DC通信No.12 03/03/27
本日、再回答を求めてストライキに突入!
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JR東日本のベアゼロ回答−東労組の裏切り妥結弾劾!

本日、再回答を求めてストライキに突入!

 本日、JR東日本が新賃金回答を行なった。「ベアゼロ、定期昇給のみ実施」という回答だ。東労組はこの回答をその場で裏切り妥結した。断じて許すことはできない。われわれはこの回答を怒りを込めて弾劾し、再回答を求めてストライキに突入した。JR東日本は直ちにベアゼロ回答を撤回し再回答せよ!

発足以来最高益にも係わらずベアゼロ回答!

 ベアゼロ回答は昨年につづいて二回目だ。だが、今回の回答は一層重大な内容だ。昨年はまがりなりにも、「期末手当については真摯に対応していく」という一文が付記されていたが、それすらなく、「幅広い業種で定期昇給の見直しや廃止に関する議論が行なわれている」からベアはゼロだというのだ。
 しかもJR東日本は、この3月決算で一千四百二〇億円という、ばく大な経常利益をあげる。昨年と比べても約四百三〇億円もの増収で、会社発足以来最高の利益だ。JR東日本はこの1年間で、実に二百五〇億円もの人件費を削減している。にも係わらずベアゼロだというのである。
 しかも回答書は、次は定昇に手をつけると宣言したに等しい内容だ。これで
沈黙したら、次は定昇に手がつくことは間違いない。03春闘はまさに重大な位置をもつ闘いとなった。
 貨物ではこの間徹底した賃金抑制攻撃が吹き荒れ、25日には4年連続となる
ベアゼロ回答が強行された。また今春闘交渉では、正面きって「定昇の見直し」
を振りかざしてきた。だがそれで、55歳以上については基本給に千円を加算している。JR東日本の回答は、貨物の回答よりも酷いものである。断じて許すことはできない。

東労組・革マル松崎一派の裏切り妥結弾劾!

 このベアゼロ回答は、労働組合が会社の手先になり果てたとき、労働者にどんな攻撃がふりかかるかを鮮明に示すものだ。
 東労組はこの回答を提案即妥結したのだ。会社は内部分裂状態となり、大混乱を極めている東労組の足元を見透かして責め立て、東労組・革マルはを唯々諾々と受け入れたのである。
 今東労組実権を握っている松崎派にしてみれば、最低限、昨年嶋田らが五万五千円の旅行券の配布を条件に裏切り妥結した水準だけは上回りたかったはずだ。だが、会社の奴隷となり、足元を見透かされたときにこのような結果になるのはわかり切ったことだ。われわれは、東労組・革マル松崎一派の裏切り妥結を満腔の怒りを込めて弾劾する。

全労働者の怒りの声を背景に、3/27−30ストを闘おう。

 われわれは、ベアゼロ回答打破に向けて本日からストライキに起ちあがる。
この闘いはJRに働くすべての労働者の要求を背景とした闘いだ。それのみならず、全面的な賃下げや雇用破壊攻撃の嵐のなかにある日本の全ての労働者の
怒りの声を代弁する闘いでもある。今こそ闘う労働運動の復権をかちとろう。
JR東日本は直ちに再回答せよ! ともにストライキを闘おう!

写真は3月24日、千葉駅情宣とJR東千葉支社への抗議行動。組合員と支援する会員が150人でたたかう。

国鉄千葉動力車労働組合

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