DC通信No.1670 2012/9/28
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  10月1日ストライキ闘争を力強く展開されている同志のみなさんに挨拶します。
民主労総ソウル本部長イジェウンです。
同志たちの外注化阻止!強制出向反対!非正規職撤廃!の声を一つに集めるストライキの現場で直接連帯メッセージを伝えられず、このように文章で送ることになったことを了承してくださることをお願いします。

 世界的に日本は鉄道先進国だと言います。
 しかし日本が国鉄民営化を推進した後の2005年4月に発生した福知山線脱線事故があります。すべての方が記憶しておられるでしょうが、電車が加速して脱線して起こった大きな事故だとマスコミと資本は記事にしました。しかしそれは虚構です。その事故は民営化の弊害が現れた事故なのです。根本原因は民営化による過度の競争。結局安全よりも会社の利潤追求に没頭したことが明白な事実です。
 過去に日本は1987年国鉄民営化を施行して10余万名の労働者を解雇しました。民営化で労働者を大量に解雇して今JR東日本は検修・構内業務を全面外注化して非正規職を大量に量産するという新自由主義政策を推進しているのです。「外注化革命」と称する外注化・アウトソーシングは非正規職拡大、雇用不安、低賃金、長時間労働を強要する新自由主義の政策の産物であることを我々労働者はよく知っています。
 検修・構内業務全面外注化委託対象業務を推進したら87名の要員削減になるというJR東日本の言葉は正に偽装請負を意味し構造調整の手順であり労働組合を抹殺しようという策動なのです。これをはっきり知っている動労千葉労働組合はこの12年の間、非正規職化反対闘争を展開して外注化を妨げてきているのです。労働者を強制的に転職(出向)させているJR東日本はいますぐ強制転職通報をやめなければなりません。そして労働者たちの基本権利であり行動であるストライキを妨害する不当労働行為を即刻中断しなければなりません。
 韓国でも公企業先進化政策でKTX、水道、ガス、インチョン空港など民営化、外注化を推進しています。最近2~3年の間、KTXの度重なる事故が頻繁に発生して乗客の不安が高まっている状況です。クァンミョン駅事故、京春(キョンチュン)線電動車遅延事故、プサンのクムジョントンネル運行中断などはとんでもなく不足な維持保守要員と円滑でない部品供給、そして外注委託などが構造的欠陥の原因として示されているのです。このような状況でも韓国政府と鉄道公社は安全対策を立てることはおろか、すぐに嘘と分かるようなKTXを民営化すればもっと安全で安い価格で利用することができるというようなことを市民らに嘘の宣伝をしています。かえって国民のきちんと知る権利を無視して暮らしを不安にするものです。
 鉄道民営化に失敗した英国の事例で見られるように民営化は国民のための政策ではありません。利潤追求と営利を優先視する財閥と資本のための政策です。安全無視、労働者への責任転嫁、雇用不安、低賃金、長時間労働を強要するJR東日本は10月1日外注化施行を中断しなければなりません。
 また、日本国民の安全を無視して公共性を放棄して利潤創出に没頭する私有化、商業化、非正規職量産拡大を推し進めている日本政府を強く糾弾します。日本政府は鉄道を民営化する過程で発生した1,047名の労働者を即刻原職復職させ非正規職政策を廃棄して国民の安全のために原子力発電所再稼動を中断しなければなりません。
 民主労総ソウル本部所属16万組合員は動労千葉労働組合の10月1日外注化実施阻止!強制転職(出向)粉砕!非正規職撤廃!総力闘争を積極支持します。会社側の不当労働行為にも屈せず非妥協闘争を展開している千葉支社の京葉車両センター、幕張車両センター、横浜支社、水戸支社、高崎支社、新潟支社の労働者にも賛辞と支持を送ります。もしJR東日本が10月1日外注化施行を強行したら韓国の労働者たちも外注化を止める時まで韓国で連帯闘争を展開します。韓日労働者国際連帯を超えて世界の労働者が共に資本主義を粉砕し労働解放をかちとるその日まで闘って行きましょう。

10月1日外注化絶対反対!強制転職(出向)を阻止しよう!
JR東日本は強制転職(出向)、不当労働行為をやめよ!
非正規職量産を無視・強要する日本政府糾弾!
日本政府はJRの外注化政策を即刻中断せよ!
1,047名の解雇者を即刻復職させよ!
労働者は一つだ!韓日労働者の団結と連帯で外注化阻止闘争に必ず勝利しよう!

2012年9月27日
民主労総ソウル本部長 イジェウン


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