恒常的スト体制方針の確立
 動労千葉は、こうしたたたかいの渦中で、96年6月「恒常的スト体制の確立」という方針を提起した。これは、新たな不当労働行為が明らかとなった場合や、不当な業務運営が行われた場合は、いついかなるときでも職場ごとにストライキに突入するというもので、96年5月に木更津支区において支区長による組合脱退工作が発覚したことなど、勝浦運転区廃止攻撃強行以降の組織破壊攻撃のエスカレートを契機として、それに対抗する手段として打ちだした方針である。
  動労千葉は直ちにその旨を千葉支社に通告した。当局にし てみれば、動労千葉に手をだした場合は、いつどこでストに突入されるかわからず、対策のたてようもないということだ。
 この方針は、組織破壊攻撃のエスカレートに歯止めをかけ、確実に当局を追いつめて、力関係を優位なものとした。またこの方針は、組織破壊攻撃との対抗のみならず、きわめて専制的、一方的に行われていた 日々の業務運営・業務指示をつき崩し、職場の諸要求 を実現していくうえでも、着実な成果をあげている。
 以上のとおり、動労千葉は文字どおり手段を選ばぬ組織破壊攻撃に耐え、逆に団結を強め、組織を守りぬいてきた。動労千葉はこうしたかたかいによって、動労千葉や国労の解体・絶滅を至上命令とするJR・革マル結託体制をつねに揺るがしつづけたのである。


「塩づけ」粉砕!(98年12月銚子)

98年春闘第2波スト 千葉機関区
 
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