勝浦運転区、佐倉機関区廃止攻撃
  95・12ダイ改では、房総半島の拠点・勝浦運転区廃止=鴨川運輸区新設の攻撃が強行された。これは動労千葉の全一支配が続いている千葉以東の運転職場になんとしても動労千葉破壊の拠点をつくろうとする攻撃であった。事実鴨川運輸区には、その準備段階から、JR経巡・革マル分子が動労千葉破壊の尖兵として送り込まれてきた。先の業務移管もそうだが、これは列車の運行効率、乗務員の運用効率など、資本の側からみてもあらゆる面でなにひとつ合理性のない、働労千葉破壊だけを目的にした攻撃であった。
 動労千葉は、この攻撃に組織をあげてたち向かう方針を決定し、95年春の統一地方選挙で、水野正美執行委員を勝浦市議選におしたてて、職場・地域ぐるみのだたかいを展開した。
  勝浦市内全戸を回って要請した「勝浦運転区の存続を求める署名」は、有権者の実に7割にあたる16,271名を集約し、水野執行委員は6位の高位当選を果たした。われわれはこの成果にふまえて、地労委への不当労働行為救済中し立てを行い、11月28日15時を期して72時間のストに突入。
 このストの最中で、勝浦運転区の廃止強行に強く抗議しつつ、勝浦支部解散大会と鴨川支部結成大会を開催し、新たな深紅の旗を掲げた。多くの仲間が勝浦運転区から遠隔地の職場に配転されたが、われわれの団結は揺るがず、敵の組織破壊のもくろみは完全に粉砕さ れたのである。
 さらに97.3ダイ改では、JR貨物会社が、佐倉機関区の廃止と新小岩機関区の派出化−新設される千葉機関区への統合という攻撃を提案してきた。これは関東支社としては初めての機関区廃止であり、貨物会社の大合理化計画(新フレイト21)の本格的始まりを意味する攻撃であった。佐倉機関区は勝浦運転区と同様伝統ある動労千葉の拠点である。動労千葉は、3月19日、新小岩、佐倉、幕張を拠点にストライキに突入、その渦中に千葉機関区支部の結成をかちとった。


佐倉機関区


佐倉支部解散大会(93.3.19)


鴨川支部結成(95年11月)

出向者協議会

千葉機関区支部結成
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