労働学校通信

実践講座
第[期No.03


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実践編次回講座のお知らせ

8月23日(土) 13:00〜
 改憲阻止闘争について
  講師 高山 俊吉(弁護士)
 憲法と人権の日弁連をめざす会代表。改憲と一体となって進む戦時司法確立攻撃と闘い、同時にそれに屈服する日弁連を激しく弾劾し、日弁連会長選挙にも立候補している
『裁判員制度はいらない』(講談社)
16:30より講師を囲んで懇親会を予定いたしております(会費1,000円)

労働学校通信(実践講座) 第3号 (2008.08.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)

◎ 受講感想・感想編

◆前回(6/28)「社会保障制度改悪とのたたかい」感想文より

●革命の接近は国家そのものを大衆が問題にするということでもあるでしょう。古くは納税の拒否運動が様々な形で行われたことを思い出しましたが、今は人(労働者)同士が殺し合うという資本主義の末期、必然の現象が社会問題となるにいたっています。
 レーガン、サッチャー、中曽根にはじまる攻撃を新自由主義と規定し、明確にすべきと考え主張してきましたが、5・1メーデーを闘った〈世界〉が、まさにグローバリズム攻撃に対する民営化反対を叫んだことに一層の確信を得ました。
 本日の講義はそれらのことを具体的につきだし、得るところ大なものがありました。ありがとうございました。

●・「後期高齢者医療制度撤廃」でなんでデモがないのか? 患者さんはかなり怒っています。この高齢者と若者が結合したら、韓国の100万人デモ状態になるのは間違いないのに、それが起きない、起こさない、(起こせない……)、もどかしいです。
・とはいっても、現場の絶対的人員不足は決定的に医療労働者が立ち上がるチャンスになってきていると思います。今までは、現場で怒っている人ほど、職場を辞めてしまうので、なかなかランク&ファイルのたたかいをつくれないでいましたが、今やどこに行っても似たり寄ったりの状態になってきているからです。ヨーロッパでは医療労働者のストライキがあちこちで勃発していて、日本でもやりたいです。
・今年の講義は、去年に比べて「社会保障制度」は革命を防止するためのものだという内容が弱い、というかほとんどなかったと思いますが、この点はもっと強調されてもいいと感じました。

●最近、ニュースなどを見るにつけ、資本主義が(自らの考えなしの搾取により)窮地に立っているなあと感じます。次はこういう制度を作ります、こういう法案を作ります、民営化します等々。視聴しているこっちにはそれがどういう制度で、どんなメリット、デメリットがあるか、全然わからない。で、わからないうちに勝手に可決して、いざ実施されてみると、私たちには不利益があって、企業ばかりが儲ける。それが衆愚の政治ってものだけど、善良な一般労働者は新しくつくられる制度が自分たちのためになるとか、不正な利益を上げてた輩を糾すとか、そんな虚言甘言を信じ、騙されて収奪される。今の私は基本的に疑念を持ってニュース情報を捉えているけれど、半年くらい前はそうじゃなかったし、多くの学生や若年の労働者、年かさの労働者でも、未だにこれらの宣伝を鵜呑みにしてしまっているのだろうと思う。苦しい状況をうち破るのは革命しかない。これは真実だろうと思うし、実際、生活はギリギリなのだから、そこに賭けてみたいと考えている。が、多くの労働者やその予備軍である学生は長年、資本家に都合のよいよう育てられているので、すぐに生活苦と革命、資本家と社会保障制度の破壊などは結びつかないだろう。民営化などを攻撃だと気づいていないから。そういった自分たちを市民、国民だと思っている人々にどのように働きかけ、日常が攻撃に満ちているか示し、団結していくかが今後、最も真剣に取り組んでいくべき課題の一つであろうと考えているのだけれど、今の左翼といったものはこれをどのように考え、取り組んでいるのだろうか。

●私たちの目前で進行していることは、これまで保障されてきた医療・福祉などの制度がこれでもか、これでもかと際限なく破壊されているという現実です。その現象だけをとってみるとそら恐ろしくなるような事態と言えます。
 しかし、その本質を見抜くことが大切だと思います。すなわち資本主義が「支配の安全装置」を自ら破壊しなければならないところまで根底的な破綻に陥っているということ、資本主義が完全に歴史的に命脈が尽きていること、したがってプロレタリア革命こそが労働者階級の回答であり、その絶好のチャンスが到来したのだということです。
 そのためにもここまで人間(労働者階級)をおとしめ、尊厳を否定する資本主義に対する怒りを根底から爆発させるということだと思います。やはり最も許し難いのは後期高齢者医療制度です。「賃金労働者として使いものにならなくなった高齢者は早く死ね」という資本の本質を赤裸々に示している。この一点だけで資本主義は打倒するしかない。
 階級的労働運動を前進させることが結論なのですが、そのためにもやはり社会保障問題でも敵の攻撃をとことん暴露していくことの必要性を痛感します。私自身が不勉強で、今回も初めて聞くようなことが多かったのですが、社会保障問題で100万のデモを組織できるだけの力をつけなければならないと心から思います。
 敵の攻撃を非常にわかりやすく、かつ鋭く批判する講義ありがとうございました。

●労働者を市場原理の賃金制度・社会保障制度によって個々バラバラに分断し、競争に駆り立て、戦争に突き進む帝国主義に対して、労働者階級として団結し、共同性を取り戻すために、職場でストライキをできるような仲間をつくっていきます。

●これからいろいろ議論して、ともに闘いを強化していきたいと思います。労働者の怒りをとことん引き出し、社会の主人公である労働者の力で支配権を確立し、革命をなし遂げよう。

●生きさせろのたたかいを具体的にはじめ、進めるための方法論を求めて、実践編の授業に出ている。授業は第2回になったが、まだ実践的に役に立つ(私にとって)ヒントを得られていない。個々の改悪や権利侵害ときちんとたたかってみせることが、同僚や厳しい暮らしをしている労働者たちに対する何よりのオルグになると信じているが、というよりも、最近、そういう細かい努力を「物とり」の一言で切り捨ててしまうことが多いように見える。しかし、革命を何百編叫んでも、人々が真剣に聞いてくれる人間関係を形成できないなら、革命をともに担う仲間は増えていかないだろう。

●独身の身として、以前は老後等の心配がありましたが、労働運動をやるようになって、自分は一人じゃないんだと思えるようになりました。社会保障解体が進む中で、不安を感じます。仲間をつくって、団結の拡大をしていきたいです。

●社会保障制度の改悪について、具体的に説明があったので、とても勉強になったし、聞けば聞くほど怒りがこみ上げる。職場ビラで職場の仲間にも知らせていきたい。資本主義のどんづまりの攻撃があちこちで破綻している。絶好のチャンス! 労働者階級が怒ったらどれだけパワーを発揮するか、目にもの見せてくれるたたかいを作りあげていきたい。

●医療制度改悪により産婦人科等が閉鎖されている中、年金はドイツにならう制度を採用しようとする事が非常に矛盾していると考える。マクロスライド方式により30%くらいの年金給付だと、私の場合、金遣いがあらいので困ります。よわったなあ……。
 韓国がすごいうらやましい! 韓国をすっごいお手本にしたい! 現役労働者と退役労働者の階級的団結をし、即時廃止に向け立ち上がろう!!夢の100万人労働者の同時ストライキに向けて……。

● やっぱ「怒り」です。病気になったら治すために最高の医療を受けられる、あと子供達が志や夢に応じて好きなだけ勉強できる。病気は社会で治す。子供は社会で育てる。その社会とは労働者が団結して動かす社会です。ファイツ!

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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