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ベアゼロ
夏季手当削減弾劾!

賃下げ攻撃に職場からの反撃を叩きつけよう!

 本日、JR東日本は、4月1日以降の新賃金及び、09年夏季手当について回答を行ってきた。回答の内容は、「ベアゼロ、4号俸の定期昇給」「夏季手当2・85ヶ月」(昨年の夏季手当より▲0・05ヶ月)という、絶対に許すことのできないものだ。満腔の怒りで弾劾する。(回答別掲)
 この他にJR東日本は、勤続35年表彰に関する旅行券について、現行18万円分を20万円分とすること、グリーンスタッフの精勤手当(夏季、年末、満期退職時)について、2万円を加算することを明らかにしてきた。
 JR東日本は、新賃金交渉の冒頭から「JR発足以降最悪」との主張を繰り返していた。しかし実際には、営業利益で2580億円、純利益で1640億円という膨大な利益をを上げているのだ。ベアを実施できないはずがないのだ。
 また、夏季手当についても、昨年より0・05ヶ月削減しており、08年末手当から2回続けて削減が強行されたのだ。
 現場で働く労働者が生活を維持するために必死なっているにもかかわらず、これを無視したJR東日本の姿勢は徹底的に弾劾されなければならない。
 この回答に対して動労総連合は、労働者の実情を無視した極めて不当な回答であり、絶対に認められないことから、その場で直ちに口頭による再回答を申し入れた。しかし、JR東日本は、再回答を拒否するという、不当な対応に終始した。

JR東日本の回答

1 新賃金について
(1) 4月1日現在、満55歳未満の社員に対して、4号俸の定期昇給を実施する。
(2) 精算は、6月25日以降準備でき次第。

2 夏季手当について
(1) 基準内賃金の2・85ヶ月分とする。
(2) 4月1日現在、満55歳以上の社員に対して、2万円を加算する。
(3) 支払は、6月29日以降準備でき次第。

3 その他
(1) 勤続35年表彰に関する旅行券について、18万円を20万円とする。
(2) グリーンスタッフの精勤手当について、2万円を加算する。

違法・不法を働いて暴利をむさぼる一方で賃下げ攻撃

 JR東日本の「ベアゼロ」「夏季手当削減」という今回の回答は、賃下げ攻撃が本格的に始まったことを示すものだ。
 これまでもJR東日本は、コスト削減を掲げて合理化と要員削減を強行してきた。当初8万人余りいた労働者は、今、59700人(内、鉄道従事は45300人)にまで減り、人件費は大幅に削減されている。さらに、特殊勤務手当をあじめとした諸手当のほとんどが廃止され、ライフサイクル制度導入と併せて乗務員手当削減に向けた検討がすでに始まったいる。また、賃金制度についても検討していると公言している。
 そして、今、大恐慌情勢に突入して資本主義そのものが崩壊しようとする中で、JR東日本も本格的な賃下げ攻撃をついに開始してきたということだ。

JR体制打倒・闘う労働運動の再生へ、組織拡大を!

 しかし一方では、「信濃川取水問題」でも明らかなとおり、地域を犠牲にして200億円以上の暴利をむさぼってきたのだ。違法・不法を公然と働いて会社の利益だけはあげておきながら、現場で働く労働者には賃下げを強制するなど、絶対に許すことはできない。
 こうした中で動労千葉が、大幅賃上げ獲得、「生きさせろ!」という労働者の怒りを結集してストライキに起ちあがったことは決定的な位置を占めている。
 JR東日本の「ベアゼロ」「夏季手当削減」を徹底的に弾劾し、賃下げ攻撃粉砕に向けて闘いぬこう。
 焦点は、組織拡大だ。09春闘で切り拓いた地平のもと、全組合員の総力を結集して本格的な組織拡大を実現しよう。

当面するスケジュール

◎第23回動労総連合定期中央委員会
 日 時 4月12日(日)13時から
 場 所 パークサイドホテル・会議室

◎裁判員制度実施阻止!4・21全国集会
 日 時 4月21日(火)18時30分〜
 場 所 日比谷野外音楽堂
     ※集会後、デモ行進

◎第9期労働学校の開校について
 日 時 4月18日(土)13時から
 場 所 千葉市・DC会館
※各支部から受講しよう

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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