11月労働者集会

11年11月22日 第7228号

労働者の国際連帯を強め新自由主義攻撃を打ち破ろう  11/12~14 訪韓闘争報告

 
全国労働者大会

 11月12日、動労千葉訪韓団は民主労総ソウル地域本部とともに民主労総全国労働者大会前夜祭が開かれるヨイド公園に到着した。すぐに国会近くでテント座り込み闘争中の公務員労組を激励訪問し、固い握手を交わした。
 そして、前夜祭に参加し、大会を前にした10日に韓進重工業争議勝利の知らせが全労働者を奮い立たせていた。

 
労働者大会の前夜祭

 11月13日、モラン公園の烈士墓地を訪問した。今年9月3日になくなったチョンテイル烈士の母、イソソンさんもチョンテイル烈士の墓の隣に葬られていた。動労千葉訪韓団も追慕式に参加した。その後、ソウル駅前広場で開催された民主労総の「チョンテイル精神継承2011全国労働者大会」に合流した。

 
チョンテイル烈士の眠るモラン公園

 大会終了後、動労千葉訪韓団と民主労総ソウル地域本部は、総括集会を開き、田中委員長からソウル本部にお礼を述べた後、「僕らは3月の大震災以降、『ここで労働運動の火を消してはいけない』という思いで頑張ってきた。今、歴史を作る勢力と反動が激しく衝突している。今こそチャンスです。労働者が社会の全てを動かしている。団結した力に全てをかけて、日本の腐りきった労働運動を変えることです。労働運動は労働者が自らの誇りを自分の力で取り戻す闘いです。その闘いを職場から始め職場から労働運動の火をつくろう。来年は民主労総との国際連帯が始まって20年、この1年間韓国の仲間たちに胸を張って連帯できる闘いを日本の地でつくり出そう」と総括した。

 
ソウル本部での韓日理念交流

 11月14日、日韓理念交流をソウル本部大講堂でおこない、日本より伊藤晃先生を講師に「日本労働運動史」、日本労働運動の現状、及び諸問題そして反合理化・運転保安闘争の可能性を韓国の仲間とともに学んだ。
 その後、日本からの訪韓団の仲間と一緒に歓送式に出席し最後に青年部の渡辺君の音頭でインターナショナルを全員で唱い終了した。

11年11月17日 第7225号

11月労働者集会速報④ 海外からのあいさつ

韓国  
労働者国際連帯で新自由主義の息の根を

イジェウン・民主労総 ソウル地域本部長

 新自由主義に対して先鋒で闘っておられる動労千葉の同志たち、そして全国からかけつけられた同志の皆さん。お会いできて本当にうれしいです。
日本で原発事故が発生したとき、電力資本と日本政府は数多くの労働者民衆の死の惨状をかえりみず、原発に対する反対世論が恐ろしくて真実を隠蔽する蛮行を行ないました。このようなとてつもない原発事故は人間の尊厳性は排除したまま効率性だけを強調する新自由主義の貪欲の結果です。
新自由主義は資本と政権は、競争で勝った勝利者だけに配慮して競争に負けた者は淘汰させ第一位だけを尊重する階級社会を作っているのです。この競争が何のための競争であり、誰のための競争であるべきなのでしょうか。
資本は国境を超越しています。しかし、労働はいまだ一国的労働運動から一寸も離れられずにいるのが現実です。したがって、韓国と日本の労働者がアジアにヨーロッパに労働者国際連帯を広げ力を失って行く新自由主義の息の根を止める闘争を作っていったらいいと思います。
 新しい世の中は可能です。労働者が主人になる世の中のために力強く闘いましょう。

アメリカ  
 皆さんの闘いはわれわれの闘い

ダン・コフマン・ILWU ローカル21委員長
 この素晴らしい集会とこの素晴らしい国に招待してくれた動労千葉に感謝します。
 私は、規制緩和、民営化、労働者の解雇、そして鉄道の解体に反対することを訴えるためにこの集会に参加しています。 わが組合には次のようなスローガンがあります。「一人への攻撃は皆への攻撃」です。  私が委員長を務めるILWUローカル21はまさに今、大きな労働争議の真っ最中です。私を含めて多くの組合員が刑事告訴されています。
「ウォール街を占拠せよ」、「オークランドを占拠せよ」という運動は、アメリカ全土に広がり、そして世界の各国にも広がりつつあります。
 われわれ組合員が逮捕されています。自分の雇用を守ろうとしているだけの罪です。それは公平だとは言えないでしょう。法律には二種類あります。金持ちのための法律と労働者階級や貧困者のための法律。宮本武蔵は『五輪書』で「自分のことを軽く見、世界のことを深く見る」と書いています。
世界の労働者の団結を! ILWUローカル21 は、世界労働運動における日本の皆さんの闘いに深く思いをいたしていくつもりです。最後に、星野の釈放を訴えます。

ドイツ 
ディーター・エルケン  
(マルクス主義イニシアティブ)

 ドイツでは今、政府が反原発運動の圧力のもとで老朽化した原発の停止を発表しました。この停止された原発というのは、1年前は「安全」とされていたものです。これが示していることは、私たちは原子力産業もその利害を代表する政治家達も信頼してはならないということです。

ラーベン・ブロンシュタイン(職場・組合・社会運動フォーラム) 
 私はまた、この集会に参加している皆さんに、ストライキで闘っているベルリンの病院と介護施設の労働者からの連帯のあいさつを送りたいと思います。
国際連帯万歳! 
団結! がんばろう!

11年11月15日 第7224号

11月全国労働者総決起集会速報③ 呼びかけ団体からの訴え 

全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部  高 英男副委員長

 昨年7月より11月中旬まで139日に及ぶ生コン産業ゼネストは、単に共闘する4労働組合だけの力ではなく、生コン協同組合に結集する未組織・既組織を問わず多くの生コン専業である中小企業との共同闘争で闘われました。
 結果として11月に大手スーパーゼネコンを始めとする在阪ゼネコンのほとんどが、生コン適正価格(値上げ)に応じる成果を挙げました。
 昨年の関西における生コン産業ゼネストは、建設独占やセメントメーカーを慌てさせましたが、その支配を崩すまでには至っていません。しかし、労働組合や中小企業の共同闘争によって闘えば成果が得られることを示しました。大きく見える独占資本を中心とする支配側の力も「砂上の楼閣」であると言ってよいのです。私たちの闘いは、いまだ少数です。しかし、少数でも闘い方によっては社会を変える力を持っていることを示しました。このような闘いを多くの地域・職場でつくり出すことができれば、大企業を優遇し、労働者を苦しめるこの社会を変える力となるのです。

全国金属機械労働組合港合同 中村 吉政副委員長
 
 この間、産業政策が大きく変化する中で、個人主義がはびこり、雇用形態の変化とあわせ、労働者の団結や、信義が薄れていきました。多くの労働組合は団結権、団体行動権を行使することなく、権利侵害に目をつぶってきたのです。この数年間、労働組合運動は活気をなくし、権利の後退が顕著になっています。私たちは早くから「闘う労働組合のネットワーク」をつくるべく運動を続けてきました。運動の中心は「国鉄1047名解雇撤回闘争」でありました。闘いは終わっていません。私たちはこれまでどおりJR資本の不法行為を許さず、和解を拒否して闘う国労の仲間と動労千葉争議団の闘いに連帯して勝利させるまで闘う決意であります。

■国鉄千葉動力車労働組合  田中 康宏委員長 

 大震災と原発事故はこの社会の支配構造の腐り切った本質をすべて暴き出しました。放射能汚染が子どもたちの生命を日々むしばみ、農漁業に壊滅的な被害をもたらし、労働者から職を奪い、今も数十万の避難民がさまよっています。
 しかし、この期に及んでも政府と財界はなお原発を推進しようとしています。200万福島県民は見殺しにされようとしています。さらには、膨大な労働者に襲いかかる解雇・非正規職化攻撃、社会保障や教育・医療の解体、労組幹部たちの腐敗、すべてが激しく衝突し、沸騰し煮えたぎっています。
 「民営化・外注化」は新自由主義の核心をなす攻撃です。しかし労働組合が容認することを通して世の中に偽装請負が蔓延(まんえん)する事態にまで至っているのが現実です。これでは「労働運動の復権」など空語です。
 われわれは、これに立ち向かい、外注化を阻止する具体的な闘いを実現することで、階級的労働運動の展望と可能性を示したいと考えました。この闘いの渦中で、若い仲間たちが動労千葉に結集し始めています。今年10月の外注化提案も阻止しました。そしてわれわれは、昨日から基地大再編・組織破壊攻撃に対する長期に及ぶであろう指名ストに突入しています。
 可能性に満ちた時代です。今ならできます。全国の職場・地域から闘う労働運動をつくり出そう。今日の集会をその新たな出発点にしよう!

■国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動     
呼びかけ人 伊藤 晃

 世界各地で民衆の意志が広く深い運動となって現れている。中近東の人民革命から、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカの運動、さらにアメリカのウォール街占拠運動に至るまで、恐慌状態深化のなかで資本主義的支配構造を積極的に変革する道を切り開きつつある。日本の民衆運動をこの世界の大きな波に合流させないこと、これが日本の支配集団にとって、資本主義再建の最大の課題になっている。
 国鉄闘争全国運動は昨年、闘う労働運動の伝統を最終的に抹殺しようとする4・9政治和解に対して、この伝統を積極的に再生させる目的でつくられた。そして新自由主義が労働者を徹底的におとしめるなかで、それを怒り、労働者の権利の思想の再建を望む自立的な意志に呼びかけてきた。この運動は3・11以降の事態に広い活動の場を見出している。私たちは大きな希望をもってこの道を進んでいる。
 本日この集会に結集した全国の、また世界の労働者の闘う意志は、私たちの希望にさらに確信を与える。必要なのはただ一つ、迷うことなく私たちの道を前進することだ、と私たちは考えている。

11年11月11日 第7222号

要求実現へ最後まで闘いぬこう

1月5日から指名ストへ突入
要求実現へ最後まで闘いぬこう

銚子・千葉運転区支部と共に闘い抜ける体制を!

国際連帯集会で決意表する各支部代表

 11月5日より銚子支部は、「佐倉・銚子運輸区設置」に伴う線見・ハンドル訓練に対して指名ストライキに突入した。初日の5日には、2名の組合員がストライキに入った。
毎日訓練対象者がいない状況の中で、一人ないし三人の組合員がストライキに入る闘いだ。困難な闘いをやりぬき、要求実現に向けた闘いぬこう。 われわれはこの間運輸区新設における移行のスケジュール、運転士や車掌の要員数、異動の人数等について明らかにするように要求してきた。しかし、千葉支社は、動労千葉の要求に対して何ひとつ明らかにせず、銚子運転区においては10月から訓練を開始し、動労千葉の組合員に対してはこの11月5日からの訓練を指定したきた。
 そして千葉運転区では約40名が線見・ハンドル訓練の対象者に指定され、12月から訓練が開始されようとしている。
 今回の「佐倉・銚子運輸区設置」は、ローカル線の切り捨て攻撃であり、社員の異動を使った組織破壊攻撃である。だからこそ、千葉支社は動労千葉からの要求に対して何ひとつ明らかにせず、強引に線見・ハンドル訓練を強行しようとしているのだ。千葉支社は、組合の要求や異動になる乗務員の希望を聞かずに転勤とそのための訓練を無理矢理、全くデタラメなやり方で強行しているのだ。銚子運転区では一回指導員の運転する列車で線見をしたら、次の行路からは本務として乗務させるというのだ。こんなやり方で安全に乗務し、列車の運行が確保できるのか。われわれは反合・運転保安の立場からもこの「佐倉・銚子運輸区設置」とこの線見・ハンドル訓練を絶対に許すことができない。
 この長期にわたる指名ストライキの闘いを銚子、千葉転支部を支え共に闘いぬこう。京葉構内外注化攻撃と全面外注化攻撃との闘いを闘いつつ、基地統廃合攻撃粉砕へ全組合員の総力をあげて闘いぬこう。


11・5労働者国際連帯集会を開催 

集会の合間には弦楽四重奏の生演奏も行われた

11月5日、千葉市内において国際連帯集会を開催した。
 今年の11月集会に集まった韓国、アメリカ、ドイツの労働者に加え、多くの滞日の外国人労働者が結集し、新自由主義攻撃と対決する労働運動の実現へ向けて闘うことを誓った。
 集会は、主催者を代表して田中委員長のあいさつ、11月5日の当日に指名ストライキに突入した動労千葉と被爆した車両の搬入と交番検査の実施に反対してストライキを闘った動労水戸からの報告が行われた。銚子支部からは、当日指名ストに入った2名の組合員が登壇し決意表明をおこなった。
 また、国鉄闘争の全国運動呼びかけ人大野義文さん、子どもたちを放射能から守る福島ネットワークの佐藤幸子さんが原発の廃絶を訴えた。
 韓国民主労総ソウル地域本部からは、イジェウン本部長、キリュン電子分会長ユフンヒさんが非正規職撤廃へ向けた民主労総の闘いを語った。
 アメリカILWUローカル21のダン・コフマン委員長が穀物メジャーとの闘いを報告。その他アメリカ、ドイツの仲間がそれぞれの闘いを報告。滞日の労働者の闘いの報告の後、日本からは共に闘う国労の会、全学連、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子さんが決意表明を行い、発言の最後に動労千葉の各支部代表が決意表明をおこなった。最後のインターナショナルを合唱し終了した。


海外代表団歓迎会(11/5夕 DC会館)

11年11月10日 第7221号

乗務員分科定期委員会に結集を!

 来る11月16日(水)10時30分よりDC会館において、第34回乗務員分科定期委員会が行われます。
 今回の委員会は、第1に、成田車掌区廃止にともなう佐倉運輸区新設、銚子運転区から銚子運輸区への移行により、運転士・車掌あわせて200名以上の乗務員が異動転勤となります。会社は詳細を明らかにせず一方的に線見・ハンドル訓練者を指定し、強制配転を強行しようとしています。
 第2に、構内検修業務の外注化攻撃です。10月1日実施についてはいったん阻止しましたが、会社は2012年4月の全面外注化を推し進めています。この外注化は若い労働者から仕事を奪い、出向転籍の道をひらくものです。また構内作業の安全が確保されるのかどうか懸念されます。
 第3に、福島第一原発の爆発・メルトスルー事故による放射能汚染問題です。会社は、国の避難地域の解除にともない原発から22㎞にある常磐線広野駅に8ヶ月間放置されていた車両を放射能検査をまったく行わずに点検整備をして営業運用しようとしています。作業をする社員や乗客の安全は、いっさい無視されています。
 こうした情勢のなかでの委員会となります。
 今にち労働者が、労働組合が声をあげなければ、安全は確保されないといっても過言ではありません。乗客や労働者の命を守るのはわれわれ自身です。組合員1人1人の目線での意見や発想がつよく求められています。
 反合・運転保安確立に向け、乗務員分科定期委員会へ総結集しよう!

第34回乗務員分科定期委員会
  11月16日(水)10時30分 千葉市 DC会館

 

民主労総が三里塚訪問、反対同盟と交流(11/ 4)


市東孝雄さん宅前で現地の説明を受ける民主労総

 ↑反対同盟との交流会は夜遅くまで盛り上がった。

11月4日、日本に到着した韓国・民主労総32名の仲間は、迎えに出た動労千葉とともにその足で三里塚現地に向かい現地調査を行った。夕刻には反対同盟との熱い交流会が行われた。
 交流会では、関執行委員が司会を行い、鈴木謙太郎さんの乾杯、北原事務局長と田中委員長のあいさつに続いて、イジェウンソウル本部長が「今日も韓国では日韓FTA反対の闘いを行っている。労農連帯の闘いを」、タンビョンホ民主労総元委員長が「権力に奪われたものを労働者の手に取り戻そう。国際連帯を発展させていこう」とあいさつ。反対同盟と民主労総一人一人との交流が続いた。

11年11月07日 第7219号

11月全国労働者総決起集会速報-① 日比谷に5950名結集

11月6日、全日建運輸連帯労組関西生コン支部、全国金属機械労組港合同、動労千葉、国鉄闘争全国運動の4団体の呼びかけによる11月労働者集会は、全国から闘う仲間5950名を結集し開催された。
 韓国民主労総ソウル地域本部は32名の代表団で参加。アメリカは、ILWUローカル21コフマン委員長や運輸労働者連帯委員会、ドイツからは職場・組合・社会運動フォーラムの仲間らが参加した。
 集会では、福島原発事故と原発再稼働、大失業と非正規職化攻撃に対する総反撃を宣言。
 集会後、右翼の妨害を粉砕して東電本社を弾劾、銀座―東京駅を通るデモで都心を席巻、銀座デモを意気高くおこなった。


↑被災地からも多くの方が参加。福島から「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」からアピール。


11年11月02日 第7216号

外注化・民営化阻止、1047名解雇撤回!  11/6労働者集会へ

反原発・反失業 非正規職撤廃
11.6労働者集会へ
外注化・民営化阻止、1047名解雇撤回!  労働者集会へ-⑤

1047名の解雇撤回闘争を軸に闘う労働運動の全国潮流をつくりあげよう
 昨年「4・9和解」を受け入れた4者・4団体は、この6月、1047名闘争を終結させた。
 政治解決にうたわれた「雇用問題の解決」は、「そもそも努力はするが保障できない」というものだった。政府はその和解項目をも無視して1年間ほったらかしにしたまま最後になってJR7社を呼んで雇用を要請した。しかしJR側はその場でそれを拒否した。「雇用がなければ闘いは終わらない」「雇用がなければ路頭に迷い敗北だ」と言っていたにも係わらず、雇用はJRに完全に拒否されたまま抗議声明すら出さずに闘争を終結させた。
国鉄分割・民営化は、国労と国鉄労働運動を解体し、それによって日本の労働運動を解体しようとする労働者への大攻撃としてあった。1047名闘争はこれと対決し、24年間新自由主義攻撃を押しとどめる闘いとして闘いぬかれた。しかし、「4者・4団体」はこの攻撃に屈服し、何の成果もないままこの闘争を終結させた。
 われわれは「国鉄闘争の火を消すな」のスローガンのもと国鉄闘争全国運動をたちあげ、新たな闘いを開始した。われわれのこの1年間の闘いは、40を越す地域・職場に動労千葉を支援する会と全国運動の組織を作りあげ、会員口数は1350口に達した。闘う労働者は「和解」と闘争終結を認めていないのだ。
 全世界で吹きあれる民営化、非正規職化の攻撃と分割・民営化攻撃の質はまったく同じだ、労働者の闘いと労働組合を徹底的に破壊する攻撃だ。だからこそ韓国、アメリカを始め世界の労働者が11月労働者集会を自らのたたかいとして参加するのだ。国鉄闘争全国運動の発展をかちとろう。

分割・民営化の破産
 分割・民営化25年を前にその破産はますますあらわになり、政府・JRはこの危機をさらなる民営化の推進によって突破しようとしている。25年問題の焦点の第一は、三島・貨物の経営破たん問題、第二は1047名闘争の国家的不当労働行為問題の終結・解体、第三に「革マル結託体制」という異常な労務体制の転換、第四に全面的な外注化・非正規化を焦点とした完全民営化への突進だ。
 尼崎事故、そしてJR北海道の石勝線事故に見られるようにJRの安全問題は全く顧みられなくなり、ただただ利益追求のためのスピードアップと合理化がまかり通っている。分割・民営化の成功を言えば言うほど、25年問題を焦点として分割・民営化の破たんがますますあらわになるのだ。今こそ労働者の怒りを結集し、分割・民営化体制を粉砕しよう。

検修・構内業務外注化、基地統廃合攻撃粉砕へ
 JR東日本における人事・賃金制度改悪、検修・構内業務の外注化、基地統廃合攻撃は民営化の完成に向けての攻撃だ。しかし、われわれはこの10年間、千葉支社での外注化を止めてきた。
 日本をはじめ、全世界では非正規職の労働者が大量に生み出され、ワーキングプアに突き落とされている。この現実に対する怒りと激しい闘いが起こっている。外注化阻止闘争はこうした闘いと同じ質をもった闘いだ。われわれが闘わなかったらこの先JR多くの労働者が非正規に突き落とされることは明らかだ。
 だから、今闘っている京葉車両センターでの構内業務の外注化攻撃との闘いは全面外注化との闘いであり、そして勝利できる闘いだと言うことを示している。ライフサイクル制度撤廃の闘い、グリーンアテンダントなど非正規職化反対の闘いと共にこの闘いをやりぬこう。
 われわれの闘いは、韓国の労働者の闘い、アメリカの労働者の闘いとつながり、全世界の労働者とつながろうとしている。
 11月労働者集会への1万人結集をかちとり、民営化・非正規職化の攻撃を打ち破ろう。反原発・反失業の闘いに起ち上がろう。

反原発! 反失業! 許すな再稼働!
 11・6全国労働者総決起集会
●日 時 11月6日(日)正午
●場 所 東京・日比谷野外音楽堂(地下鉄丸ノ内線 霞ヶ関駅すぐ)

■関連企画
 ◆11・5労働者国際連帯集会
     13時 千葉市美術館(中央区役所)講堂
 ◆11・7 日韓理念交流集会
    10時 千葉市 DC会館

11年11月01日 第7215号

闘う労働組合の国際連帯の強化を!

11・6全国労働者総決起集会へ! ④

 11・6集会には、今年も海外から多くの闘う労働組合・労働者が参加する。韓国からは民主労総ソウル地域本部から32人の仲間が、またアメリカからはILWU(国際港湾倉庫労働組合)ローカル21のダン・コフマン委員長が激しい闘争の渦中のなか参加する。また反原発闘争が闘われているドイツからも代表が参加する。さらに多くの在日・滞日外国人労働者の参加も予定されている。

 ILWUローカル21の闘い
 ILWUローカル21は、いま激烈な闘いの渦中にある。アメリカ西海岸最北部ワシントン州ロングビュー港を拠点とするローカル21は、EGTという米・日・韓合弁の国際ジョイントベンチャー企業が運営する超巨大穀物ターミナルでの港湾労働からILWUを排除するという組合破壊と断固実力闘争で闘い抜いている。ILWUが、1930年代から80年間にわたってロングビュー港の港湾労働を組合主導で仕切っていることを覆し、ILWUを暴力的に叩き潰そうとする攻撃が、昨年から本格化している。EGTはこの超巨大な穀物ターミナルをもって、穀物メジャーの支配するアメリカからアジア・日本への大量の穀物輸出を狙い、TPP(環太平洋連携協定)による農業破壊の一大拠点となるものだ。日本からは伊藤忠商事が資本参加している。
 ローカル21のEGTとの闘いは昨年から始まり、今年の7月11日にはローカル21の組合員が穀物ターミナルに突入してデモで抗議、100人の組合員が逮捕されながら闘いぬいた。9月7日には、連邦裁判所の「ピケット禁止命令」を蹴って、ロングビューで400人の港湾労働者が4時間に渡ってピケで穀物輸送列車を止める闘いを行い、警察機動隊が投入され19人が逮捕。翌8日早朝には労働者が穀物ターミナルに突入、近接するシアトル、タコマなどの支部でも抗議の山猫ストとなり、ワシントン州の港湾作業が完全にストップした。同21日には、穀物列車の運行の強行に対し、線路上に座り込んだダン・コフマン委員長ら組合役員3人と組合婦人会の主婦や母親らも逮捕。この夏以来213人の逮捕者を出しながら闘いぬかれている。こうしたローカル21の闘いは、新自由主義と対決し、労働組合破壊攻撃と真っ向から対決する闘いとして全米の注目と期待を集めている。 そしてこの闘いが、全米に波及し、青年労働者たちの「ウォール街を占拠せよ」という闘いを引き出している。

11・2オークランド・ゼネストへ
 さらにこの「占拠」運動はオークランドで激しい激突となっている。10月25日、「オークランド占拠せよ」運動に500人の機動隊が襲撃をかけ、参加していた帰還兵の労働者に重傷を負わせた事件に端を発し、11月2日、ゼネストが闘われようとしている。ILWUは全港湾を止めるゼネストにたちあがろうとしている。
 検修・構内外注化10月1日実施をストライキで阻止してきた動労千葉の闘いと共通の闘いが闘われている。11月集会でローカル21ダン・コフマン委員長との連帯を打ち固め、支援・連帯にたちあがろう。

 タンビョンホ民主労総本部元委員長来る
 また11・6集会には民主労総のタンビョンホ元委員長が参加する。タンビョンホさんは、動労千葉が民主労総との交流が始まった当時の民主労総本部委員長であり、ソウル地域本部と動労千葉を結びつけてくれた方だ。今回ソウル本部代表団とともに11・6集会に参加し、11月7日の日韓理念交流会では「韓国労働運動史」について講演を行う。直接話を聞くことのできる貴重な機会でもあり、民主労総と動労千葉との連帯にとって、極めて重要な理念交流会になる。
 前日5日13時から、千葉市美術館講堂において労働者国際連帯集会が開催される。資本主義の終焉のなか新自由主義との闘いが国際的にも激しく闘われるなかでの、労働者の国際連帯の深化は最重要の課題になっている。11・6に全力結集するとともに、国際連帯を強化しよう。

11年10月28日 第7214号

復興の名の下に「国内植民地」化

11・6全国労働者総決起集会へ! ③

 今年8月、厚生労働省は、非正規労働者が全雇用労働者の38・7%に達していることを発表した。これは2010年度の雇用状況を対象とした統計だ。その後に起きた3・11大震災ををきっかけに非正規化攻撃は決定的にエスカレートしている。とくに東北地方での求人はほとんど非正規職だという。非正規労働者の比率は40%に迫ろうとしている。日本は世界最悪の「非正規職国」に転落しようとしている。

非正規化、格差・貧困への怒り
 非正規問題は労働運動にとって最大の課題だ。しかし、民営化・非正規化攻撃に有効な反撃を行うことができず、屈服と後退を続けてきたのがこの20年余りの労働運動の現実であった。その出発点が国鉄分割・民営化攻撃であったことは言うまでもない。
 「新自由主義」と呼ばれたこの攻撃は、全世界の労働者の雇用を破壊し、労働組合を破壊し、社会保障制度や医療・教育を破壊し、格差と貧困をもたらして吹き荒れた。
 日本でも、労働者をとりまく現実は大きく変った。それは、1千数百万人もの労働者が非正規職に突き落とされる歴史的大転換であった。
 しかし、ついに社会の隅々まで積み上がった怒りの声が、労働者の大反乱となって世界中で燃え上がりはじめた。アメリカでは「ウォール街を占拠しろ」という闘いとなって燃え広がり、ヨーロッパではギリシャを先頭に空前の規模のゼネストとなって闘われている。アジア諸国でもストライキや「暴動」が激発している。
 そして日本でも、大震災と原発事故をきっかけにして歴史が大きく動きはじめている。9月19日、明治公園を埋め尽くした6万人の怒りの声は、歴史の新たなうねりが始まったことを鮮明に告げ報せた。

「復興」の名の下に大民営化攻撃
 だが、政府・財界は、大震災に便乗してより全面的な新自由主義攻撃に突き進もうとしている。
 日本経団連は震災からの復興計画=「復興・創生マスタープラン」を発表しているが、そこに書かれているのは驚くべき内容である。東北地方の公共事業の全てを丸ごと民営化してしまおうというのだ。次のように言う。

そのための手段としてPPPの積極的な活用が求められている。公共庁舎、公営住宅、道路、空港・、港湾、上下水道、交通、医療福祉、防災、電子行政、環境、廃棄物処理といった公共インフラの計画、施工、管理、運営、さらには、都市計画の立案から事業実施に至る一体的な街づくり、行政サービスの提供などに活用していくべきである。

 「PPP」というのは「パブリック・プライベート・パートナーシップ」の略で、民営化の手法の一つである。資本家どもは、大震災を千載一遇のチャンスとして、これまでだったら絶対に不可能だった究極の民営化攻撃を貫徹しようというのだ。

ドレイ労働強制の「特区」が!
 さらに、日本経団連は「(復興のために)国全体としての産業競争力の底上げが必要」だとして、「アジア諸国との比較において、事業環境のイコール・フッティングを確保することが求められる」「日本は事業を行なう上で極めて高いコストがかかっている」「日本の労働コストを100とすれば、タイや中国は7」だと言って、アジアに対抗できる「事業環境」をつくるために、被災地を時間外労働、変形労働時間制、有期雇用、派遣労働等の規制を受けない「特区」にしろと主張する。民主党内では、よりあけすけに「労基法の適用を除外する特区にする」という議論までされている。
 さらに「マスタープラン」では「既存政省令を、特区に適用する政省令で上書きする包括措置」が打ち出されている。全ての政令や省令を包括して無効にしてしまおうというのだ。労働関係の規制はそのほとんどが省令で運用されてきたのが実態だ。それを全部潰してしまうというのである。
 これは被災地で労基法も適用されない資本にとっての「天国」をつくろうという策動だ。「国内植民地」化するということだ。復興に名を借りて、資本の側は、「夢のような労働力」を手に入れようというのだ。
 今ほど労働運動の復権が求められているときはない。怒りの声は満ちている。闘う労働組合が力をとり戻せば、時代は間違いなく動きだす情勢だ。全力で11・6集会に結集を!

反原発! 反失業! 許すな再稼働!
 11・6全国労働者総決起集会
●日 時 11月6日(日)正午
●場 所 東京・日比谷野外音楽堂(地下鉄丸ノ内線 霞ヶ関駅すぐ)

■関連企画
 ◆11・5労働者国際連帯集会
     13時 千葉市美術館(中央区役所)講堂
 ◆11・7 日韓理念交流集会
    10時 千葉市 DC会館

11年10月21日 第7211号

福島からアピール発せられる

11・6全国労働者総決起集会へ! ②

 福島から11・6集会へ結集しようというアピールが発せられた。このよびかけに応え、全力で結集しよう。以下、アピールを紹介します。

子どもたちを放射能から守れ! 許すな原発再稼働! 震災解雇・非正規雇用化反対!
11・6全国労働者総決起集会を成功させ、全国のたたかう労働者の団結で、ただちに原発を止めよう!


「怒」ののぼりを林立させた福島の隊列(9・19反原発集会)

  9月19日、明治公園は「原発を今すぐなくせ!」という思いで集まった6万人もの人々であふれました。福島県内からは、1千人の隊列となってひとつに合流し、全体の先頭に立ちました。子どもたちを放射能から守る福島ネットワークの用意した『怒』のノボリ旗の下、初めてデモに参加したたくさんの母親、父親たち。全県から170名の結集を実現した福島県教組。「子どもの命を守れ」という、いてもたってもいられない思いが、これまでの労働組合や政党の枠組みを越えて、一人一人の深い深い怒りをあらわした6万人という大きな力となったのです。
 野田新政権は、このフクシマの怒りに恐怖し、「事故の収束」と『復興』を必死にキャンペーンし、あくまで原発再稼働を狙っています。9月30日には、「事故の収束」と「安全」を装うために、福島原発から20㌔~30㌔圏の緊急時避難準備区域の解除だけが行われました。
 私たちは、こうした動きに危機感をもち、9・19の6万人の力をさらに大きく拡大していく立場から、11月6日に日比谷野外音楽堂で開催される『反原発・反失業 11・6全国労働者総決起集会』への、結集をよびかけるものです。
それは、全国の労働組合が団結して政府と闘えば、原発は止められるし、放射能汚染から子どもたちを守ることも、労働者、農漁民、市民の生活を守ることもできるからです。
 常磐線の広野駅までの運転再開と放射能に汚染された車両の検修を拒否して、地元いわき市に支部があるJRの労働組合・動労水戸がストライキに決起しました。労働組合が、労働者の命、地域住民の命を守るためにストライキで闘っています。動労千葉は、ストライキで職場の外注化を阻止しています。それは大資本優先、労働者切り捨ての社会を労働組合の力で変革する闘いです。
 3月11日の震災以降、被災地でも団結して生きることの大切さを本当に痛感しています。農林漁業者も、市民も学生も一緒になって、再稼動阻止! すべての原発をいますぐ止めよう! すべての原発を廃炉にしよう! と共に闘いましょう。
 現在の「労働運動不在」とも言えるような状況や、失業と膨大な非正規職化は、1987年の国鉄(現JR)分割・民営化から始まっています。『新自由主義』といわれる政策のもと、解雇撤回を闘う労働組合が弾圧され、地方や農業が切り捨てられるとともに、非正規労働者による被曝労働抜きには一日も成り立たない原発が大量に増設されていったのもこの頃からです。
 3・11の大震災と福島第一原発事故は、こうした社会のあり方が間違いであったことを誰の目にも明らかにしました。「社会を変えなくてはならない。そのためには労働組合が変わらなくてはならない」。9・19に集まった多くの労働者の思いです。今がそのチャンスです。
 自分たちの行動で未来を選択するために、あらゆる立場の違いを越えて、広く広く闘いをつなげましょう!

清野和彦(福島県教組元執行委員長)
橋本光一(国労郡山工場支部書記長)
佐藤幸子(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人)
中手聖一(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)
鈴木光一郎(酪農家)
市川潤子(ふくしま合同労組委員長)
渡辺馨(福島県労働組合交流センター代表)

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