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ライフサイクル制度撤廃
北嶋君を運転士に取り戻そう!

北嶋君を今すぐ戻せ!
 12月17日、JR千葉支社において、北嶋君の運転士復帰を求めて団体交渉が開催された。団交には北嶋君と千葉運転区支部を先頭に10名が参加し、来年2月1日で丸3年を迎えることから千葉運転区の運転士に復帰させることを当局に迫った。
 千葉支社は文書回答で、「社員の異動については、就業規則の任用の基準に則り取り扱っている」という極めて不誠実な対応を行ったため、組合側から、「本人の意向に基づいて復帰させること。会社の対応によっては重大な決意をもって臨む」ことを突き付け会社の考えを追及した。

会社 例年社員の意見を聞いて行っている。本人の意向を無視して行ったことはない。今回も例年の扱いと同じように行うつもりである。
組合 2月1日に3年をむかえるが復帰の具体的計画はどのようになっているのか。
会社  例年の流れを考えている。具体的計画は1月になってから。運転士の訓練期間は2ヶ月半程度を考えている。

 例年の流れということは、今年の第6次ライフサイクルが発令されたのが2月1日で、滝君が習志野運輸区に復帰したのが3月1日であることからも、明らかに2月1日の発令を考えていないということだ。北嶋君も駅長から「2月1日にこだわらないでくれ」と言われていることを会社に追及した。「運輸のプロ」を育てる目的でこの施策が行われているにも関われず、自分の後任が駅での見習が終わるまで返さないということは、単なる駅要員の不足を補っているに過ぎないことの現れだ。

「運輸のプロつくる」は大ウソ
 また、北嶋君からは、「現場では『運輸のプロ』をつくる体制なんてない。駅にはプロがいなくてライフサイクルで行かされても業務のことを聞く人がいない」と駅の実態を会社に突き付けた。

組合 ライフサイクルで駅に行った中で何が役立ったのか。
会社  駅に行ってもらって若い駅の社員の育成に役立った。駅の実態を見てもらって将来に役立ててもらいたい。

 このような回答に示されているとおり、「運輸のプロ」をつくるどころか運転士に戻ったら逆に不安になるだけだ。
 駅輸送職の要員養成についても、「今後のライフサイクルの要員を見て輸送職の養成をしている」と回答しているとおり要員に組み込まれている。
 現場ではライフサイクルで駅に行きたくないがために管理者にゴマをすって指令に行く者が多数出ている。こうやって労働者を競い合わせ、団結を破壊することがライフサイクルの本質だ。
 また、全ての駅を対象とする外注化が進められている中、駅業務の将来のあり方が不明瞭である中、ライフサイクルが続けられていることも今後の対象になる運転士には大きな不安材料である。
 北嶋君を取り戻す闘いの焦点は、2月の勤務指定が出される1月25日だ。何時でもストライキに起ちあがることのできる万全の態勢を年末から構築しよう。
 われわれは北嶋君を運転士に取り戻し、ライフサイクルの深度化を撤廃するまで闘い抜く決意だ。動労千葉に結集し、ともに闘いに立ち上がろう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 
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