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怒りの声を!11.1集会へ

 大変なことが起きようとしている。労働者の置かれた現実は想像を絶する酷さだ。大恐慌の「二番底」が迫っている。
 新聞に生活保護世帯が4割にものぼる公立高校の話が載っていた。怪我をしたり、病院に行くお金がなくて毎日保健室に通ってくる子、昨日から何も食べてなくて体育の時間にへたり込んでしまう子。失業率は過去最悪の5・7%。就職したいがどこもなくて就職活動をあきらめてしまっている人が410万人。日本の実質的な失業率はすでに13%にものぼる。「企業内余剰人員」と呼ばれ、首切りに怯えている労働者が607万人。生活保護世帯が実に121万世帯。国際機関の調査では、正当な雇用契約も社会保障もない奴隷的労働に従事している労働者が全世界の雇用人口の6割にのぼり、やがて7割になろうとしていると言う。
 銀行や大企業は株や金融派生商品の取引で空前の利益をあげ、そのバブルが崩壊すれば何千何万という労働者がさらに首を切られ、その企業を政府が何百兆円という税金を注ぎ込んで救済する。石が浮かんで木の葉が沈むこの現実。
 民営化、競争原理、「痛みを我慢すればやがて豊かな社会がやってくる」・・・・・こんな掛け声のもとに進められてきた新自由主義政策によって、社会は崩壊し、貧困が蔓延し、人間が人間として生きていくことができなくなった。
 問題は労働組合の総屈服だ。今こそ怒りの声を結集しよう。11・1集会へ!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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