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賃金削減絶対反対! 
千葉機関区支部先頭に5.1行動貫徹

5月1日、動労千葉・動労総連合の呼びかけでJR貨物本社抗議行動と新宿メーデーが闘いぬかれた。正午、動労千葉や動労水戸の組合員、支援の労働者410人が、新宿駅新南口にあるJR貨物本社前に結集し、抗議行動を行った。そして14時新宿中央公園でメーデー集会を行い、JR東日本本社と貨物本社に500名を超えるデモを行った。
 一方的な大幅賃下げをたくらむJR貨物は、5月からもその実施に着手する構えでいた。しかし、今回の5・1貨物本社行動を初めとする動労千葉の賃下げ絶対反対の闘いで、JR貨物の労働者全体の怒りに火をつけ、裏切り妥結を狙っていたJR総連・日貨労の策動は粉砕され、5月実施は阻止した。だが、JR貨物があくまで大幅賃下げをたくらんでいることは変わらない。賃下げ絶対反対の闘いをさらに強化しよう!

賃下げ、絶対に許さない
千葉機関区支部
斎藤隆男・支部長

 JR貨物会社は、経営自立計画で2018年度には百億円以上の経常利益を出して上場企業になる、と言っています。しかしながら、貨物会社と三島会社は分割民営化されて25年経つのに、上場などほど遠い経営状況です。まさに分割民営化の失敗であり破綻です。
 貨物会社は、発足当時一万二千人でスタートしました。現在は六千人で半減しています。人件費が半減しているにもかかわらず、鉄道部門で赤字がつづき、関連部門で埋め合わせしてきました。しかし今後は関連企業は激減し、車両や設備の老朽化がいっそう進むなかで、経営は破綻をきたしています。
 国鉄分割・民営化の破綻を労働者に責任転嫁し、賃金を抑制するなど断じて許せません。今まで数十年ベアゼロ、ボーナスは何年も超低額と賃金を抑制し、今度は賃金カットを強行しようとしています。
 この攻撃は貨物会社にとどまりません。徹底的に低賃金で労働者から搾り取り、使い捨てにして恥じない資本家や政治家、そのお先棒をかつぐJR総連・日貨労を絶対に許せません。この流れを止め、賃下げ攻撃を粉砕しましょう。千葉機関区支部はその最先頭で闘います。

メーデーの原点に立ち返って
貨物協議会議長・佐藤正和

 こんな理不尽な話はありません。借りてもいない高利貸しから突然証文を持ってきて「払え」と言っているみたいなものです。夜も寝ないで働いているのに、本年度の貨物部門の赤字が80億円とは、どうなっているのでしょうか。
 国鉄分割民営化が完全に破綻している、このことを言うことがものすごく重要です。国労は「構造矛盾だ」とか、日貨労は「経営体質が悪い」と言っているが、そんな問題ではない。もっと根っこは深いわけです。
 国鉄分割・民営化の破綻ということは新自由主義が破綻していることです。「資本主義は完全に破綻している」ことを明らかにする闘いを大きくしなくてはならない。それが今日のメーデーだと思います。
 JR貨物は、全国一社制です。軍事輸送の裏ダイヤの問題もありますが、大資本にとっては鉄道貨物は重要なのです。例えばトヨタのロングパスエクスプレス=愛知の部品工場から東北の組立工場まで専用列車が走る。東北の安い賃金で労働者を働かせコストを削減する。さらには輸送費を徹底的にダンピングさせる。だから黒字になるわけないのです。大資本の食い物にするためにJR貨物があるのです。
 俺たちの強みは物流を握っていることです。サプライチェーンをぶっとめれば工場も止まる。俺たち労働者が生産と物流を社会を握っている。社会を動かしているのです。
 今日はメーデーです。労働者階級の先輩たちが、血と汗を流して8時間労働制を要求し、ゼネストを闘った日です。このメーデーの原点に立ち返って今日の行動を貫徹しましょう。


千葉機関区支部がデモの最先頭に

 

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう

 
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