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幕張車両センター所長の無責任な発言を許さない!

「館山、鴨川派出の要員は削減できる」と暴言
退職補充すらできない所長などいらない!

 幕張車両センターの所長が、とんでもない暴言を吹いて回っている。
 6月下旬、館山の検査派出を訪れた幕張車両センター所長が、「館山と鴨川の検査派出の要員を削減できる」などと突然言いだしたのだ。
 館山検査派出では、今年9月に退職を迎える組合員がおり、年休処理も含めると8月末頃までには要員補充を行わなければならない。このため、検査派出に幕張車両センター所長がきたので、退職補充について、現場からの生の声として要求したところ、所長はいきなり、「考えている人はいない。館山と鴨川は7名で回せる」などとと言って、その場で計算をはじめたというのだ。

派出でいきなり要員の計算?

 07年3月ダイ改で館山運転区が廃止され、それに伴って館山派出と鴨川派出は幕張車両センターの所属となったが、それまでは館山、鴨川派出双方に5名づつ、計10名が配置されて検査業務を行っていた。しかし、幕張車両センター所属後は鴨川派出5名、館山派出4名の9名体制とされたのだ。館山運転区当時と比較しても双方の派出とも業務量も変わらないのに、館山派出は1名減の4名体制とされたのだ。この問題は、今も組合側からは元の5名に戻すことを要求しているが、千葉支社は未だに増配置しようとしていない。
 しかも、1名削減されたことで勤務を回すことも大変な状況で、現在でも木更津派出などから年間150日を超える助勤が行われているのだ。この数字だけを見ても1名増の10名体制に戻さなければならないことは明白だ。
 もう一方では、こうした中で退職に伴う補充については、会社の責任で早め早めに行うのが当然の役割だ。

所長は「要員削減」発言を撤回し、謝罪しろ!

 しかし、幕張車両センター所長は、「考えている人はいない。7名で回せる」などととんでもないことを言いだしているのだ。
 これは、幕張車両センター所長が、交番検査からの動労千葉排除にも見られるように、動労千葉組合員が多く配置されている館山や鴨川派出には要員を送らない、「要員削減」で現場を混乱させ、動労千葉に不安を与えようとする、卑劣な行為だ。組織破壊攻撃以外の何ものでもない。
 しかも、幕張車両センター所長が、動労千葉を交番検査から排除して検査がまもとにできない体制をつくってしまったために、現場労働者からは全く信頼されていない。そのため、退職補充についても、所長自らの責任では人選すらできず、その責任を現場に押しつけようとしているのだ。
 こうした幕張車両センター所長の所行は、逆に自らの管理能力がないこと自分で明らかにしているということだ。
 幕張車両センター所長は、「要員削減」発言を撤回し、謝罪しろ!直ちに館山派出への要員補充を行え!

交検には、ベテラン労働者が絶対に必要だ!

 こうした中、7月10日、幕張車両センターでは、113系の交番検査において、MM(主電動機)5個に散火(フラッシュオーバー)が発見され、交換することとなった。13日に交換のための大修作業が行われた。車体を上げてMMを取り出す際に、改めて他のMMを調べてみたところ、もう1個のMMにも散火が発生しており、これも含めて合計6個のMMが交換されることになった。
 大修が始まる段階では、交検で発見された5個のMM交換だけだったが、動労千葉組合員やベテランが入念に再点検を行ったところ発見されたのだ。
 もしも、当初の計画通りMM5個だけの交換だけだったら、その後本線で残る1個が故障する可能性があったということだ。それを未然に防ぐことができたのは、ベテラン労働者の長年の経験と熟練によるものだ。
 こうしたことを考えれば、幕張車両センター所長が、交番検査から動労千葉を排除し、経験の浅い平成際だけで交番検査を行わせていることは、車両の安全を確保こととはかけ離れた危険な対応だ。技術を継承とは、ベテラン労働者を配置して、その下で検査業務を行うことで初めて成り立つのだ。マニュアルだけではできないのだ。
 幕張車両センター所長は、くだらない労務政策を直ちに止めて、交番検査にベテラン労働者を配置しろ!
 全支部、全組合員の総決起で、組織拡大を実現しよう!
 そして、組織拡大で、JR東日本による動労千葉破壊攻撃に反撃しよう!

組織拡大で、動労千葉破壊攻撃に反撃しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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