労働学校通信

第X期No.05

次回講座のお知らせ

8月27(土)・9月17日(土) 各13:00〜
 資本主義とはどういう社会か
 講師 鎌倉 孝夫(埼玉大学名誉教授・東日本国際大学教員)
 マルクス主義経済学者。『資本論体系の方法』(日本評論社)、『資本論とマルクス主義』(河出書房新社)、
『経済学方法論序説』(弘文堂)、『「国鉄改革」を撃つ〜公社交通の再生』(緑風出版)など著書多数
DC会館(総武線東千葉駅前)
*親睦会にも積極的に参加しましょう!(会費千円)

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労働学校通信 第5号 (2005.08.02発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

何をつかむのか

 ロンドンで同時多発ゲリラが爆発して、G8、先進帝国主義国のトップが全部集まって、今の世界中の危機をどうしていくのかと相談することになっていてけれど、一発でこれが粉砕されるということが起きました。
 問題なのは、ああいう世界を震撼させるようなことが起こった時に、どういうふうに考えるのか(なにをするのか)ということです。
 今日の講義である「現代の帝国主義」。帝国主義の大変な危機のなかで、世界の労働者が何をしなければいけないのかということ。
 起こりうるすべての事象に対して正しくきちっと見る力をつけるということ。帝国主義の特徴であるデマ、ペテンをちゃんと見抜いて、どういう闘いのなかでこれを打倒していくのかということをつかむ、そのために(労働学校で)学習していくということです。
(代表あいさつから)

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)を随時発行しています

感想文紹介

ても勉強になるお話しでした。過去の歴史から最近の話をおりまぜつついろいろな角度で現代の資本主義体制を解説してもらえたので理解がとてもしやすかったです。マルクスやレーニンの原典を読んでこの学校に参加するととても力になると感じました。

半の内容も含め、どうやって戦争が起こっていくのか、また、その裏に帝国主義があることがよく分かりました。戦争をやりたい人と戦争に行かされる人は違い、戦争を止められるのは労働者であることが分かると希望がでてきた感じです。
 労働者が自国帝国主義と闘うべきということはよく分かりましたが、そこで内乱が起きた時はそれもまた戦争で、たくさんの人が殺されたり殺したりしなければならなくなってしまうのでしょうか? それは避けることができますか?

英のイラク占領が続き、日本の自衛隊派兵が長引く程戦争に対する感覚が鈍くさせられていくように感じます。今、あらためて戦争とは、資本家のための戦争であって、労働者には何の利益もなく犠牲にさせられるだけだということを訴えていかなければと思います。
 今回の講義では、つくる会教科書、靖国問題のようなことが米でも進行していて、それらが資本家のための戦争推進のためにやられていることがよく分かりました。
 やはりこの状況を打破できるのは労働者の力しかないと思います。そのためにまずスターリン主義化 やはりこの状況を打破できるのは労働者の力しかないと思います。そのためにまずスターリン主義化いし、問題意識を持ちづらいと思うのですが、ここですべての労働者が団結して革命を起こすことが現実的に可能なのでしょうか。でも尼崎の事故やJALの事故が続いているのを見ると、今後もっとすごく大きな問題が起きてしまうような気もしています。

うしても私たちは資本家に幻想をもってしまうなあと思う。これまでにさんざん労働者を食い物にし、戦争をしてきたのが資本家階級で、それは今も変わらないと思っているつもりでも、経団連の提言などを見てあらためてビックリしてしまう。
 資本家がいかに人格的にすぐれていてもそれだけではこの社会はよくならないということをはっきりさせなくてはならない。おおまかには資本家も生き延びるためには競(自分たちさえ良ければいい)した労組を打倒し、職(自分たちさえ良ければいい)した労組を打倒し、職場で革命を起こしていかなければならないと思います。

ラク戦争の本質、民族解放戦争の根強い力、引くに引けない米軍の事情、米が全世界を戦争に引き込もうとしている。それを日本の政府も後押しするような「つくる会」など、戦争への道に着実に進んでいるのかと思うと信じがたいが恐ろしくなる!
 帝国主義のなれの果て→神だのみに依存する米国、こんなことが許されていいものか。労働者(世界の人民)は黙っていれば犬死にするものだと思った。自分も含めて国民は現状を知らなすぎるのではないか。世界戦争がはじまる前に労働者が団結して、世界を解放しなければいけないと思った。全社会を背負っている労働者だと聞いた。国際連帯が必要だと思った。

日の講義を受けて、9・11テロの認識がまた変わりました。イラク戦争になった理由の根っこは、アメリカとヨーロッパの関係、ドルとユーロの関係がからんでいるということを知りました。
 石油をめぐっての争いということは聞いたことがありましたが、石油の取引がドルでされていることは知りませんでしたし、ドルがユーロに替えられてしまったら……ということをアメリカが恐れていることも知りませんでした。
 アメリカは世界戦争をしかけようとしていると聞いて、世界戦争という響きが物語の中でのこととしか、今まで考えたことがなかったのですが、実際に現実になったとき、日本はどのような形で巻き込まれるのでしょうか? それとも加担する方になるのでしょうか? その辺がいまいち想像できません。
 先生は日本の資本者階級は全体の3%とおっしゃっていましたが、階級のピラミッドの中で、自分はどの辺にいるのだろうかと思いました。間違いなく底辺のほうにいると思いますが、正確にわかりませんし、自分より苦しい生活をしている人たちがどれほどいるのでしょうか。
 そして、その3%の人たち(資本家)の利益のために、底辺の労働者が戦争にかり出されるということは許せないことだと思いますし、絶対に自分はそのような加担する立場になりたくはないと感じました。

1)世界最大の借金国アメリカのドルがなぜ、世界で幅をきかすのか。現代世界、ありえない話が通用している! この「秩序」を支えるものを見抜き、うちこわす視点が必要なのだと思います。誰がそれをするのか。労働者階級なのだと。
2)80年代から90年代、アジアに生産を移したことで、何が生まれたか。
 日帝資本が育てた「アジア経済」、それはその主体である労働者を膨大に生んだのだ。共通の敵をもつ労働者階級が力強く育っている。この人々とどう結びつくのかが問われています。
3)石油支配、ドル支配をめぐるイラク侵略戦争の泥沼化。この泥沼であがきにあがき、さらに世界への戦争を広げようとしている。このあからさまな帝国主義の野望がむき出しの言葉で語られているのに、それはイラク人民の上に爆撃として日常化しているのに、なぜ労働者がその論理に組み入れられなければならないのか!!
4)日本はアメリカとともに、本気で軍事力を発動しようとしている。「夢よもう一度」!
 だからこそ、「つくる会」教科書なのだ。政財界あげて「つくる会」教科書を選択し、これによって軍事力を担う人間づくりにのりだしたということ。
5)今、戦争を始めたのはアメリカ帝国主義だ。これは第1次大戦、第2次大戦とは違う。最大の超大国が世界戦争を仕掛けているのだと指摘された。まったくそうだ!!ここに帝国主義の命運がつきているのだ。帝国主義打倒の歴史的チャンスが到来しているのだと納得した。
 なすすべもなく組み込まれるのではなく、動労千葉のように団結して立ち上がろう。弾圧は襲いかかるだろうが、その闘いのなかで階級の力を増大、増幅させて11月へ進もう!!国際連帯へ!!

< 事 務 局 か ら >
8月は、20日の第3土曜日が実践編の「アメリカ労働運動の歴史とたたかい」です。基礎編は、第4土曜日の27日となります。
実践編にも積極的に参加しましょう。

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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