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またもやレールに「亀裂」

今年に入ってすでに3件目
千葉支社は原因を明らかにしろ

津田沼駅構内「クロッシング損傷」に関する申し入れ

1.5月24日、総武緩行線・津田沼駅構内においてク ロッシングが損傷するという事態が発生したことにつ いて、原因及び損傷箇所の発見時の状態、調査結果、 対策等について明らかにすること。

検修職場の将来展望に関する申し入れ

1.「メンテナンス近代化(第3期)計画」では、幕張 電車区から217系車両を鎌倉総合車両所に移管する としているが、具体的な時期等について明らかにする こと。
また、今後の検修基地の将来展望等について明らか にすること。
2.7月から新たに導入される257系特急車両につい て、導入及び今後の教育計画、保全検査の具体的な内 容、要員体制等について具体的明らかにすること。
3.ATC特性検査が廃止されたことに伴う弱電関係の 今後の検査体制について、千葉支社の考え方を明らか にすること。
4.この間、機能試験時における外部電源の利用により、 主回路機器の機能確認ができないため事故等が発生し ていることについて、千葉支社の考え方を明らかにす ること。

「メンテナンス近代化(第3期)計画」による幕張電車区縮小攻撃阻止に向け、検修職場の将来展望に関して申29号を発出

 今年に入ってレールの「破断」というこれまででは全く考えられない事故が続発する中、またしてもレールに「亀裂」が入るという重大事態が発生した。
 5月24日、津田沼駅構内において、総武緩行線上りのクロッシング部分にに亀裂が入っていることが発見された。
 この間「レール破断」等に関して千葉支社との団交を重ねてきたが、その中で千葉支社は「総合巡視も含めて線路の点検を実施した」として、一定の対策を講じてきたとの回答を行っていた。しかし、千葉支社が点検したというその直後にまたしても本線上においてクロッシングに亀裂が入るなどということは、極めて重大な事態だと言わなければならない。しかもラッシュ時には2分30秒間隔で列車が運行されることを考えれば、背筋が凍るような事態だ。
 なぜこうした事態が頻発すのか、千葉支社はその根本原因を明らかにすべきだ。
 しかもこの事態は、列車の運行に影響を及ぼさなかったから「事故」としては上がっていないというのだ。クロッシングに亀裂が入り、それを交換しておきながら「事故ではない」などということ自体、今回の事態を深刻に考えていないということだ。動労千葉は、こうした事態に対して根本原因の究明を求めて申27号を発出した。千葉支社は根本原因を明らかにしろ。

幕張電車区縮小攻撃を許すな

 検修職場をめぐる攻防が重大な局面を迎えている。千葉支社は、183系にかわる257系新型特急車両を7月から導入し、来年度中には全てを入れ換えることを明らかにしてきた。現在183系の交番検査は15名体制で行われているが、257系になった場合、基本編成が5両であることから、千葉支社は大幅に検査要員を減らすことを狙っている。
 しかも、「メンテナンス近代化(第3期)計画」では、05年度中に幕張電車区所属の217系車両の検査業務を鎌倉総合車両所に移管するとの計画をすでに出している。
 千葉支社は、新型特急を導入し、217系業務を移管することで幕張電車区の業務と要員規模を大幅に縮小し、動労千葉の影響力を何としても排除しようと狙っているのだ。
 しかしこうした攻撃をかける一方で会社は、検修職場に関する将来展望(検修職場の確保や検修技術力の維持・向上)について全く明らかにしようとしていない。このままでは検修職場そのもや、培ってきた検修の技術力は失われ一方だ。
 動労千葉は、こうした状況から、「メンテナンス近代化(第3期)計画」による幕張電車区縮小攻撃阻止に向け動労千葉申第29号を発出した。
 千葉支社は検修の将来展望を明らかにしろ。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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