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11・2労働者集会報告 A
 よびかけ3労組からの訴え

全国金属機械港合同
 委員長 中村吉政
 11月労働者集会の原点は国鉄1047名解雇撤回闘争への反動判決がきっかけでした。
 国鉄分割・民営化がもたらしたのは人の命が軽視され、安全という言葉は後ろに追いやられた社会でした。その結果、尼崎事故をはじめ、事故の多発、もっとも象徴的なのはJR北海道の姿です。
 一方、「国鉄1047名の解雇撤回闘争」が、一括和解を乗り越えて国鉄闘争全国運動として継続してきたことの意義は計り知れず、全国各地で小さな労働組合が、この集会を力にして闘いを続けていることも事実です。関西でも10月17日、これまでの準備会から新たな全国運動の一翼を担う会として出発しました。
 大阪では、橋下市長による「不当労働行為」「団結破壊攻撃」と真っ向から闘ってきました。市長の政策はどれもうまくいっていません。橋下の横暴を許したら全ての労働者に悪影響をもたらします。港合同は、団結権を破壊するものとは断固として闘うのです。長年にわたり培ってきた官民連帯の地域共闘を軸にして闘いぬく決意です。

 全日本建設運輸連帯労組 近畿地本
 書記長 西山直洋
 労働者はいま最低限の権利さえ奪われようとしています。労働組合を無視し、労働者階級を分断し、資本家にとって有利な法律をつくる仕組みをつくり、行き着く先は労働者の戦争動員です。
 私たち関西生コン支部は、10月の定期大会で50周年を迎え新たな闘いをする体制が確立しました。現在、大阪では労働組合の再生を目指していくために、共闘労組と共同闘争できるための産別交流をスタートさせました。地域から全国に産別の闘いをひろめていこうと考えます。
 資本家たちは民事上で攻撃(仮処分・個人損害賠償攻撃等)を多く仕掛けてきます。今こそあきらめないことです。労働者の最大の武器、団結と闘争で世の中を変えていく戦線を拡げていかなくてはなりません。
 現在の社会情勢は私たちに闘いの条件を与えてくれています。今こそ労働組合が全国各地で非正規労働者の組織化と、外注化を阻止し国鉄1047名の解雇撤回を求める闘いを進めることを本集会参加者一人ひとりの課題として闘争を組織しましょう! 社会を変える主人公は私たちです。全国の闘う労働者・労働組合との団結を勝ち取り、闘争しましょう。

国鉄千葉動力車労働組合
委員長 田中康宏
 第一に、私たちは国鉄1047名の解雇撤回をかちとるために、国鉄分割・民営化攻撃によって打ち砕かれたすべての労働者の団結と権利を奪い返すために、そして、戦争への道を阻止するためにここに集まりました。
 4・9政治決着をのりこえて国鉄闘争の炎を守り抜いたこの5年間の闘いは日本労働運動に新たな1ページを開く闘いでした。戦後最大の争議となった1047名解雇撤回闘争をうみだし、「国鉄改革」の真実を暴いて、採用差別は不当労働行為であったことを認めさせました。
 第二に、外注化・非正規職化撤廃を勝ち取ろう。JRでは28年を経て民営化体制の全面的な崩壊が始まっています。鉄道の安全はもはや手の打ちようもなく崩壊し、分割したJRの4社で経営破綻がせまり、それが労組破壊攻撃、際限のない外注化攻撃となって職場に襲いかかっています。外注化粉砕に向けて、正規・非正規、本工・下請けの壁を超えてJRーCTSを貫く組織拡大を実現する決意です。今こそ民営化・非正規職化攻撃と闘う労働組合を産業をこえて、全国の職場に甦らせよう。 動労総連合を全国につくる決意です。
 第三に、戦争への道を許さぬためにたちあがろう。安倍政権は、憲法を踏みにじり、再び戦争に突き進もうとしています。集団的自衛権関連法案を審議・決定する来年通常国会の過程は歴史の分岐点になろうとしています。安倍政権打倒へ闘う労働組合が必要です。闘う労働組合を全国の職場に甦らせましょう。

 

10万署名の力で最高裁解雇撤回を!

 裁判闘争に絶対に勝利する
葉山岳夫(動労千葉顧問弁護団)
 国鉄闘争全国運動を中心とする階級的労働運動は、9名の動労千葉組合員は本来JRに採用されていたはずであることも認めさせました。しかし、白石判決も難波判決もJRへの原職復帰を認めませんでした。最高裁に対して計7万4765筆の署名を突きつけ、解雇撤回・JR復帰の判決を出すことを強力に要請しました。
 今や時代は、戦争か革命かの歴史的分岐点にあります。なんとしても安倍打倒です。弁護団は、階級的労働運動の一環としての裁判闘争に絶対に勝利する決意を表明して連帯のご挨拶に代えます。

全国運動―来年が飛躍の年
 伊藤晃(国鉄闘争全国運動よびかけ人)
 全国運動の発足から5年目に入っております。始めは小さな運動でありましたけども、今、大きく開花しつつあると思います。国鉄闘争は終わっていないという私たちの呼びかけが、新自由主義主義の下で民営化、非正規化、外注化、賃下げに苦しむ全労働者の共感を呼び起こしつつあると思います。
 これから私たち全国運動の課題は、この署名運動がつくり出した全国の無数の運動の目というものをつなぎ合わせて育てていくことであろうと思います。
 全国運動にとっては来年が飛躍の年であります。労働者の結集した力というものを、私たちは日本に再生しつつある。ともに頑張りましょう。

 JR本体の組合員とともに
中村仁(動労千葉争議団)
 署名、物資販売など、本当にお世話になっています。私たちは、ご支援を支えに、今JR本体にいる動労千葉の組合員と共に闘っていきたいと思います。裁判では、解雇撤回をかちとる闘いに絶対に勝利していきたいと思います。動労千葉争議団9名も頑張ります。よろしくお願いします。

外注化阻止・動労総連合を全国へ!

 JR―CTS労働者一体で 外注化粉砕へ!
長田敏之 動労千葉書記長
 外注化決戦は、われわれ動労千葉にとって最大の課題です。外注化攻撃が始まって14年、私たちは12年間、外注化を職場の闘いで阻止してきました。その結果、千葉だけは12年間外注化することができなかった。国労の牙城だった施設部門では結局、一括外注されました。われわれの検修部門では、一昨年の10・1外注化強行から一括外注ということが始まりました。今年5・2と10・1外注化粉砕に向けてストライキを闘い、5・2ストでは「CTSの労働者、委託先の労働者を守れ」というスローガンを掲げて闘いに立ち上がりました。
 CTSはプロパーの労働者を19名も新たに雇用し、1年足らずの教育で現場に配置し、1カ月の見習で仕業検査に就けるということを強行しました。仕業・構内部門に労働者を配置する場合、JRでさえ4年、国鉄時代は10年かかっていた。もしミスを犯せば、必ず労働者に責任転嫁される。10月にはプロパーの労働者が構内運転―電車のハンドルを握るというところまでいきました。安全に直結する業務です。われわれは、CTSの労働者とJRの労働者が一体となって闘う、これが外注化を止める最大の道だ。そのように確認して闘いに立ち上がり、3名のCTSの労働者が動労千葉に加入していただきました。

●CTS労働者 Tさん
 試験に受かれば正社員になれるということで会社に入りましたが、所長とか上層部に気に入られなければ、なれないという実態が分かりまして愕然としました。しかも手取りが11万円とか、日勤だけだと10万を切る。夜勤で17〜18万円というのが現状です。女性の場合は夜勤ができないので、このような給料でずっと働かなければなりません。
動労千葉に入ったのは、働いて当たり前の生活をしたい、これに尽きます。よろしくお願いします。

●北嶋(動労千葉青年部長)
 これから大量退職問題というのが大きな課題として立ちはだかります。そのために、動労千葉青年部5人が団結して若い力をかちとるというのが、今一番必要なことだと思っています。また、動労総連合青年部の一員として、全国に俺たちの力を広げる。それを実現したいと思います。皆さん、ともに闘い、勝利をかちとりましょう。

●照沼靖功(動労水戸青年部)
 やはり、今のJRの体制、外注化も被曝労働も、すべて止められるのは労働組合の力しかないと私は思っています。
組合の壁を越えて団結して、また職場で正規、非正規が団結して闘うこと、それしかないと思っています。動労総連合青年部を全国に本当につくっていく、そういう気持ちでやっていきたいと思っています。皆さん、ともに闘いましょう。

●山田和広(動労西日本青年部長)
 国鉄分割・民営化絶対反対の立場を本気で貫いて非正規化、外注化を全部ひっくり返していく、これを動労総連合を全国につくるという形で本当に実現していきましょう。
 うちの中西副委員長が、尼崎事故を受けて、労災を認めさせる裁判闘争をやっています。追いつめられて会社を辞めていった仲間がたくさんいます。そういった仲間の怒りをすべてまとめ二度と尼崎事故を許さない、JR西日本に責任を取らせる、労災を認めさせる闘いをともに闘ってきましょう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 
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