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地域の足を守れ!館山運転区廃止−内房線の切り捨てに反対する
館山地域集会が大成功 ―館山地域集会報告(上)

 9月24日、14時から、館山商工会議所大会議室において、「地域の足を守れ!館山運転区廃止−内房線の切り捨てに反対する館山地域集会」が開催された。
 集会には、館山支部の組合員や家族、OB、安房地区労福協の仲間や国労保線区の仲間、さらに辻田館山市長、石井南房総市長、館山観光協会長、館山市議会議員等々、全体で130名が結集し、内房線の切り捨てにつながる館山運転区廃止に地域から大きな反対の声があがった。

館山総行動で組合員がやるきになった!

 集会は、館山支部・坂本好夫君の司会進行で進められた。冒頭、開会のあいさつに立った館山支部・堀江支部長は、「館山運転区は電車運転士、検査、事務を含め70名の職場です。館山運転区廃止は、木更津から南は列車本数を切るということです。8月から館山、鋸南、南房総、富津の各自治体等30数カ所を回った。この中では思ってもいなかった反響があり、組合員もやる気になった。館山支部は、最後まであきらめずに団結して頑張ります」との力強い挨拶が行われた。
 次に、本部・田中委員長から、この間、千葉支社との間で行われた館山運転区廃止をめぐる団交の経過や、8月中の総行動、今後の取り組み等について報告が行われ、続いて来賓の方々から挨拶が行われた。(別掲)
(以下、つづく) 

館山市・辻田 実市長

 今回、運転区が木更津に移るということを伺い、館山市としても大変なことだということがだんだん分かってきました。私は館山市としてこの問題をどう見ているのかという点につきまして、意見を申し上げたい。第1に困るのは、70人の職場がなくなるということです。家族やそれをとりまく人達など、かなり大きな影響も出てくると感じます。2番目に、列車ダイヤがますます市民に不利益になるのではないかという点です。特に前回のダイヤ改正で昼間の特急が削減され、市民からもかなり強い意見があり、議会でも「市長はどう対処しているのか」という質問も受けました。私はJRの複線化促進協議会の役員等もやっているのでJRに「観光面、商業面、市の仕事の面でも非常に不利益だから、なんとかしてもらいたい」と要望しました。しかしJRは「乗降客が少なくなり、空気を運ぶために列車を動かせない」というわけです。そして「状況を見ながら夏季ダイヤ等である程度考慮する」という見解を得ましたが、一向に変わりません。館山市長もなめられたもんだと個人的には憤慨しています。
 9月14日に、JR千葉支社の部長さんなど3名が見えて話を伺いましたが、二つだけ納得できません。ひとつは、館山市の税収が減るので、この点を申し上げました。館山運転区がなくなると直接税金が減るわけで、市長としては指をくわえて「結構です」と言うわけにはいきません。
 もうひとつは、昼間の特急列車の回復です。JRは、どうしても採算がとれないと言います。館山から木更津までの乗降客で採算を考えたら赤字になるでしょう。だけど木更津から東京、場合によってはJR東日本全部の路線から考えてみればそんなことはない。会社は都合がいいかも分からないけれど、市民としては納得できません。
 また、JRの部長さんは、「館山市は動労の組合と一緒にやるんですか」と言いました。私は動労であろうが何であろうが、特急列車が減らされ、ダイヤが切り捨てられ、税金が減ることについてはたまったもんじゃない。これは動労とか労働組合とは関係ないことだと言ったら、「それはそうですけれども」と、物別れで帰っていきました。
 みなさんのご協力をいただき、昼間の特急列車を元に戻したいと思います。みなさんと意気の通じるところについて思想信条をのりこえて、お互いに行動を起こしてまいりたいと考えております。

南房総市・石井 裕市長

 組合の皆様方の雇用という問題に関して、私ももちろん理解をしている者でございますけれども、最近のJRの傾向をこのまま沿線の自治体の長として看過していることはできないのではないかと感ずるところが強いものですから、今日は出席をさせていただきました。
 JRは、法改正により今は民間企業でありますから、利益を追求するのは当然のことと言えるかもしれません。しかし、公共性をいかに担保していくかを考えていただきたいと思っています。全国的な傾向を見ますと、採算の合わない路線が廃止に追い込まれています。場所によっては行政と共同運営をするというような形に切り替わっている路線も見受けられます。ともすると内房線もそういう方向になっていくのではないかという心配もしております。
 私は、数年前の法改正によりまして、路線の廃止ということが届け出制によって済まされることになったことが一番の原因ではないかなと思っています。これは、地域としてもJRに対しての要望ばかりではなく、国に対してもしっかりと働きかけていく必要があると思っています。
 先ほど、辻田市長からもお話しがあったとおり、昼間の特急列車がなくなりました。これは不便だという声が大変強く聞かれます。これは私自身もそう強く感じております。いくら道路が整備されて便利になっても、これから高齢化社会に向かっていく中で、JRが持つ使命というのは非常に大事なものだと思っております。競争性のないところで、公共性の非常に高い部分を民営化するということが、本当にいいことだったのかどうかという問題は、今にしてしっかり考えなければいけません。競争性のないものを民営化することは、地方の切り捨てにつながりますそれが今、全国的に発生しているのではないかと思います。
 ですから職場のみなさま方が抱えていらっしゃる切実な問題、それとあわせて私は、沿線自治体の長として、地域の発展のためにこれからJRに対してももちろんですけれども、やはり国に対してもしっかりと働きかけをしていくことが大事ではないかと思っております。
 これからはみなさま方にも職場ということをのり越えて、沿線の方々と力を合わせてそういう方向で頑張ってもらいたいと思います。
 これからもよろしくお願いいたします。

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