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闘春 第2の分割・民営化攻撃粉砕

1・12 団結旗開き 

闘争体制を築こう
 「第2の分割・民営化」と呼ぶべき新たな攻撃との攻防戦がその戦端をきっておとしている。2002年は闘いの年となる。団結を固め、闘争体制を築こう。1月12日、団結旗開きに結集しよう。
 昨年末JR東日本は、保線・電力・信通等、設備関係の全面的な外注化攻撃を強行し、多くの仲間たちが帰るあてのない強制出向に駆りたてられている。他方12月24日、1047名の解雇撤回闘争をめぐって、チャレンジグループと呼ばれる国労内の4党合意の主唱者たち五百数十名が国労を脱退し、完全の転向宣言を旗印とした「新組合」を結成するという事態が起きている。
 この二つの問題を契機としてJRをめぐる情勢は明らかに一変し、第二の分割・民営化攻撃との闘いは一挙に決戦的情勢に突入した。

卑劣な攻撃許すな
 千葉支社は昨年12月25日、幕張支部所属の繁沢本部副委員長、長田本部組織部長を強制配転するという露骨極まりない組織破壊攻撃を仕掛けた。これは明らかに、検修・構内業務の全面外注化を強行するために画策された動労千葉への挑戦状だ。
 業務の全面的な外注化は、労働組合が毅然として反対し、闘いを貫いている状況のなかでは貫徹できようがない攻撃だ。とくに幕張電車区は分割・民営化攻撃の嵐にたち向かい、今でも動労千葉の組合員が職場の過半数を占める拠点職場である。千葉支社は検修・構内外注化攻撃にたちはだかるこの団結を破壊するために今回の強制配転攻撃を強行したのだ。
 第二の分割・民営化攻撃との組織をあげた攻防戦は、その戦端を全面的にきっておとした。われわれは恒常的ストライキ体制方針のもとに、いついかなるときでもストを含む闘いに突入できる闘争体制を確立する。

現状を打破しよう
 昨年末、11月の失業率が発表されたが、戦後最悪をさらに更新し5.5%に達した。倒産・首切り、大リストラ攻撃が労働者を襲い、生きる権利、働く権利、団結する権利が奪われようとしている。連合的な労資協調路線は労働者に何ひとつ利益をもたらさないことは一点の曇りもなく明らかとなっている。
 労働組合は何のために存在しているのかが問われている。労働運動の否定すべき現状を打破し、闘う労働組合を甦らせなければならない。
 われわれは戦後史の重大な分岐点にたっている。米経済の崩壊は世界経済全体を大恐慌にひき込もうとしている。アメリカによる世界支配の終焉という地殻変動が起きようとしているのだ。そしてこの歴史的変動が戦争の危機を現実化させている。
 一方、怒りの声は臨界点をこえ、世界はいま爆発寸前の状態にある。新しい歴史が胎動しようとしている。「9・11」は、そうした事態を衝撃的につきつける事件であった。

3ヵ月間の決戦へ
 われわれは、02春闘に向けた3ヵ月を、こうした情勢にたち向かう決戦過程として位置付け、直ちに闘いを開始する。闘えば響く情勢が到来しているのだ。我慢のならない現状、そして労働組合の惨たんたる状態への怒りの声は充満している。
 02春闘を「春闘解体元年」にしてはならない。戦争への道を止めよう。
 第2の分割・民営化−組織破壊攻撃粉砕、シニア制度−検修構内外注化阻止、1047名闘争勝利、貨物ベアゼロ攻撃粉砕、組織拡大が当面する闘いの課題だ。
 直ちに闘争体制を築きあげ、組織をあげた反撃を開始しよう!