home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

京葉車両センターの車輪転削業務委託
10月1日実施を阻止したぞ!
6年間の闘いが業務委託を延期させた!
津田沼、幕張に続く組織拡大を

 全ての組合員のみなさん!
 京葉車両センターの車輪転削業務の10月1日実施を阻止するという大きな勝利がかちとられました。
 千葉支社は、7月の提案時に、「10月1日から委託するための要員はほぼメドがついている」として、10月1日からの実施を行おうとしていた。
 しかし実際には、要員がほとんど集まらず、8月から行うとしていた委託に関する訓練も未だに行われず、結局、委託実施を延期せざるを得ないという状況に追い込まれたのだ。

会社の都合で延期したわけではない

 これまで千葉支社は、委託を含めた合理化提案については、矛盾があったとしても組合側の反対を押し切って、実施するという姿勢で臨んでき。しかし、今回の京葉車両センター車輪転削業務の委託に関しては、単に「要員が集まらなかった」から、会社の都合で実施を延期したというものではない。
 これは、動労千葉が闘ってきた反合・運転保安闘争が、10月1日実施を阻止したということであり、われわれの闘いの大きな成果だ。
 2001年からの「シニア制度」導入以降、動労千葉は、検修・構内業務の全面的な委託につながることから、絶対反対を掲げ、「シニア協定」の締結拒否を理由にした当該組合員の排除という攻撃に対して、職場からの反撃をたたきつけてきた。さらに、来年4月以降導入される「エルダー社員制度」についても、検修・構内業務の全面的な委託に向けた重大な攻撃であることを当該の組合員に訴え、そして厳しい議論を通じて団結を強化してきた。
 しかも、本来、若手も含め労働者が行うきつい作業であり、熟練を要すること(この間連続して傷害事故が発生している!)、年間休日数が減ってしまい体がきつくなること、そして賃金が10数万円程度になってしまうという状況も追い打ちをかけた。
 こうした動労千葉の闘いの中で業務委託につながる要員が集まらないという事態を、われわれの闘いがつくり出し、そして今回の「10月1日実施延期」を強制したのだ。
 あらためて動労千葉の反合・運転保安闘争路線に自信と確信をもち、職場からの闘いを強化し、団結して闘いぬこう!

京葉車両Cの転削業務委託の根拠はない

 こうした中で、9月27日、千葉支社において、京葉車両センターの車輪転削業務委託に関する団体交渉が、京葉、幕張、木更津の各支部から代表が参加する中で行われた。
 すでにこの時点で千葉支社は、「要員が集まらない」ことを明らかにし、「10月1日実施は延期せざるを得ない」との回答を行ってきた。しかし一方では、あくまでも委託は行うとの姿勢をとり続けている。
 千葉支社は、業務委託の理由として「シニア社員の雇用の場の確保」をあげているが、実際には数年で破綻することは明らかだ。確かに来年以降数年、退職者が急増するのは事実だが、それ以降は退職者も減り、委託の拡大が必要なくなるのだ。また、車両整備の要員についても、年間を通して求人募集を行っているなど人が足りないという状況が続いており、わざわざ業務を委託する必要もないのだ。

列車の安全を守る上で重要な業務だ

 さらに重要なことは車輪踏面の管理は極めて厳しく行われており、これが列車の安全を維持するなど極めて重要な作業になっているのだ。例をあげれば、列車の脱線事故が発生した場合、何故脱線したかを調べるために車輪の踏面やフランジが真っ先に調べられるのだ。
 また、今年に入ってから、車輪転削業務で発生した切子(きりこ)によって、作業していた労働者がケガを負うという重大事態が発生している。
 結局、車輪転削業務は、列車を安全に走行させるための重要な位置を占めていること、しかも作業自体極めて危険で、精密な技術と経験を要する作業であり、これを一旦委託してしまったら、こうした鉄道固有の技術力そのものが失われてしまい、鉄道業務の崩壊をまねくものだ。
 こうした事実を千葉支社に突き付け、業務委託そのものの中止を叩きつけてきた。

 分割・民営化から20年が経ち、JR体制はボロボロだ。
 JRとJR東労組の結託体制は瓦解し、JR東労組も組織崩壊の危機に立っている。こうした中で「ライフサイクル深度化」が延期され、そして今回京葉車両センター車輪転削業務が延期された。
 われわれにとって絶好のチャンスだ。2名の組織拡大に続き、全支部で新しい仲間を獲得するために全力で闘いぬこう!

07年冬季物販闘争をやりぬこう!
 07年冬季物販は、10月15日から全国オルグがスタートします。
 全組合員の奮闘で07冬季物販を成功させよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る