も同様の取り扱いとなるのかどうか。 □信号業務に専ら従事する場合には支給対象となる。
●Aで職種を増やしたということは、その業務も含めて行うということか。 ◎駅全体の手当を厚くしたということである。運転士が必ず行くという趣旨ではない。リンクはしておらず、かなり確率は薄いと考えている。
Bの「 信号業務」 とは、運輸も含めるのか。 ◎信号業務全般を含むという考え方である。
■(3)「深夜早朝勤務手当」について
@ 支給範囲の(2)に、 「 信号業務、 ホーム業務等及び輸送指令(運用指令を含む)」 を新たに加えた理由。
□「 ライフサイクル」 の深度化に合わせて、 鉄道運行に直接携わる信号業務、 ホーム業務等及び輸送指令(運用指令を含む)については、 賃金規程第95条第1項第2号により深夜早朝勤務手当を支給することとしたものである。
A 前記(2)に加えられた「 信号業務」 に関して、 運輸関係における信号業務も同様の取り扱いとなるのかどうか。 □信号業務に専ら従事する場合には、賃金規程第95条第1項第2号により深夜早朝勤務手当を支給することとなる。
B 支給額について、 「 拘束時間が深夜帯を全て含む場合」 のみ改訂を行う理由。 □深夜早朝勤務手当の支給区分のうち、 いわゆる泊勤務となる「 拘束時間が深夜帯を全て含む場合」 の支給額を「 労働時間が深夜帯に4時間以上ある場合」 の支給額と同額とすることとしたものである。
●@Aは、職務手当で対象になったことに伴う措置か。 ◎信号業務を含むようになったことから合わせて見直しを行った。
 駅業務の場合、泊勤務は全て深夜帯を含むことから、見直したものである。
■4.「 ライフサイクル」の深度化に関するこの間の団体交渉において会社は、 「 乗務員手当が減ることは承知している」 として、 その格差を是正する意味も含めて「 賃金部分の検討を行う」 としてきたが、 今回の提案は「 乗務員手当」 の減額分に相当するとは到底言い難いものであるが、 今回の提案内容に到った理由について具体的に明らかにされたい。 □手当については、それぞれの業務内容等に応じて支給されるため、運転士等から駅に異動した場合には、 異動後の駅業務についての手当が支給されることとなるが、 鉄道運行に直接携わる駅輸送業務等については、 関係する職務手当及び深夜早朝勤務手当の支給額の増額等を行うこととしたものである。
●組合からの指摘に対して、 「 減額になることは承知している。 そこも含めて検討している」 と回答していたが、今回の提案は手当の補填にもなっていない。 ◎会社としては、乗務員手当に見合うような手当については、当初から考えていない。
 社員でローン等を組んでいることは実体として承知している。また、乗務員手当の高いところと低いところがあるが、それがづっと続くわけではない。
■5.「『ライフサイクル』の深度化」に関する今後の取り扱いについて、下記の点について明らかにされたい。
(1)具体的な人選にあたっての考え方について。
(2)最終的な選考時期について。
(3)各支社毎の人数及び配属先について。
□鉄道事業配属採用社員で運転士職に就いた者については、 通常の異動の他、 全員が40歳までに、 ホーム業等の駅輸送業務等に従事することを考えているが、 実際の異動に際しては、 「 任用の基準」 に則って取り扱うこととなる。
 駅での5年間の勤務が終了した後については、 運転士や駅、 指令等にバランス良く配置することとなるが、 通常の人事異動と同様に取り扱うこととなる。
●希望把握等は実施するのか。 ◎希望の把握は行うことで考えている。個別の面談等を行うことも考えている。
 現段階で基準があるわけではないが、年齢や経験年数等も含めて検討することとなる。
 具体的には、4月1日までに方針を検討したい。
●最初の100名という人数の根拠は何か。 ◎関東7支社において、余力を残して100名を出せると考えている。
 ローン等個別の状況等については判断する必要があると考えている。
●ローカルから70キロ圏、70キロ圏から東京エリアという押し出すかたちでの異動もあるということか。 ◎そのような異動もあると考えている。
■6.定年延長に向けた会社の考え方を明らかにされたい。 □現時点で、 定年延長を行う考えはない。
●駅要員も逼迫して駅業務の委託や契約社員導入、そして「 ライフサイクル」 の深度化で運転士を駅に異動するような事態であり、定年を延長すべきだ。 ◎08年度からエルダー社員制度も始まる。年金満額支給まで働く環境をつくっていきたい。
●1953年4月2日生まれ以降の者は60歳では年金が一銭も出なくなる。エルダー社員制度も数年しかもたない制度だ。定年を延長すべきである。 ◎会社としても承知している。年金制度の改正に合わせて検討を進めていく考えである。
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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