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No.

「ライフサイクル」は全運転士の問題だ!
白紙撤回へ、いつでもストに決起できる闘争体制を
業務外注化絶対反対!
14日、春闘第一波ストへ

 ライフサイクルは全ての運転士の 問題であり、全JR労働者の問題だ。

俺たちは将棋の駒じゃない

 第一に、JR民営化体制の破産、業務外注化攻撃の破産のツケを全て現場の労働者におし着せて乗りきろうとする攻撃だからだ。駅の要員パンクは、人件費削減のために駅の専門職を20年以上も養成せず、外注化してしまえば何とかなるだろうという安直な考えで突き進んできた結果に他ならない。
 とくにJRは、駅で運転取扱いの出来る輸送職の養成を全くと言っていいほど放棄してきた(グラフ参照)。二進も三進も行かなくなって、そのツケを運転士に回してきたのだ。こんなデタラメを許すことはできない。こんなことを認めたら、運転士だけでなく全てのJR労働者が将棋の駒と同じように扱われることになる。しかも、運転士という仕事の大変さ、責任の重さをナメきった攻撃だ。

外注化とライフサイクルで職場はガタガタに!

 第二に、現在でも駅の現状は深刻そのもので業務はパンク寸前だ。ライフサイクルのような泥縄的なやり方では絶対解決しない。逆にもっと深刻化するだけだ。こんなことをやっていたら、駅を始めあらゆる職種の現場が、立て直しようもないほどガタガタになる。技術力の継承や鉄道を動かす基本的な機能が途絶え、安全が崩壊し、その矛盾が現場の労働者にもっと酷い形で転嫁されることになのる。
 非正規職の「グリーンスタッフ」や「グリーンアテンダント」の労働者は、次々に職場を辞めてしまっている。当たり前だ。超低賃金で、雇用契約も最長5年で打切られる。まさに使い捨て労働者だ。ある事業所のグリーンアテンダントは1年の内に8割が辞めたという。駅でも同じことが起きるのは間違いない。そうなれば業務はもはや完全にパンクする。そしてその矛盾がまた現場にのしかかることになるのだ。

乗務員手当の剥脱許すな!

 第三に、ライフサイクル提案は、乗務員手当はく脱攻撃と表裏一体の攻撃だ。
これを認めたら、次の来るのは乗務員手当のはく脱だ。会社は当初からその意図を隠そうともしていなかったし、3月4日の本社交渉でも「引き続き必要な検討は行う」としている。
 しかし東労組は、当初から今日にいたるまで、この点についてはひと言も触れていない。意図的に組合員に隠しているのだ。言ってしまったら、平成採だけでなく、全運転士の怒りが爆発するから、絶対に触れないまま裏切り妥結してしまおうとしているのである。

職場の団結が破壊される!

 第四に、ライフサイクル提案は、職場の団結を破壊するという点でも最も悪辣な攻撃だ。こんなものが通ったら、運転士は、いつ駅への配転通知が来るのか、1年365日不安にかられながら仕事をせざるを得なくなる。誰を駅に行かせるのかも会社の思惑ひとつで決められることになる。生活設計もたたない。そしてそういう状況の中で、職場では疑心暗鬼が生まれることになる。指導員や指令員になれば逃れられるとゴマすり競争や足の引っ張り合いが横行することになる。そんな職場にすることは絶対にできない。

ライフサイクル撤回に向けストライキで闘おう!

 動労千葉は14日、業務外注化阻止に向けてストライキに立ち上がる。そして、ライフサイクル提案白紙撤回に向けて、いついかなるときでもストライキに立ち上がることのできる闘争体制を確立する。東労組の裏切り妥結を許すな!職場から怒りの声をあげよう。
動労千葉に結集しともに闘おう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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