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組織拡大を実現し検修構内外注化を阻止しよう
2月9日、車両技術分科第19回定期委員会を開催

 車両技術分科会は、2月9日、第19回定期委員会を、DC会館において開催した。
 委員会は、鈴木副会長の司会で始まり、議長に幕張支部川村君を選出して議事が進められた。冒頭あいさつに立った半田会長は「京葉車両センターでの転削外注化が目前になり、3月ダイ改では幕張車両センターで3名減の当局提案が出されるなど、いよいよ検修・構内外注化攻撃との本格的な闘いが始まる。この攻撃を粉砕するためには組織拡大が絶対必要だ。一人一人がが平成採をオルグすることが重要だ」と力強く訴えた。
 そして本部を代表して繁沢副委員長から「昨年の総括として館山・木更津廃止反対闘争を闘い抜き、完全に当局を追い込んだことによりより一層の団結を固めた。そして何よりも津田沼・幕張で各1名の組織拡大という大きな成果を得た。検修関係では要員が集まらずできなかった京葉車両センターの転削の外注化も始まろうとしている。エルダー社員として危険な作業を安い賃金で使おうとしていることも問題だ。今後、組織拡大に向けて団結を固め、外注化攻撃に対して全力で闘おう」とあいさつがあった。
 続いて今回4名の仲間が参加している動労水戸を代表して杉井執行委員から「水戸でも安全が崩壊している」として最近の車両故障の例を挙げた後、「ベンディングに回されていた8名の仲間が原職復帰し、昨年検修分科を立ち上げた。20年間闘ってきてこれからが正念場だ。平成採獲得に向けて動労千葉とともに頑張る」との決意を表明した。
 その後、執行部より経過報告、会計報告、会計監査報告、方針案、予算案が提起され、質疑応答に入った。

質疑応答での主な意見

幕張
◎SRD内配線で端子短絡バーを逆に付けたため、左右のドアが開いてしまったが工場の作業はどうなっているのか。
◎MMがバラバラになった事故の原因が今になっても分からない。
◎E257系台枠ピン落失で、取り付けが他社は電気溶接だが千葉は割ピンである。
◎E211系でDコック「切」でもドアが開かないのは問題である。
◎車・技分科共済に水戸も入った方がいいのではないか。
◎2パン化した211系交検の要員増をかちとるために団交だけでなく現場でも若手を巻き込んで頑張っている。
◎211系の運転士イス交換作業は車両整備の担当ではないのか。

木更津
◎211系で2パン化してもアークがでる。
◎千葉派出の予備が4名いたが現在実働2名しかいないので養成が必要である。
◎千葉駅で客を乗せたまま分併作業を行う運用があるが、安全のため客を降ろし行うべきだ。
◎車両の構造や検修業務を知っていて、正しい判断ができる指令のプロがいない。

水戸
◎531系の交検では要員不足で毎回超勤で対応している。
◎勝田でも脱線事故があったが、これは無理な状況で作業を行ったためである。しかも、危険作業で脱線になることを団交で追及した直後だった。
◎合理化を行う会社を徹底的に追及することが重要である。

 などの活発な質疑に対して執行部及び本部から答弁が行われた後、方針案、予算案が満場一致で承認された。
 その後、委員会宣言が採択され、新役員の発表が行われ、最後に、半田会長の「全員で組織拡大に向けて総決起しよう」のかけ声のもと団結ガンバローを三唱し、定期委員会を終了した。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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