日刊動労千葉
最高裁・弁論再開に怒りの抗議・ 傍聴闘争を闘いぬく!
予科生等運転士登用差別事件
弁論再開に怒りの抗議・ 傍聴闘争を闘いぬく!

傍聴に先立ち、最高裁南門前で横幕を張って抗議行動を行う予科生や組合員、支援する会の仲間たち。(2月2日)
田中委員長ー心に響く感動的な意見陳述を行う!
櫻井裁判長ー2月23日に判決期日を指定
弁論期日からたった20日後に判決期日を指定する反動性
2月2日、13時30分から、最高裁第1小法廷において、動労千葉の「予科生等運転士登用差別事件」に対する弁論が行われた。
最高裁での弁論再開は、東京高裁の勝利判決を覆すことを目的に開かれるものであり、絶対に認めるわけにはいかない。
12時30分、当該の予科生等を先頭に各支部から結集した組合員、支援する会の仲間たちが傍聴券獲得ために最高裁南門に並び、会社側の傍聴者を圧倒した。「最高裁の弁論再開弾劾」「高裁判決に基づき決定を下せ」との怒りのシュプレヒコールを叩きつけた後、当該の関道利君(幕張)が「弁論再開は絶対に許せない。高裁判決に基づく勝利をかちとるまで闘いぬく」と訴え、組合側傍聴者28名が最高裁に入った。
第1小法廷での弁論では、動労千葉弁護団の広瀬弁護士が主張の要旨を説明した後、田中委員長が意見陳述を行なた。「航空会社に就職して操縦士の資格をとったのに20年も発令されないとしたら当然にも理不尽だ。これは人格を否定するものであり、本件の本質もここにある。動労水戸事件と本件は全く同一の不当労働行為であり、水戸が確定している以上弁論を再開するまでもなく結論は出ている。差別された悔しさ、苦痛、深い絶望感は本人しか分からない。誇りある労働者をこのように扱いを受けていいはずがない。酷い現実の中で仲間を信頼して団結を守りぬいた組合員を心から誇りに思う。同時に卑劣なJR東日本に腹の底からの怒りを覚える」との心に響き渡る意見陳述が法廷を圧倒した。
この訴えに対して櫻井龍子裁判長は、「判決期日を2月23日、13時30分に指定する」と言って、逃げるように法廷を去った。
若い世代に動労千葉の闘いを引き継ぐことができた!
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| 裁判後の報告集会で、発言する当該の予科生ら。左から、山崎孝弘君、溝口靖人君、関寿君、半田幸夫君、江沢英紀君、小沢勇君、3人おいて、関道利君、荒井秀夫君、川村雅巳君、内田晃君。俺たちは、ハンドルを握るまで絶対にあきらめない。JRの不当労働行為弾劾。 |
弁論終了後、社会文化会館において、報告集会が開催された。
集会冒頭、広瀬弁護士、伊藤弁護士から弁論再開の持っている意味についてあらためて説明が行われるとともに、弁護団としても動労水戸事件と比較しても弁論再開が行われること自体おかしいこと、当該予科生等の20年以上に渡り運転士を求め続けてきたことを思うと本当に悔しいとの感想が語られた。
そして、当該の予科生ら10人からの発言が行われた。「人格を踏みにじられて25年になる。しかしこれまでの闘いの中で若い世代が起ち上がり、動労千葉の闘いを引き継ぐことができた。今回弁論が再開されたが、仮に負けたとしても、大きな成果だと思う。そして、外注化を絶対に止めるためにも若い人たちに動労千葉のことを伝えていこう」との感動的な発言があり、会場は圧倒的な拍手で包まれた。
最後に、田中委員長がまとめを行い、当面、4月全面外注化を絶対阻止するために2月~3月を全力で闘いぬくこと、基地再編攻撃についてもこれからが正念場であることを訴え、2月23日、再度、最高裁での判決公判に全力で結集することが訴えられた。
予科生等運転士登用差別事件勝利!JR東日本は不当労働行為をやめろ!
2月23日、再度、最高裁に結集しよう!
伊藤晃氏講演(全支部活動者研修会)
戦後労働運動をどう乗り越えるか
伊藤晃氏講演(全支部活動者研修会)
第20回全支部活動者研修会が1月22~23日、上諏訪で開催された。
一日目は、田中委員長による「階級的労働運動の復権をめざして とりまく情勢と外注化阻止闘争」、長田書記長による「外注化、基地統廃合決戦と3月ダイ改、12春闘を中心とした当面する取り組みについて」が提起され、渦中の外注化阻止闘争、基地再編攻撃阻止闘争を皮切りに組織拡大闘争に打って出ることが確認された。
二日目は、伊藤晃氏(労働運動研究家)による「戦後労働運動史と国鉄労働運動」と題する講演を受けた。この講演は、昨年11月の韓国における日韓理念交流での講演を元に、動労千葉の反合・運転保安闘争を戦後労働運動の歴史のなかに位置づけて論じられ、初日の闘争方針に大きな確信を与えるものとなった。
以下、伊藤氏の講演の要約する。
企業組合とその分裂―団結をどう組織していくのか
伊藤氏は、はじめに日本の労働運動の現況に触れ、新自由主義攻撃、原発災害という現実に対して、日本の労働運動が受動的であり、何も有意なことができていないという現状をどう変革するのか、という立場から戦後労働運動史を研究する必要性を感じ、この観点から総評敗北の過程、とりわけ組合分裂を阻止できなかったこと、そして反合理化闘争に失敗したことの2点に重点をおいて提起された。そして、このなかで動労千葉の運動にあらためて光を当てるものであった。
企業別組合が分裂していく過程として、第2組合が多数派になっていくもの、第1組合内の右派が組合をのっとっていくもの、そして左派組合自体が内部的変質をするものとがあるが、団結をどうつくりだしていくかという運動のつくられ方に問題があるのではないかという疑問を呈した。
その点は、’57年国鉄新潟闘争でも顕著に現れた。実質的なストライキ状態にまでもちこんだ現場の実力闘争を「労働者の弱さ」を理由にして収束させた総評・国労指導部への不信感、失望、組織の大動揺が結果として組織を弱体化させた。闘争の中で労働者の意識が変化し、強固な団結へと変わっていくことに確信をもてず、またそのように団結を高めていくことができなかった指導部のあり方が、第2組合を克服できない大きな理由ではないか。
団結の本質は、労働者の中に積極的・能動的な集団意志をつくることであり、その形成は、労資対立のなかで労働組合による労働者の共同の団結と連帯によって問題を解決するという選択をとる過程のなかでできていく。闘うことによって問題の本質が「わかる」という経験などを通して形成されていく。動労千葉が日常行っている運動がそれである。
反合理化闘争の可能性―動労千葉の闘い
三池争議など60年代を中心とした合理化の過程でも、合理化は「宿命」であり、仕方ないとした受動性と無為性のなかで敗北していった。しかし、マル生反対闘争の勝利と動労千葉の反合・運転保安闘争をみたとき、反合理化闘争の可能性をみることができる。とりわけ動労千葉の運転保安闘争が切り開いた地平は、一つは合理化や技術革新は必然ではないと明らかにしたことだ。技術は労資対立を越えた中立的なものではなく、合理化はむしろそれを進めようとする資本とこれに対する労働組合のぶつかり合いという労資対立の日常の中にある。
第2に、合理化はそれ自体の中に矛盾をはらんでいる。効率を求めスピード化を図ることと安全性の矛盾が生じる。この矛盾が事故を起こすことを動労千葉は闘いの中で発見した。船橋事故闘争で、事故原因は一般的に存在するのではなく、国鉄、企業がこの原因をつくった、その責任追及こそ大事なのだと合理化の矛盾を当局の責任として追及することができることを証明した。
さらに事故とその要因は、日常、目には見えないが、事故になる可能性が現場の労働者にはわかる。レール破断摘発闘争など、労働組合の役割として、それを社会に見える形にしていった。「技術」はそれを支える人間があって初めて成り立つ。「いつか事故が起きる。危ない」という労働者の感覚を科学に対置し、運動を行ってきた。こうした労働者の感覚を組織化しなくてはならない。動労千葉の闘いは巨大な労資対立の運動の最前線に位置する闘いだ。
2・15労働者集会に結集を!
国鉄1047名解雇撤回-JR全面外注化阻止・非正規職撤廃
2・15労働者集会に結集を!
◆2月15日(水)18時30分~ ◆錦糸町・すみだ産業会館
貧困・格差社会をもたらした新自由主義と対決し、労働者の未来を切り開こう!
われわれは、「2月16日」を絶対に忘れない!
「2月16日」。われわれは、この日を絶対に忘れることはできない。国鉄分割・民営化直前の1987年2月16日、7628人の国鉄労働者に対する新会社=JRへの不採用が決まった日だ。
明確な理由も無く、分割・民営化に反対した組合所属の組合員を狙い撃ちにした、不当極まりない解雇だ。それから25年目の歳月を迎えようとしている。
不当にJRへの採用を拒否された1047名の国鉄労働者は、解雇撤回・原職復帰を掲げて闘いぬいてきた。1047名闘争は、新自由主義がもたらした民営化と規制緩和、市場原理優先を推し進め、現在に至るまで労働者の権利を剥奪し続けてきた。こうした外注化・非正規職・雇い止めなどの攻撃の中で、青年労働者の夢や誇り、未来が奪われてきた。
「国鉄闘争の火を消してはならない」!
一方、こうした攻撃に対する怒りの炎は燃え上がり、世界中ではデモやスト、暴動となって広がっていた。日本においてもそれは同じだった。
しかし、2010年の「4・9政治解決」を攻撃の中で、国労本部や4者4団体は完全に屈服し、昨年6月末には1047名闘争の「終結宣言」を発し、7月には国労全国大会で規約改正まで行って、闘争団員を組合員から排除することまで行ったのだ。
こうした状況の中で動労千葉は、「国鉄闘争の火を消してはならない」と全国に呼びかけ、全国から多くの人たちが呼びかけ人となり国鉄闘争全国運動がスタートしたのだ。
これからが新自由主義と対決し、闘う労働運動を再建する本格的な闘いが始まるのだ。
外注化と徹底的に闘い、階級的労働運動を再生しよう!
こうした中で動労千葉は、JR東日本が今年4月1日から行おうとしている検修業務の全面外注化攻撃に対して、絶対に阻止することを掲げて闘い続けている。
1月10日には、京葉車両センターでの構内業務外注化に向けた訓練実施強行に対する時限ストを闘い、そして1月27日には検修職場全体でストライキに決起するとともに、運転士も含めた全組合員が非協力闘争を貫徹した。
労働組合が外注化を認めるということは、現場で働く労働者の仕事を奪い、出向を強要して、転籍や賃下げまで行き着くことも認めるということだ。こんなことを認めたら労働組合が存在している意味そのものがなくなってしまう。単なる会社の下部組織になってしまうということだ。
しかも重要なことは、鉄道業務は本体から切り離して委託することなど絶対にできないということだ。「偽装請負」そのものだ。JR東日本は、業務委託が法令違反であることを百も承知で推し進めている。
そして、JR東労組は、JR東日本から切り捨てられようとしている状況の中で、自分たちだけは生き残りたいとの思いから、業務外注化を率先して認めるという裏切りを行おうとしている。実際に京葉車両センターでの「1日勤」という何の意味もない外注化を、昨年末に裏切り、「修正提案」を受け入れ、自らの組合員を率先して送り込んでいる。
そして、この先、4月全面外注化攻撃に対しても、「大詰めを迎えている」とすでに公言し、実施に向けて裏切り策動に走っているのだ。
外注化は、青年労働者から仕事と職場を奪い、未来をも奪いさる攻撃だ。出向の先にあるのは「転籍」だ。
動労千葉は、出向協定も締結していない以上、出向を拒否して闘いぬく。
外注化を止める闘いは労働者の未来をかけた崇高な闘いと千葉運転区支部長は発言しました。まさに全産業で外注化を止める闘い、非正規職撤廃の闘いを実現することが今求められています。国鉄闘争全国運動の更なる飛躍をかけ、労働者の団結する力で未来を切り開こう。
2・15全国労働者総決起集会に、勤務者以外は全力で結集しよう!
国鉄分割・民営化で
不当解雇から25年
2・15全国労働者総決起集会
日 時 2月15日(水)18時30分~
場 所 錦糸町・すみだ産業会館
呼びかけ 国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動 (国鉄闘争全国運動)
発 言 全国運動呼びかけ人/1047名解雇撤回を闘う争議団・闘争団/全国各地で闘う仲間
※勤務以外、全力で結集しよう!
ウソと隠蔽で京葉車両C 構内業務の外注化を強行
JR千葉支社 CTS
ウソと隠蔽で
京葉車両C 構内業務の外注化を強行
「前進全ノッチ」投入問題ー「手がすべった」「ブレーキを当てていた」「本人も非常をかけた」ーウソと隠蔽の回答を行うJR千葉支社とCTS
1月27日、JR千葉支社は、京葉車両センターの構内入換業務について、「1日勤」の外注化を強行した。
しかし、今回の構内業務外注化強行は、全てが真っ赤なウソで塗り隠し、事実を隠蔽して行われた代物だ。
この間、日刊で報道したとおり、1月13日、京葉車両センターの洗浄線において、元管理者が列車の入換訓練を行っていたところ、一旦停止表示の手前で、本来ブレーキをかけなければならいないのに、「前進全ノッチ」を投入するという考えられない事態が発生した。これは、23年間もハンドルを握ったことがない者を、無理矢理外注化要員として駆り出したJR千葉支社と、業外注化を受託した千葉鉄道サービス(CTS)に全ての責任があることは明らかだ。
全ての責任は、無理矢理強行したJRとCTSにある
1月25日にJR千葉支社、翌26日にCTSとの団体交渉が行われた。JR千葉支社の回答要旨は以下のとおりだ。
千葉支社 担当者は、前進全ノッチを入れようとして入れたわけではない。ハンドルに手を添えていて、ちょっと力を入れたら全ノッチまで入ってしまった。205系は、ノッチが入りやすい車両であった。
本務が非常ブレーキをかけ、「一旦停止」手前で止まった。「一旦停止」手前で止まる認識はあった。
今回は、たまたま事象が発生したが、訓練中のことであり、指導するまでもない事情だと考えている。
また、CTSの回答要旨は次のとおりだ。
CTS 手が滑ってしまい、ハンドルが動いてしまった。状況は、訓練担当者は、「一旦停止」に向けてブレーキ2ノッチを当てていた。その時に、手が滑ってしまい「前進全ノッチ」まで入ってしまった。
本務が非常ブレーキをかけたが、訓練担当者も非常ブレーキを一緒にかけている。
しかし、JR千葉支社、CTSの回答は、真っ赤なウソであり、事実が隠蔽されていたのだ。
前進全ノッチ投入ーブレーキ緩めー一旦停止も通過
組合が、あらためて状況を確認したところ、次のとおりの事態が明らかになった。実際の経過はこうだ。
元管理者は、洗浄機の手前にある「一旦停止」付近まで列車を進めた。本来はここでブレーキをかけなければならないが、元管理者は「前進2ノッチ」を入れてしまった。本人は、あわてたためにさらにノッチを引いてしまい「前進全ノッチ」まで投入してしまった。
しかも、元管理者は、ブレーキを緩めようとした。
本務担当者は、元管理者がブレーキを緩める方向にハンドルを動かしていたため、ブレーキから手を離すように言って、直接、非常ブレーキをかけた。
列車は、「一旦停止」を通り過ぎ、洗浄機の手前まで行って止まった。
これが、1月13日に発生した事態の真実だ。
「ちょっと力を入れすぎた」?「手が滑った」?「『一旦停止』手前で止まった」?「元管理者も非常ブレーキをかけた」?
ふざけるな、全てがウソじゃないか。
調べればすぐに分かるようなことであるにもかかわらず、ウソにウソを重ね、しかも事実を隠蔽しようとしたのだ。ここまでして京葉車両センター構内入換業務「1日勤」の外注化を強行したということだ。
さらに、業務委託を強行した後も事態は深刻になっている。別の担当者は、出区点検後、転動防止を行わずに電車を離れるという事態も起きている。
細かく決められた内規や構内の実際の状況を把握するには相当の時間がかかるはずだ。長期間ハンドルを握っておらず、しかも京葉車両センターの構内運転を初めて行う者ばかりのため、数日の机上訓練で細かく規定された内規を覚えられるはずがないのだ。
ウソと隠蔽、偽装請負で固めて業務委託を撤回しろ!
さらに、委託された業務に関する列車の出区点検が終了した後、CTSの入換担当者が、JRの当直に、直接、出区点検が終了した旨の連絡まで行っているというのだ。
これは、明白な偽装請負だ。委託直後から、平然と偽装請負が行われている。これがJR東日本の業務外注化の実態だ。
ウソと事実の隠蔽、そして偽装請負によってしか成り立たない業務委託を無理矢理強行したために、今回のような事態が次々に発生しているのだ。
このままでは、重大な事故が発生しかねないことはハッキリしている。
JR千葉支社は、直ちに業務委託を撤回し、直営に戻せ!
千葉鉄道サービスは、業務の受託を撤回しろ!
4月全面外注化阻止!強制出向粉砕へ、ストライキで闘いぬこう!
動労千葉に結集してともに闘おう!
2・2最高裁に全力結集を!
最高裁による弁論再開-高裁判決見直しを許すな!
2・2最高裁に全力結集を!
予科生組合員の意見書を最高裁に提出(26日)
動労水戸判決が確定している以上、 JR東日本の不当労働行為は明白だ!
![]() 「意見書」提出にあたり、最高裁前に立つ予科生当該の関道利君、川村雅巳君と、広瀬理夫弁護士。 右手後方が最高裁(1/26、最高裁) |
裁判長・法廷も同じでありながら、判断が異なる?
最高裁は、動労千葉の運転士登用差別事件について、2月2日に弁論を再開するとの不当極まりない決定を行ってきた。
しかし、動労水戸事件では、JR東日本の不当労働行為を明確に認定し、08年12月18日に判決が確定しているのだ。そして、JR東日本も最高裁判決に基づいて、現在、4名を本線運転士として登用しているのだ。
しかも、重大なことは、動労水戸事件の決定を出した法廷と、動労千葉の運転士登用差別事件を担当しているのが最高裁第1小法廷で同一だということ、しかも、裁判長が櫻井龍子裁判官で同一なのだ。
小法廷も裁判長も同じでありながら、一方で不当労働行為を認定する決定を行っておきながら、もう一方に対しては高裁判決を見直すために弁論再開の決定を行うなどということは、本来あり得ないことだ。
動労水戸事件と動労千葉の運転士登用差別事件で決定的に違うのは、2010年の「4・9政治解決」前か、後かということだ。
「4・9政治解決」により国労本部や4者4団体を屈服させて1047名闘争については昨年6月に「闘争集結」を宣言させ、7月末には闘争団員の組合員資格さえも奪いさったのだ。
そして、その直後の8月3日には動労千葉鉄建公団訴訟においては、首切りの張本人である葛西証人(JR東海会長)の証人採用を拒否して結審を強行した。
こうした一切の攻撃は、分割・民営化を前後する過程で起こった不採用や様々な不当労働行為などなかったことにするために、一切のものごとにフタをしようというのだ。
25年を経ても、誰一人、運転士に登用されていない事実!
しかし、分割・民営化の過程で行われた不当労働行為は、隠しても隠し通せるものではない。その最たるものが予科生の運転士登用差別だ。
分割・民営化から丸25年を迎えようとしている今日まで、動労千葉に所属している予科生については、誰一人として運転士に登用さえれていないという事実を隠すことはできないのだ。
こうした事実がある以上、動労千葉の運転士登用差別事件も、動労水戸事件と同様に、JR東日本の不当労働行為を認定すべきなのだ。
こうしたことから動労千葉は、1月26日、最高裁に対して、予科生当該の連盟による意見書を提出した。この意見書は、予科生組合員の怒りがこもった心のそこからの訴えだ。最高裁は、分割・民営化以降、予科生が味わってきた不当労働行為の実態から絶対に目をそらしてはならないのだ。
2・2予科生運転士登用差別事件の最高裁闘争に全力で結集しよう!
4月全面外注化阻止へ、1・27ストを闘いぬく!
京葉構内業務外注化強行弾劾!
4月全面外注化阻止へ、
1・27ストを闘いぬく!
何の意味もない「1日勤」の外注化ー怒りのシュプレヒコールが響き渡る
組織拡大で反撃しよう!
![]() ←早朝で寒さ厳しい中、京葉車両センター正門前には、スト突入者や各支部組合員、支援する会の仲間など、100名が結集し、外注化強行を弾劾するとともに、他労組組合員に「ともに闘おう」と訴えた。(1月27日、京葉車両C) | |
![]() 正門前には「外注化阻止」の横幕が立ちはだかる! | |
![]() 抗議行動に結集した組合員、支援する会の仲間に訴える田中委員長。 | ![]() ↑幕張支部・山田支部長 |
![]() ↑銚子支部・渡辺支部長。 | ![]() ↑京葉支部・横尾君 |
![]() 指名ストを闘う千葉転支部・高橋君。 外注化阻止をともに闘い、基地再編攻撃粉砕! 5月運用開始阻止へ指名ストを貫徹するとの決意が語られた。 | ![]() |
| ↑青年部・渡辺書記長。「俺たちは絶対に外注化を阻止する。出向にはいかないぞ」との熱烈な決意が語られた。 |
←DC会館で行われたスト突入集会には150名が結集。4月全面外注化阻止へ2~3月を全力で闘い、この中で組織拡大を実現して外注化阻止、出向拒否で闘うことを確認 | |
津田沼支部、いすみ支部が定期大会を開催
ライフサイクル配転弾劾、組織拡大へ
津田沼支部定期大会開催

津田沼支部第36回定期大会が12月20日、DC会館において開催された。
大会は議長に滝君を選出し、「駅に出されたががんばっている。問題点を挙げて団交において会社を追及していきたい」とあいさつをおこなった。その後あいさつに立った相馬支部長は、「2月には滝君に続いて北嶋君がライフサイクルで配転させられ許せない。3・11で原発事故が起こり情勢が大きく変わった。外注化もわれわれの闘いで止めているが来年は勝負になる。また基地統廃合問題で銚子をはじめ千葉転もストに立ち上がって闘いぬいている。津田沼支部も全面的にバックアップしていきたい。組織拡大も運転士2名になって厳しい状況ではあるががんばっていきたい。エルダーの闘いも含めて総決起体制をつくっていきたい」と決意をこめておこなった。議事では経過、方針、予算等の一括提起を受けて質疑をおこなった。
主な質疑
・輸送混乱時に指令から構内に無理な臨入・特発の依頼がくる。
・構内は点呼時間が3分しかとっていない。
・構内Aが当直対応のようなことをやらされるのはおかしいのではないか。
・CTS千葉東事業所は食事する場所がない勤務地があるので改善を。
・CTS津田沼事業所では排水の不備で作業場付近の石けんによる手洗い場が無くなってしまった。衛生面を考えると問題だ。
・津田沼駅で休日出勤をさせているにもかかわらず研修がある。そこまでしてやる必要があるのか。
・ライフサイクルで駅に行かされているのに改札をやらせるのはおかしい。
・駅では新人に業務を教育する体制がない。
・駅付近に踏切がないのに踏み切り訓練をさせられた。
市長選、町議選を闘い大きな成果の1年
いすみ支部が定期大会を開催
昨年12月20日、民宿・恋塚荘において、いすみ支部第25回定期大会が開催
された。いすみ支部は全員がエルダーながら意気軒昂でますます闘志を燃やし、団結を強化している。
冒頭あいさつに立った照岡支部長は、
闘いに継ぐ闘いの連続だったこの1年の奮闘をねぎらいつつ、「われわれはこの1年、外注化攻撃や基地統廃合攻撃に立ち向かい、外注化を阻止する大きな成果をかちとることができた。
1047名闘争では国鉄闘争全国運動の発展に向けて全力で取り組んできた。
また、地元支部として2月勝浦市長選、9月の御宿町議選を闘いぬいた。勝浦市長選は残念ながら水野さんを市長に押し上げることが出来なかったが、自民党を相手に真正面からの闘いで市内を席巻し大きな旋風を巻きおこした。連日連夜の取り組み本当にご苦労様でした。
いすみ鉄道は当面の存続が決定されたが、今後も廃止議論が起こりかねない状況下にあることは変わらない。沿線住民に公共交通機関として、またわれわれの働く職場を守る視点から存続を求める取り組みをさらに強化しよう」と訴えた。続いて本部から田中委員長のあいさつ、執行部から方針案提起を受け活発な討議が行なわれ、満場一致方針案を採択。次のとおり新役員が選出された。
その後、席を移して和気あいあいのうちに懇親会が開催され、大会は大成功のうちに終了した。
京葉構内外注化阻止 1・27ストライキ
京葉構内外注化阻止!
1・27ストライキへ!
数日の間に速度違反が連続して発生
1月18日付の千葉支社の指導情報70号によれば「京葉車両センター構内で内規に定める制限速度を超過した事象について」として2件の速度超過があったことが掲示されている。1月13日の速度超過は、一旦停止の場所で止まらずに前進全ノッチを入れるという重大な事態が起きたその直前に起こっており、1日に2度も同じ箇所で入るときと出るときにおこっているのだ。そして16日にも、全く同じところで別の訓練者が同様の事象を起こしているのだ。速度超過の事象は、どちらも洗浄線から洗浄機を通って西群線にいく場合に車両が洗浄機を通り過ぎるまで10㎞以下で運転しなければいけないところを10㎞以上で運転し、本務の運転士からブレーキを扱われるか口頭で指示されたものだ。全く運転の基本がなっていないと言うしかないことが起きている。
しかし、同じ13日に同じ担当者が一旦停止の場所で止まらずに前進全ノッチを投入したことは全く情報として出されていない。これは同様な事象がこの間の訓練の中で多発し、隠しきれなくなって指導情報という形で今回の2件の事象を出し、一旦停止で全ノッチを投入したことは隠し通して何とか訓練を続けようとしている事の表れだ。
今回の外注化にあたってかき集めた担当者は、二十年以上もハンドルを握っていないか、千葉支社自らが事故を起こしたことにより乗務をおろした者ではなのだ。ここに今回の外注化の無理とデタラメさがはっきりとなっている。しかも今回の訓練では入換訓練に6日、その他の実技訓練に8日とたった2週間の訓練で済ませ、JRが見極めをおこない外注化を強行しようとしている。全くデタラメな訓練であり、外注化だ。
こんな事を行っていたら重大事故が起こる事は明らかだ。しかし、千葉支社はこれらの事象があっても、見極めを通して1月27日からの外注化を強行しようとしている。まさに外注化の為の外注化であり、ただ全面外注化のためにCTSでの実績を作るためだけの外注化なのだ。
動労千葉は、この京葉構内の外注化に絶対反対だ。全面外注化にも絶対反対だ。
われわれは、1月27日、下記のとおりストライキに起ち上がる。京葉車両センターでの外注化を止めよう。全面外注化を阻止しよう。今、起ち上がれば全面外注化は止めることが出来る。動労千葉に結集し、共に闘おう!
京葉構内外注化阻止 1・27ストライキ戦術 当日の行動 |
JR東日本-「駅業務委託のさらなる推進」を提案
「駅の規模に関わらず」外注化を実施
これで鉄道の安全が守れるのか!
JR東日本は、1月11日、動労総連合に対して、「駅業務委託のさらなる推進について」の提案を行ってきた。
提案は、「『NF(ニューフロンティア)2008における今後の駅のあり方』を踏まえ」とした上で、
① 東京、横浜、八王子、大宮、千葉支社では、駅の規模に関わらず、乗客の利用実態や駅の業務実態等を総合的に勘案し、駅業務委託を推進する
② 高崎、水戸、仙台、盛岡、秋田、新潟、長野支社では、エルダー社員やJRからの出向者のほか、委託先会社で採用するプロパー社員も従事する
というものだ。
また、「乗客の利用実態」については、乗客が通勤・通学で使用する駅か、あるいは観光客が中心の駅かどうかなどを勘案するとしている。「駅の業務実態等」については、運転取り扱いを行っている駅かどうか等を勘案するとしており、今回の提案では、運転取り扱いの考え方を取り払う考えはない旨の説明が行われた。
実施時期は、今年4月1日以降、準備でき次第としている。
また、具体的な委託実施箇所や委託業務量等については、各支社において別途提案するとしている。
「中規模以上の駅」を含めて駅業務を全面外注化
今回の「駅業務委託のさらなる推進」提案は、「NF2008における今後の駅のあり方」(NF08今後の駅のあり方)により実施されてきた駅業務の委託のあり方について、「駅の規模に関わらず」と提案することで、駅業務委託に関する制限を取り払うというものだ。
「NF08今後の駅のあり方」では、首都圏(東京、横浜、八王子、大宮、千葉)の各支社において、乗降客2万人以下の「比較的小規模な駅」を対象にして駅業務の一括委託が行われてきた。そして、「中規模以上の駅」には契約社員(グリーンスタッフ)を次々に導入してきたのだ。
しかし今回の「駅業務委託のさらなる推進」提案は、「比較的小規模な駅」の委託が終了したことから、今後は、「中規模以上の駅」という考え方を取り払い、「駅の規模に関わらず」に駅業務の委託を実施するというものだ。
駅業務委託に関する制限を取り払うー駅長配置駅も委託対象
しかも提案時にJR東日本は、「『駅の規模に関わらず』ということは、駅長を配置している駅であっても、条件が整えば、駅長も含めて委託することになる」「その場合には、駅長も含めて出向になる」との考え方を示してきた。
さらに、現在、JR東日本は、駅→車掌→運転士への昇進ルートを基準にしているが、今回の提案により駅業務の委託が実施された場合、新規採用者が配置される駅そのものがほとんどなくなってしまうため、新規採用者等は、就職後、一旦、駅業務委託先の会社に出向し、そこで駅業務を習得することになってしまう。
これでどうやって鉄道の安全を守れというのだ。
また、提案では、「委託先会社で採用するプロパー社員も従事する」としているが、これは、契約切れになるグリーンスタッフ(契約社員)を委託先会社で雇い入れて駅業務に従事させることも含まれていおり、形式上は働き続けるようになるが、賃金を含めた労働条件のさらなる切り下げにつながることは明らかだ。
運転士・車掌を除く全ての部門の外注化が狙い
この間、設備部門(保線、電気、信号・通信、土木、建築)が全面外注化され、そして今、検修・構内業務の全面外注化攻撃との攻防が闘われている。その中で、今回の「駅業務委託のさらなる推進」が提案されたわけで、これで、運転士、車掌を除く全ての部門の外注化が出そろったことになる。これらが全て実施された場合、現場で働く労働者はほとんどが出向に駆り立てられることになり、JRに残るのは現場のほんの一部と、管理者だけになるということだ。これでどのようにして列車の安全を確保し、運行し、そして乗客の安全を守れというのだ。
労働者から職場と仕事を奪い、賃下げを強行するJRを許すな
もう一方、JR東日本は、今年4月1日から「新人事・賃金制度」導入を狙っている。これも管理職以上を大幅に優遇し、一般の労働者はほとんどが賃下げになる制度だ。こうしたことを考えれば、「新人事・賃金制度」は鉄道業務の全面外注化を前提にした制度だ。
鉄道業務の全面外注化とそれによる強制出向、さらに「新人事・賃金制度」による労働者への賃下げ攻撃を平然と行おうとしているJR東日本を絶対に許すことはできない。
業務委託阻止、「新人事・賃金制度」撤廃へ、職場での団結を強化して闘いぬこう!
組織拡大の闘いをさらに推し進め、動労千葉の闘いを強化・拡大しよう!
2・2最高裁闘争に全支部から全力で結集しよう!
予科生等運転士登用差別事件の「弁論再開」弾劾!
2・2最高裁闘争に全支部から全力で結集しよう!
不当労働行為の張本人=JR東日本と徹底的に闘いぬこう!
業務外注化阻止ー組織拡大で反撃だ!
最高裁は、動労千葉の「予科生等運転士登用差別事件」に対して、「弁論を再開する」「期日を2月2日に指定する」との決定を行ってきた。これは、東京地裁での逆転勝利判決を見直そうという絶対に許すことのできない反動攻撃だ。2月2日の最高裁弁論に全力で結集し、反動攻撃を吹き飛ばそう!
そして、不当労働行為の張本人であるJR東日本を徹底的に糾弾し、職場から反撃しよう!
動労水戸事件では組合側勝利が最高裁で確定している!
最高裁が弁論を再開するためには、憲法違反や法律の解釈に誤りがある場合などに限られている。
しかし、動労千葉の運転士登用差別事件では、憲法違反の問題には当てはまらないことは明らかだ。そして、法律の解釈の点で考えてみても当てはまることは絶対にない。それは、同種事件である動労水戸の運転士登用差別事件においては、JR東日本の登用差別=不当労働行為を明確に認定しており、08年12月には最高裁で組合側勝利の判決が確定しているのだ。最高裁で確定した判決は法律と同じであることを考えれば、動労千葉の運転士登用差別事件において法律の解釈に誤りがあるなどということはあり得ないのだ。
JRの上告理由書=ウソとペテンで塗り固められた主張
最高裁が「弁論再開」を決定するにあたっての「理由」としたのが、JR東日本が提出した上告理由書だ。しかしその中で主張されていることは、差別=不当労働行為の事実をウソとペテンで塗り固めたものばかりだ。例を挙げてみると、分割・民営化以降、運転職場から駅等に大量の運転士が配転されたが、この駅に配転されていた運転士60人を運転士に発令し、その中に動労千葉の組合員23名が含まれていたから、動労千葉を運転士から排除しようとしたことはないから不当労働行為ではない、と主張しているのだ。
しかし、運転職場から駅等に強制配転された運転士については、JRとの確認の上で一定の期間を見て交代で運転士に戻っていたのであり、しかもJRが言う「発令」とは駅から運転士への異動に伴う発令であって、予科生の運転士登用に関する発令とは全く次元の違う問題だ。事実をごまかしているのだ。
予科生の運転士登用差別は動労千葉と動労水戸だけ!
また、労働委員会や裁判でJRの不当労働行為が3件確定していることについても、「3件のみ」で判断するのは間違いだ、動労水戸の運転士登用差別事件には別事件だから関係ないと主張しているのだ。
本来、不当労働行為とは、1件もあってはならないのだ。さらに予科生の登用差別は千葉と水戸だけで発生しており、動労水戸事件が最高裁で確定している以上、関係ないなどということは絶対にないのだ。
しかし、最高裁は、こうしたウソとペテンで塗り固められたJRの主張を弁論再開の「理由」としたのだ。絶対に許せない。言語道断だ。
今回の最高裁による弁論再開は、1047名闘争に対する「4・9政治解決」攻撃と同様に、労働組合を屈服させて分割・民営化の時には不採用=解雇の問題はなかった、運転士登用差別の問題はなにもなかったことにしようとしているのだ。
しかも動労千葉は、1047名闘争を闘いぬくとともに新たに国鉄闘争全国運動を呼びかけて労働運動復権の最先頭で闘いぬくとともに、職場では検修・構内業務の外注化を10年以上もストップさせ、今、現在も真正面から闘いぬいている。こうした動労千葉に対して、これ以上の勝利を与えてはならないとの意志の下で運転士登用差別事件に対する「弁論再開」という新たな攻撃に出てきたのだ。
この攻撃に対するわれわれの方針は明確だ。「弁論再開」攻撃を徹底的に弾劾し、あらためて最高裁での勝利判決獲得に全力を挙げて闘うことだ。そして、団結をさらに強固にして職場におけるJRとの闘い、外注化攻撃絶対阻止の闘いを貫こう。
そして、この闘いの渦中で、組織拡大を勝ち取ることが最大の反撃になるだ。
2・2最高裁闘争に、全支部から全力で結集しよう!
| 予科生等運転士登用差別事件 2・2最高裁闘争について 日 時 2月2日(木)13時30分から |










