home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

1/11労働運動のルネッサンスを

団結旗開き2003=闘い開幕

 二○○三年動労千葉団結旗開きが、一月一一日一三時よりDC会館において開催される。
 二○○三年は全情勢が本格決戦の年となった。われわれは、昨年の一一・一○全国労働者集会の総決起を今春闘の第一弾の闘いとして、成功を治めた全成果を傾注し闘いに邁進していこうではないか。

全面的な賃下げ・雇用破壊攻撃との闘いとなる○三春闘情勢!

 何よりも、われわれにとって重要なのは○三春闘が賃下げ春闘との全面対決となったことだ。
まさしく全面的な賃下げ、雇用破壊攻撃との対決だ。日本経団連は、「賃金の社会的横断化を意図する春闘は終焉した」と春闘の絶滅宣言を発し、終身雇用制・年功序列賃金の廃止を言い放ち、「賃金は発展途上国と同様の水準に」とまで経営労働政策委員会報告原案に記している。戦後最悪の完全失業率の更新、倒産、若年層の就職率の悪化は目を覆うほどとなっている。
 さらには、労基法への「解雇ルール」の導入、有期雇用契約・裁量労働制の拡大、労働者派遣法では派遣労働の制限の全面的撤廃が俎上に上り、全労働者の不安定雇用化ーアウトソーシングの全面化が策されている。これに税制改悪、年金制度改悪、雇用保険法改悪が加わるのだ。労働者にとっては、まさに生きる権利そのものを奪われる状況に他ならない情勢であり、その社会的地位の歴史的転換が策されている。

第二の分割・民営化攻撃との本格決戦迫る!第二ラウンドの闘いに全力で邁進しよう!

 いよいよJR版大リストラ攻撃である東日本の「ニューフロンティア二一」、貨物の「ニューチャレンジ二一」との本格的対決が目前に迫ってきた。
 JR貨物は、ついに諸手当改悪に着手してきた。これは乗務員手当てを中心とした諸手当の大幅切り下げ攻撃であり、JRにおける全面的な賃下げ攻撃の始まり、その開始と見なければならない。さらには動乗勤改悪とのセットで乗務員手当ての切り下げが画策されている。
 貨物における二○○三年の闘いは、度重なる格差に加えて、賃金制度の白紙見直し攻撃、そして基地統廃合攻撃、労働条件の根本的解体攻撃との対決となった。断固とした闘いに起たなければならない。
 東日本の「ニューフロンティア二一」攻撃の根幹をなすアウトソーシング攻撃=全面外注化攻撃が急ピッチで進められんとしている。千葉支社は営業関係にやいて、「駅体制の見直し」提案に続いて大幅な外注化に踏み出そうとしている。
 「シニア制度」と一体となった検修・構内外注化攻撃もその矛先をおさめたわけではけっしてない。そして駅体制の外注化がその前提となった、「場内信号機に対する進行の指示」のように、JRの安全の危機の進行はその限度を越えてしまった。 われわれは、昨年の○二春闘三ヵ月間決戦と、その継続において現在もなお職場の力関係を維持し、JRの目論みを阻止しつづけている。

二○○三年熱気溢れる闘いの年闘いの開幕を目撃しよう!

 動労千葉の原点の闘いである、反合・運転保安闘争にわれわれは「場内信号機問題」を契機としてすでに決起している。
 二○○三年は熱を帯びた闘いの年だ。闘いが労働者の魂を揺さ振る年としなければならない。労働運動のルネッサンスをかかげ、労働者こそが社会の主人公となる年としよう。団結旗開き二○○三、闘いの開幕を目撃しよう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る