DC通信No.198

2014/4/30

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動労千葉車両技術分科会ニュース

CTSには回答したことを守る最低の信義すらない!
構内仕業を担うためにも動労千葉に加入しよう!


CTSが採用した検修・構内のプロパー社員が四月以降、幕張、京葉、習志野の各事業所に配属され、幕張事業所では、構内・仕業をはじめ上回りなどの職種に振り分けられた。

「五月は本務にしない」―団交での仕切りを反故 にしたCTS!

 その現場での教育訓練のあり方を問うた団交において、CTSは、「幕張事業所、京葉事業所は車種も多いこともあり五月から本番とはしない。習志野は十両固定で二車種であるので問題はないと考えている」と回答していた。
 ところが幕張事業所において、五月の勤務が公表されるや、五月の冒頭―五月二日、四日、五日の仕業検査を担当するK1組、K2組の日勤に本務指定され、仕業のたたき六〜七本を行うことが明らかになった。それもベテランと組むのではなく、プロパーの新人同士二人で行う指定となっているのだ。とんでもないことだ!

ブラック企業ここに極まる!

 何よりも、団交で自らが回答し双方で仕切った中身を、突如として破るなどということは前代未聞の行為だ!労使の取り決めも反故にし、守らない会社など聞いたことがない!ブラック企業ここに極まれりだ!断じて許されることではない!

技術レベルも分からない! 故障に直面した時どうしたらいいのか!

 幕張に配属された構内・仕業プロパー社員の教育は、強制出向となった平成採が担当したが、CTSは見習いの期間中、その後方から「チェックリスト」で行い、「見極め」を行ったとされている。しかしながら、新人プロパーの技術レベルがどの程度なのか?どの程度できるのか?現場でも団交でも明らかにしていない。さらには工場で受けてきた教育訓練の中身も明らかにしていない。これは一体何なのか!検査においては組む相手への技術の信頼がなければそれは成り立たない。
それはどんな業種、どんな職種でも同様だが、車両検修においては、とりかえしのつかない事故や作業員の人命にかかわることだ。
 とりわけ構内の危険性は、この間も、度々指摘してきた通りだ!
 今回、一番その負担を受けることになる者は、CTSの新人達に他ならない!
 事故が起きたときに責任をとらされるのは、本来何の責任もないCTSのプロパー社員だ。JR―CTSは新人プロパーを切り捨て、自分たちだけは責任を逃れようとしている!
 車両技術職として、必要な訓練、経験を経て到達する感覚なくして、それは成り立たない。取り返しのつかない事態となる前に外注化を粉砕して仕事を元に戻していかなければならない!


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