労働学校通信

第V期No.09

home page 日刊動労千葉 たたかう労組ネットワーク 機関誌・紙案内
スケジュール 組織概要紹介 リンク集 DC通信(NEWS &)

次回基礎講座のお知らせ

労働者の世界観労働者自己解放の思想(その1)
講師:藤村 一行先生(社会問題研究家)
資本論、マルクス主義哲学−史的唯物論を研究し、労働者自己解放の思想を明快に提起する。
12月20日(土)13時から・DC会館
*講座終了後の「懇親会」に、ぜひ参加して下さい。会費1000円。(今回は忘年会です!)

労働学校ニュース 戻る

労働学校通信 第9号 (2003.12.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

代表あいさつ

感動・元気・確信

次回講座のお知らせ労働者の世界観労働者自己解放の思想(その1)講師:藤村 一行先生(社会問題研究家)資本論、マルクス主義哲学−史的唯物論を研究し、労働者自己解放の思想を明快に提起する。12月20日(土)13時から・DC会館*講座終了後の「懇親会」に、ぜひ参加して下さい。会費1000円。(今回は忘年会です!)
 11・9は、国際連帯ということで、戦後日本労働運動の歴史の中でも初めてと言っていいような目的意識性をもった集会として大成功したと思います。
 民主労総、ILWUも、動労千葉が500人しかいない小さな組合だということは百も承知しているわけです。だけど原則的に闘っている。だから動労千葉と共闘関係を結ぶんだということを言っている。
 集会が終わってからいろいろ話をしました。彼らは、「日本の労働運動を動労千葉の人たちはどういうふうに考えているのか」ということを盛んに強調して、質問してきました。
 11・9集会は労働組合の機関決定で参加している労働者は非常に少ない。労働組合を何とかしなくてはいけないという労働者たちが自主的に参加してあれだけ集まって来ているんだと。
彼らが、今日の集会で感動して、元気が出て、確信がもてればこれに勝るものはない。そして、職場に帰って自分たちの組合を本当に闘う組合にしていくんだという話をしました。

反抗の出発点

「ああそうか、そういうやり方で日本の労働運動をもう一回やり直そうとしているんだな」という感じはわかってくれました。だからわれわれはそれに応えなくてはいけない。そういう点では動労千葉の任務も非常にグレートアップしたし、動労千葉の労働学校でこうやって勉強しているわけですからみなさんも同罪です(爆笑)。一緒になって、本当に全世界の労働者の期待に応えられるような闘いを作り上げていきたい。
 11・9が日本の労働者の総反抗の出発点みたいな、また、そうしなければいけない。それには参加した多くの労働者の諸君たちがそれを自覚し、そして闘いを開始することだと思います。労働学校の勉強の仕方も、11・9をやり抜いた立場から少し一変していただきたい。そういうことから本日、2回目の伊藤先生の大事な講義を聞いていただきたいと思います。 (代表あいさつ)

 

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)

伊藤さんの問題提起を実践的に議論しよう−斎藤弘平
 伊藤晃さんの講義は、現在労働運動にかかわっている者にとって、いくつかの重要な問題提起を含んでいました。私の質問にたいして、「連合を現代版産報と見立てることは連合の中で闘わないことを意味する」とういう趣旨の話をされたことは、その一つです。その他、<経済闘争と政治闘争の関係>をはじめ、すぐれて今日的に重要な問題について示唆に富んだ話をされました。それらの点をキチンと整理し、現実の運動に引き寄せて議論を深めていくことが大切だと思います。
 私は実践講座で来年2月、「連合労働運動をいかに打倒するか」というテーマで話すことになっています。連合加盟の組合に属している人も、そうでない人も、<大失業と戦争に抗して>闘おうとする立場から、自らの職場と地域でこの問題にどう取組んでいくのか、今のうちから自主的に考えて議論して、それを私の講義にぶつけてほしいと思います。
労働学校2月実践講座(28日13時から)「連合労働運動をどう打倒するか」基礎編受講者も積極的に参加しましょう。

感想文紹介

回に引き続いて、戦時下の労働運動ということで、今に直接通ずるものとして聞かせていただきました。特に冒頭、中野さんの話を引き継いで、現代の労働者国際連帯をどう実現していくのかという点で、非常に重要なお話だったと思います。
 前回のお話で、1920年代は結構というか激しく労働者のたたかいはあった。しかし何故、共産党までありながら敗北していったのかということについて、労働者にとっても戦争の問題は必しも反対となるわけではい。労資の対立、搾取、貧困等々、この解決の道筋は一つではなく、いつの時代も帝国主義の打倒か、それともナショナリズムでの結集(労働者も含めて!)かが問われている。まさに今もこの問題へと再び戻ってきていると本当に思います。
 戦前、共産党がなぜロシア革命もありながら、また「社会主義と戦争」などがすでにある中で、なぜ日本の労働者を反ナショナリズムへと組織できなかったのでしょうか?この点はまだまだ不勉強でよく分かりませんが・・・・。ただ、やはり私たちはこれを単純に「共産党はダメだった」とだけ片づけられない。本当にこの敗北の歴史が現にあるからこそ、今度は必ず勝利していくことができるとならなくてはいけないと思います。
 民主労総の方が言うとおり、「本の中での"国際連帯"でなく、本当の連帯を」、かけられている攻撃は同じだというところで闘いを広げ強めていくことができると思います。とにかくナショナリズムとの意識的なたたかいが絶対不可欠なんだということは分かりました。ありがとうございました。

「労働運動の敗北を学ぶ」ということでとても重たい内容でした。'20Sと今を比較したとき、似ている点もたくさんあるし、ことなっている点もたくさんある。たとえば今日のこの場のように堂々と「過激派」が集まって学習できる状況。海外の労働者とダイレクトに連絡を取り合える情報網の発達。
一方で「評議会」の直面していた課題をみると、職場に根をはるということや、女性労働者の組織化ということetc。けっこうシビアに私たちの課題でもある。
「会社が潰れたら職場がなくなるから」という労使協調も「国が敗れたら」というのと直結しているし。
 今より'20Sほうが労働者同士の団結はあったように思える。でも逆に今の若い労働者に階級的団結の中身が示されると、新鮮でもあるとも思う。
 まとまってなくてごめんなさい。今回と前回で歴史を学ぶことが面白いと初めて感じました。

在の情勢が戦争へつき進んでいっているのと重なり合って見えます。「産業報国会」への道をつくらせない闘いをしていかなければならないと思います。そうした意味でも、11・9集会のような関西生コン、港合同、動労千葉の陣形をもっと拡大させていきましょう!

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

労働学校ニュース 戻るDORO-CHIBA