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組織拡大を軸に’12春闘勝利!
外注化・基地統廃合攻撃阻止へ!
          第66回動労千葉定期委員会

 動労千葉は、2月26日第66回定期委員会を開催し、3〜4月決戦へ向けての方針を決定した。
 委員会は議長に千葉運転区支部の高沢委員を選出し、議事が進められた。
 田中委員長のあいさつ(別掲)ののち、来賓あいさつでは動労千葉を支援する会の山本事務局長が「会員二千名に向かって闘いを開始した。動労千葉の闘いを全国に報道する闘いも開始した。23日の最高裁判決は絶対に許せない。全国の労働組合にどんどん入っていく、呼びかけ人をどんどん増やす、労働運動に責任を取れるように確立していきたい」と発言。
 その後、執行部より経過報告、協約協定締結の報告、当面する取り組み、暫定予算案が提起され討論に入っていった。
【出された質問・意見】
○銚子運輸区問題では沿線の自治体を回り地域に運動を広げている。支部は一丸となって取り組むことを決定した。3・10へ結集を。営業への配転者の早期解決を。
○最高裁の判決では、25年の思いを10秒ちょっとで終わった、くやしい怒りがこみ上げてきた。この怒りを外注化阻止へぶつける。
○重大な故障が多発している。新系列車両のコストダウンを技術分科として追及していく。
○春闘では貨物のベアゼロ、ボーナスの低額回答を許さない闘いを。55歳の賃金7割を改善し、65歳まで働ける労働条件を。新小岩廃止1周年の集会を地域の仲間と開催する。
○銚子廃止を許さないため10日の集会には全力で結集する。○女性の異動がこれからあるので女性の獲得を。産休、育休明けの人がでるのでダイヤ問題がある。中野では育児行路が出来ている。その検討も。○京葉での1日勤の外注化はくやしい。組織拡大で反撃する。青年部、幕張支部はその最先頭で全面外注化を止めていく。
○予科生の判決が出たが、これからどう闘うのか。
○3月ダイ改で久留里線の閉そく方式が変更される。亀山駅は棒線化になり、無人駅となる。久留里駅の乗泊は30〜40年たつ古いもので休憩室も無い。
○エルダーで希望以外に行かされる、団交をやるが組合でも先に希望を聞いたらどうか。○1月27日のストにはエルダーの組合員にも参加してもらいたかった。
○営業の全面外注化された場合、強制配転とかはあるのか。
 等の意見が出された。
 その後本部より答弁が行われ、満場一致でスローガン、運動方針、暫定予算が承認された。最後に組合歌合唱、田中委員長の団結ガンバローで終了した。12春闘勝利へ総決起しよう。

田中委員長あいさつ
 全面外注化、基地統廃合、新人事・賃金制度など全てが詰まりつつある。最高裁の反動判決を満腔の怒りを込めて弾劾する。あり得ない判決であり、動労水戸の事件と同じ裁判長だが、水戸とどう違うか1行も出てこない。理由は、国労が脱落して分割・民営化は正しかった、国家的不当労働行為は無かったことにしたい政治的判断が働いた。尼崎事故の判決を見てくれ。原発事故と同じ、まっとうな理屈がひっくり返る。もう一度団結を固めて、職場の闘いで予科生を運転士に戻す、解雇者を撤回させる闘いをしよう。
 外注化をめぐる状況では、4月1日実施は不可能になった。申し立て事件の中で弁護士が出来ないと宣言した。なぜこういう状況なのか、強行した場合に確信が持てない。偽装請負問題を避けてやろうとしている。しかし前面に出てこざるを得ない。これに負けたら今までの外注化が全てが破綻する。現場から組織拡大に挑戦する。4月までに結集させていく、その時に外注化は止まる。
 統廃合問題では要員が提案された。指名ストに当局も困り果てて組合の要求は何ですかと言って来た。組織破壊攻撃には絶対反対で闘う。銚子が闘っている。動労千葉は孤立していない。春闘過程では14日集中回答日〜17日ダイ改のあたりがヤマになる。外注化をめぐっても重要。派出廃止、千葉2名増。支部長の転勤問題がある。この過程を組織拡大闘争として出来るか。成功すれば新しい一歩が切り開かれる。
 大震災で日本の労働者を取り巻く情勢は一変した。ヨーロッパでは国が潰れ始めている。国家財政の破綻のトップは日本とアメリカだ。労働者に犠牲が転嫁されている。世界中でスト、暴動、占拠闘争がおこっている。その中で大震災、原発事故が起こった。労働者の39%、2千万の労働者が非正規。生活保護が200万をこえた。自殺者は3万をこえている。
 新自由主義の全てがウソだった。これが分かったら日本の労働者は起ち上がる。今、一旦非正規に突き落とされたら一生非正規になる。闘う労働組合が動き出したら情勢は変わる。動労千葉の闘いはその一歩。 検修外注化、4月1日を絶対に吹き飛ばそう。組織拡大を実現しよう。これを中心に基地、人事、貨物の闘いに押し広げていこう。

 

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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