DC通信No.142 09/07/28
双龍自動車ストライキ闘争
への連帯アピール
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双龍自動車労働者のみなさんのストライキ闘争を断固支持します!

 数千の国家権力の暴力、そして暴力ガードマン、救社隊の殺人的攻撃に対して、英雄的なろう城ストライキ闘争を闘い抜いている全国金属労働組合双龍自動車支部の労働者の皆さん! 海を越えた日本の地より国鉄千葉動力車労働組合の熱い連帯の心を伝えます。
 「解雇は殺人だ! これ以上殺すな! 整理解雇を撤回せよ」という双龍自動車労働者の血の叫びは、全世界の労働者の怒りそのものです。誇り高き双龍労働者の決死覚悟の闘いは、世界の労働者の雇用と生存をかけた闘争であり、数百万、数千万、数億の世界の人々を貧困と殺戮に追い込んだ新自由主義をうち破り、労働者の未来をつかむ歴史的闘いです。世界大恐慌下、労働者の完全解放をめざして闘う全世界の労働者を鼓舞激励しています。
 私たち動労千葉は、日本における新自由主義攻撃の突破口である国鉄分割・民営化に対し、1985年、86年の2波にわたってストライキを闘い、家族も一つになって闘いぬきました。ストライキ闘争の結果、40名の組合員が解雇されました。しかしいまも解雇者の生活と闘いを支え、組合の団結を守り抜いて闘っています。他労組の解雇者も含めて国鉄1047名解雇撤回闘争が、87年の国鉄分割・民営化強行から22年たつ今もなお不屈に闘われ、新自由主義の全面化と闘う全国の労働者・労働組合の結集軸となっています。
 私たち動労千葉がこの国鉄分割・民営化反対ストライキの闘いからつかんだ確信は、労働者は、どんなに解雇の脅しをかけられようとも、また実際に解雇されようとも、労働組合が現場労働者を信じ、団結を強固に組織し、原則を曲げない闘いを貫いたとき、組合員が「闘って良かった」「これが俺たちの労働組合だ」と胸を張って言い切り、闘いで得た確信をバネに新たな闘いに踊り出ることができるということです。労働者を本当に殺すのは、解雇そのものではなく、解雇を通した団結破壊なのです。
 労働者の誇りと団結を守り抜き、不屈に闘い続けている双龍スト闘争は、現場労働者自身の言葉が、闘いが、そして家族の決意が、労働者階級勝利の展望を明々と示しています。だから全世界の労働者が注目しているのです。
 動労千葉は、皆さんの闘いに応えるために、何よりもこの日本の地で、自らの職場で、地域で、全国政治闘争の場で、資本家階級の労働者支配と日本帝国主義の侵略戦争策動を最後的に終わらせるまで闘いを貫きます。この11月1日、この闘いの意志を同じくする全国の仲間が東京に結集し、1047名解雇撤回と国際連帯を掲げて全国労働者総決起集会を開催します。この集会の場で、日本の労働者の闘いの前進と双龍自動車同志たちの勝利を高らかに報告できるよう、ともに闘いぬきましょう。

 イミョンバク政権と双龍自動車資本は、たただちに殺人的なスト破壊作戦をやめよ!
 イミョバク政権は、双龍自動車労働者のストライキに対する治安弾圧をやめ、全ての司法処分を撤回せよ!
 双龍自動車は、労働組合の要求を全て認め、解雇された正規・非正規職全ての労働者の解雇を撤回せよ!

2009年7月26日

国鉄千葉動力車労働組合
執行委員長 田中康宏


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