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「蘇我運輸区」新設問題で千葉支社と交渉(11/18)
要員規模、運用、京葉運輸区のあり方等全てを隠す千葉支社
千葉支社は、「蘇我運輸区」の全体構想を明らかにしろ!

 動労千葉は、千葉支社が来年3月に運用を開始するとしている「蘇我運輸区」について、新設の理由、要員規模、担当線区、現行京葉運輸区のあり方及び将来の基地構想等について解明を求め、11月18日、申2号に基づき千葉支社との団体交渉を行った。しかし団交において千葉支社は、「蘇我運輸区」新設の理由として、輸送混乱時に、内・外房線の列車を千葉みなとで折返すとの考え方を明らかにしてきたが、それ以外は一切明らかにしないという不当な対応を行ってきた。蘇我地区に新運輸区を設置するということ自体、千葉運転区や館山運転区、鴨川運輸区との関係が発生するということであり、動労千葉の拠点支部に対する組織破壊攻撃を考えていることは明らかだ。しかも、年度末までに幕張電車区から217系の業務を移管することも画策しており、早急に闘いの体制を構築しなければならない。千葉支社の不誠実団交を糾弾し、組織破壊攻撃阻止に向けた闘争体制を確立しよう!

輸送混乱時千葉みなと駅で折返し運転?

組合 「蘇我運輸区」設置について目的及び要員規模について明らかにし、社員間にある不安を取り除く必要がある、具体的に明らかにしてもらいたい。
会社 この間も業務の効率性と働きやすさの追求をしてきたところであるが、昨年の台風時に快速線でのダイヤ混乱の影響で千葉駅が満線になり、ローカル線、京葉線までが止まるという事態となった。こうした事態に対して何か良い方法はないかと検討したところ、千葉みなと駅の折返し設備を活用することにより列車影響の緩和、ダイヤの早期回復等、異常時対応能力向上が図れると考えている。
 要員規模等については現在精査中であり、回答できない。
 「蘇我運輸区」の建物は、鉄筋コンクリート造りの4階建で、床面積は約680平米、延べ面積は約1970平米で、来年3月20日に竣工予定である。
 女性利用設備の拡充を図る事も考えている。
組合 建物の大きさは、このくらいの人数にはこの大きさが必要だと考えて決めるのではないか。具体的な話しがでないでは話を前に進める事ができないではないか。大枠程度は出すべきだ。
会社 確定的な事でないことを言って後で訂正したのでは社員の不信を招くことになる。
組合 このような回答ではどうにもならない。
会社 具体的に決まり次第速やかかに説明したい。
組合 千葉みなと駅の折返し設備利用を具体的にはどの様に考えているのか。
会社 輸送混乱時、内・外房線の列車を千葉駅ではなく千葉みなと駅の折返し設備を利用して折返すことで、千葉駅の番線を空け、これにより異常時対応能力が向上すると考えている。

車掌は全て「蘇我運輸区」へ異動?

組合 館山運転区は、12月ダイ改で2名の要員減が提案されており、現場では非常に危機感を持っている。要員規模の小さな所での要員削減は基地の存続問題も含めて考えなくてはならない深刻な問題であると考えているが、今回の「蘇我運輸区」新設との関係はどうなっているのか。
会社 館山運転区での今回の要員減は特急列車の予定臨化に伴うものであり「蘇我運輸区」とは関係ない。担当列車の変更に伴うもので、千葉転は3名増となっている。予定臨を金、土、日の3日連続運転することでお客様が利用しやすいようにした。
組合 館山運転区では、秋のの自己申告に基づく面談で、転勤希望をしつこく聞くなどこれまでとは全く違う対応だった。これはどういうことか。
会社 転勤希望は以前から聞いており、今回特に指示したわけではない。今までと同じスタンスである。
組合 京葉運輸区についでどの様に考えているのか。車掌は全員が「蘇我運輸区」に移るとの話がすでにされている。今回のダイヤ改正は「蘇我運輸区」新設に向けた暫定的な物だとのとの考えなのか。
会社 具体的なことを話せる時期でないが、暫定ダイヤとは考えていない。「蘇我運輸区」については12月中に説明したいと考えている。
組合 武蔵野線との関係はどの様に考えているのか。また将来展望はどの考えているのか。
会社 支社間の調整が必要なことであり調整には非常に時間がかかる。そこまで考える余裕はないのではないかと思う。
組合 武蔵野線担当の乗務員の運用はどの様に考えているのか。
会社 現在精査中であり不確定なことを話すことは出来ない。精査でき次第説明していきたい。
組合 新しい区所を発足させるには準備区が必要だと思うが、設置はいつ頃になるのか。
会社 必要性はわかるが具体的には何も決まっていない。
組合 運転関係の基地のあり方をどの様に考えているのか。
会社 今後も効率的な乗務員運用と働きやすさ考え、基地の再編を前向きに考えて行くことになる。

 以上のように、千葉支社は徹底した秘密主義を貫こうとしている。鴨川運輸区設置の時と同様、組織破壊を狙っていることは明らかだ。
 安全運転行動で培ってきた団結で、組織破壊攻撃をはね返そう。
 動労千葉の組織強化・拡大で反撃しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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