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地域の足と生活を守り、働く場を確保し、列車の安全運行確立を求めて
館山市議会に請願書を提出
JR東日本の営利優先に地域は怒っている
「請願書」の採択に向けて、地域から怒りの声を組織しよう!

 全ての組合員のみなさん!
 館山運転区−木更津支区廃止反対に向けて大きな一歩が踏みだされました。
 動労千葉は、8月31日、館山市議会に対して、「館山運転区の廃止・移転計画の反対決議の採択に関する請願書」を提出した。
 「請願書」には、館山商工会議所、館山市観光協会、館山市旅館組合、そして動労千葉館山支部の4者が名を連ねて請願者となるなど、画期的な請願書となった。(下記の請願書の写しを参照)

公共性の放棄・列車削減は許されない

 「請願書」では、とくに以下のことを訴え、館山市議会において審議・採択を求めている。@JR千葉支社が、館山運転区廃止の理由として「将来的な輸送体系の変化等を踏まえて」とし、「君津以遠は乗客数が激減している」ことを強調しており、これは、将来的に内房線の君津から館山・千倉・鴨川方面の輸送体系を変え、これまで以上に列車本数を減らすことを見込んだ廃止・移転であり、観光立市として観光等に力を入れている館山市にとっても、大きな痛手になること、そして本来鉄道は、地域の生活を支えるためにはなくてはならない存在であり、営利だけを優先して公共性を放棄し、地域の足を切り捨てることは許されないこと、A館山運転区の廃止により雇用の場が失われることは、そこで働く者のみならず、次の世代を担う若者にとっても働く場がなくなるという深刻な問題であり、地域の衰退に直結する極めて深刻な問題であること、B儲からないから切り捨てるという考え方は、安全問題にも深刻な影響を与えること。

都市部と地方の格差拡大に猛烈な危機感

 今回の館山運転区廃止反対運動の中で地域から強烈に訴えられたことは、都市部と地域との格差がこれ以上拡がることは地域の衰退、切り捨てにつながるという猛烈な危機感であった。これまでもNTTや法務局などが、房総方面から都市部へと次々に移転する状況となっている。 そして今回、JR東日本が、営利優先の下で館山運転区を廃止し、列車の削減まで考えていることが明らかになる中で、地方切り捨てにつながることには絶対反対の声が次々に上がっている。とくに、今年3月のダイ改で昼間帯の特急列車4本が廃止されたことに対しては、民間、公的機関を問わずどこに行っても烈火の如く怒っている状況だ。

働く場が無くなるという深刻な問題

 さらに、現在70名の労働者が館山運転区で働いているが、廃止されたら次代を担う地域の若い人たちにとって将来の職場がなくなるという深刻な問題として受けとめている。現在の傾向として、働く場所がないから都市部まで働きに出る、しかし通勤できないから都市部の近くに引っ越すしかない、これにより地方の人口が年々減少する、そうなるとさらに列車を削減するという悪循環に見舞われる。
 こうした深刻な事態につながるとの猛烈な危機感が今回の「請願書」への連名という形で現れている。
 国鉄分割・民営化から20年を迎える中で、営利のみを優先するJRの姿勢が問われている。
 都市部と地域の格差を拡大し、地域切り捨てにつながる館山運転区廃止反対!
 将来の若者に働く場を残そう! 安全の切り捨ては許さない!
 地域からの怒りを結集し、館山市議会での「請願書」採択に向けて全力で闘いぬこう!

地域の足を守り、働く場を確保し、列車の安全運行を求める 館山地域集会の開催について
日 時 2006年9月24日 (日) 14時から
場 所 館山市・館山商工会議所 2階大会議室
内 容 動労千葉からの報告等
 ※館山運転区廃止に対して地域から反対の声を 挙げ、怒りの渦で廃止計画を阻止しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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